蕨市議会:3月定例会が終わりました。

先週、蕨市議会の令和4年(2022年)3月定例議会が終了しました。

市議会の定例議会は、3,6,9,12月と、年に4回開かれます。
各回は、ほぼ一ヶ月間に及びます。

このうち、3月定例議会は、その翌年度の予算案を審議して決めるために、最も重要であり、忙しいものとなります。

 

 

蕨市webサイト:当初予算書について
https://www.city.warabi.saitama.jp/shisei/zaisei/kouhyo/1002880.html

3月定例議会で確定した、令和4年度(2022年度)予算は、↑こちらのページに掲載されております。

 

 

ボリュームが多いので、これ全部に目を通すのはなかなか大変なのですが、

ダイジェスト版に相当するものが↓

蕨市webサイト:令和4年度 蕨市当初予算(案)概要 (PDFファイル)

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※注 上記では「予算案」と表記してありますが、3月定例議会によって確定しておりますので、「案」ではありません。

ダイジェスト版と申しましたが、新規案件を中心に記載したものです。
継続案件は、重要かつ大規模なものであっても書いていないものもあります。

 

 

それでは、次のエントリ以降で、令和4年度(2022年度)予算のポイントについて解説していきましょう。


地域コミュニティ・ボランティア団体役職の後継者難解決のためには、任期制の徹底を

先日、とある地元のボランティア団体のリクルーターに、うちに入らないか、と誘われたんですよ。

その団体の活動はかなり公的な性格が強く、メンバは能力的にも経験的にもそれなりのスペックが求められるものだったので、声を掛けていただいたのは、とても光栄なことでした。

しかしながら、諸事情により、お誘いは辞退しました。

 

 

地域密着の市町村議会議員という存在は、この種の地域コミュニティ団体やボランティア団体の役を引き受けないかと、よく誘われます。
既に私もいくつか引き受けている役職もあります。

伝統的に、目立ちたがりの人や、世話好きな人が多いことによるものです。その種の役職を引き受けることが、自らの次回の選挙活動に役に立つと考えて、積極的に引き受ける人も多いようです。

まさか、暇だと思われていたり、声を掛ければ断れない与し易い相手だと思われているわけでも無いと思います。

 

 

辞められないリスク

この種の、町会などの地域コミュニティ組織の役職や、ボランティア団体の役を引き受けるに当たって、多くの人が最も不安に思うのは、

「辞めたくなった時に、辞められなかったらどうしよう!?」

という、辞められないリスクではないでしょうか。

 

  • 規約上の任期が決まっているとしても、事実上、自動更新が当たり前となっている。
  • 規約上の任期が終了しても、「では、辞めます」とは言い出しにくい。
  • 周りのメンバが自分より高齢かつ長期に渡って活動している場合だと、尚更、任期が終了したことを理由に辞めにくい。
  • 病気で倒れるまで辞められない。
  • どうしても辞めたい場合は、自ら後継者を探してこなくてはならない。
  • 当然、皆尻込みしてしまい、後継者なんてさっぱり見つからない。

 

私の周りの地域コミュニティ・ボランティア団体を見渡すと、こんなのばっかりです。

これでは、役を引く受けたくないですよね。

生涯に渡って拘束されて、倒れるまで辞められないなんて!

 

 

 

辞められないリスクによる、各団体の役職後継者難

その結果として、どこの地域コミュニティ・ボランティ団体でも、「人がいない」と、後継者難に喘いでいます。

 

人がいないはずはないんです。

これだけ、豊かな社会となり、元気なお年寄りや、暮らしに余裕がある人が増えたのですから。

 

1,2年程度の規約上の任期 1クール程度なら、お試しみたいな感じで引き受けてもいいかな、という人は、潜在的にはたくさんいるはずなんです。

 

 

 

