政治団体収支報告書を出しました。

こんにちは。
今日はぽかぽか暖かいですね。
私はいろいろなものにアレルギー反応があり、けっこう酷めの花粉症なのですが、今年は辛抱たまらず初めて薬を飲んでます。普段、ほとんど薬を飲まないゆえによく効き、1日3回推奨の薬が、1回分で丸一日効果が続いているので安上がりで助かってますw
ついでに言うと、蕨市役所内は(おそらく)ハウスダストが酷く、一年中くさめ鼻水が止まりません。

さて、昨日2014年3月27日(木)は、私自身の政治団体である ほやたけし後援会と、会計を務めている自民党蕨支部の政治団体収支報告書を、埼玉県庁に提出してきました。

書き方には独特のルールがある上に、一年に一回しか作らない書類なので、だいたいにおいて一年前に指摘されたことはすっかり忘れていて、記入漏れやら添付資料漏れやらがあったりするのですが、今年はミス・漏れ無く一発で受理されました。

 

政治資金というと、
つい先頃は猪瀬直樹 前都知事が、徳洲会グループから5千万円を受け取っておきながら収支報告書に記載していなかったとの公選法違反で略式起訴されました。
また、ここ数日は、渡辺喜美 みんなの党代表が、DHC会長から合計8億円を借りて(?)収支報告書に記載していなかったことが問題になっています。

法的には、このお金がプライベート目的で使用するために受け取った(もらった or 借りた)のであれば、政治資金ではないので、公選法上の収支報告書に書く必要はなく、公選法上は合法です。(但し、別途、税務上の問題は発生します)

プライベート目的ではなく、政治目的で使用するために受け取った(もらった or 借りた)のであれば、受け入れ側のシェルは必ず政治団体でなくてはならず、従って、公選法上の収支報告書に書く必要があり、公選法上は違法となります。

 

 

自民党系の地方議員レベルだと、選挙の時は陣中見舞いをいただきますが、平時においてはお金を寄付・カンパしてくれたり、貸してくれる人など皆無なので、私の政治団体である ほやたけし後援会は、3年連続で収入ゼロ/支出ゼロとなっています。

 

県内の全ての政党支部、国会議員、県議会議員、市町村議会議員は、自分の政治団体(資金団体)を持っているはずで、その収支報告書は、県のwebサイトに載っています。
埼玉県:政治団体の平成24年分収支報告書の公表について


【蕨市議会】2014年3月定例会 一般質問のケーブルテレビ放送日の件

さて、ただ今、蕨市議会では、2014年3月定例会の最中です。
明日3月25日(火)が、閉会日(最終日)となり、全ての議案の討論、採決が行われます。

私の所属する会派 保守系会派:新生会は、予算案を含む全ての議案において、特に討論はせず、採決においては賛成予定です。他の会派の中には、討論したり、採決で反対しそうなところも出てきそうな雰囲気もあります。

 

会期中に行われた一般質問のうち、私の部分の、蕨ケーブルビジョンWINKにおける放送日時は、以下の通りです。

2014年4月4日(金)
14時~/19時~
(各回、内容は同じ)

尚、蕨市議会では、ustreamでの配信、アーカイビングは行っておりません。

蕨市議会 2014年3月定例会一般質問の蕨ケーブルビジョンWINK放送日


【蕨市】西小卒業式がございました。

本日2014年3月24日(月)、蕨市立西小学校の卒業式がございました。
ぽかぽか暖かく、天気に恵まれてよかったですね。

卒業生諸君、保護者の皆様、誠におめでとうございました。

卒業生は、
2クラス
男子34名、女子32名
でした。

 

先日行われた中学校の卒業式では、当たり前ながら、みんな同じ制服姿ですが、小学校の卒業式は、いろいろな服装なので見ていて面白いです。

男子は、中学校の制服のズボン+白ワイシャツ+紺系のカーディガンという格好が何故か多いですね。

女子の方がカラフルで、中には、大学生の卒業式でよく見かけるような袴姿の子もいます。
何故か、モノトーンのチェックのスカートが多いです。

 

式の中で、私 ほやたけし(保谷武)は、市議会を代表して、議長代読の祝辞を申し述べさせていただきました。
まあ概ね卒業生にとってはつまらない話で、だいたいにおいて聞いていないと思いますが。

そう言えば、私自身の昔の卒業式を振り返ってみると、来賓の市議(市長だったかな?)が、スピーチの中で学校の名前を間違え、最後まで気付かずに何度も連呼していたことが思い出されます。

西小卒業式でした。


天津風艦長の本読みました。


森田友幸, 2004, 『25歳の艦長海戦記―駆逐艦「天津風」かく戦えり』 , 光人社

 

さて、みんなが大好きな艦これにおいて、来月のアプデで駆逐艦天津風が実装されるらしいので、どんな艦なのか調べているうちに、この本にたどりついた。

 

陽炎型駆逐艦9番艦天津風は、後に駆逐艦島風に採用される高温高圧ボイラーを試験的に搭載していた。天津風の最大速力は35ノット、島風は40ノット。この高温高圧ボイラーは、商船改造空母飛鷹、隼鷹にも搭載された。

 

島風、飛鷹、隼鷹と陽炎型駆逐艦雪風、不知火で艦隊を組んでみました。 (何故かついうっかり軽巡川内も入ってしまった。)
zekamashi(c)DMM.com
(c)DMM.com

 

本書は、天津風の最後の艦長である森田友幸大尉の手記である。

 

当時、駆逐艦艦長としては25歳という年齢は、帝国海軍の中でも最年少だったようだ。今の海上自衛隊で、最早で25歳でどこまで出世できるかどうか分からないが(期間1年間の幹部候補生学校を卒業するのが23歳として、その