役職の任期制の徹底を

辞められないリスクが、「任期1クール限定ならば引き受けてもいい」という人を排除してしまっているのです。

辞められないから、後継者が見つからない。
後継者が見つからないから、辞められない。
これは負のスパイラルですね。

 

そうであるならば、

  • 任期制を徹底する。
    任期が来たら、全員スパッと辞める。
  • 但し、再任は妨げない。やりたい人は続けてもいい。あくまでも例外として。
  • つまり、デフォルト:自動更新から、デフォルト:任期徹底へ。
  • 後継者は、その役の人が自らの責任で探すのではなく、組織みんなで探すことにする。

 

このような運用に切り替えるだけで、後継者難はかなり緩和されると思いますね。

 

 

 

それでも後継者が見つからなかったらどうするか?

そのような皆から見放されてしまったような組織は、歴史的意義を終えたとみなすことができますので、解散すればいいのではないでしょうかね。嫌々ながらダラダラと続けていても意味ないと思います。


蕨市錦町:大日本印刷工場の東南、双葉酒店のある交差点に交通信号機設置

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わらびりんご通り(都市計画道路 元蕨法華田線)と都市計画道路錦町松原線の交差点、

大日本印刷工場の東南、双葉酒店がある交差点

に、新たな交通信号機を設置する工事が始まりました。

 

こちらです。

 

 

錦町土地区画整理事業の進展、わらびりんご通り、錦町松原線の開通とともに、交通量が日に日に増えており、通学路でもありますので、危険が増していました。

信号機設置に向けて活動を続けたかいがありました。

 

令和4年(2022年)3月8日 追記

3月25日(金)に供用開始とのことです。


蕨市議会:ロシアによるウクライナへの侵攻に対する抗議決議

蕨市議会からのお知らせ

当サイトではJavaScriptを使用しています。検索機能を利用するためには、JavaScriptをonにしてください。 本文へ移動 ロシアは、我が国を含む国際社会が強く自制を求める中、本年2月24日、ウクライナに軍事侵攻した。 …

令和4年(2022年)2月24日の、ロシアによるウクライナへの侵攻を受けて、3月2日、蕨市議会では全会一致により抗議決議を行いました。

 ロシアは、我が国を含む国際社会が強く自制を求める中、本年2月24日、ウクライナに軍事侵攻した。
ロシアの力による一方的な現状変更は、ウクライナの主権と領土への重大な侵害であり、国際社会の平和と秩序、安全を脅かし、かつ明らかに国際法・国連憲章に違反する行為であり、断じて容認することはできない。
よって、本市議会はロシアによるウクライナへの攻撃や主権侵害に対し厳重に抗議の意を表するとともに、ロシアに対し、ウクライナからの即時撤収、国際法・国連憲章を遵守した対応を強く求める。
以上、決議する。

 

私個人的にも、改めてロシアのウクライナ侵攻を非難致します。

 

 

 

ところで、以下、私見ですが、

「ロシアによるウクライナ侵攻は、プーチン大統領ただ一人が悪いのだ」という論調を目にすることがあります。

ロシア国内にも戦争反対の声がソーシャルメディア上に投稿されていたり、デモ活動が行われていることを傍証として、ウクライナ侵攻はロシア国内では支持されておらず、プーチン大統領ただ一人が暴走しているだけだ、というロジックです。

先の私のエントリで述べた通り、この度のウクライナ侵攻は、「緩衝地帯を求めて、ウクライナのNATO加盟を阻止する」という、ロシアの論理に基づくものであって、それなりのロシア国内の世論の支持を得ているのではないかと、私は分析しております。仮にプーチン氏に変わる次なる政権が出てきても、大きな方針は変わらないと思料。

この戦争の落とし所をどうするか?これはけっこう難問です。

ロシアを追い詰め過ぎると、ほんとに彼らは戦術核使いかねません。

「いかにしてロシアに戦術核を使わせないようにするか」というのが、ロシア制裁を考える上で、かなり重要なのではないかと思います。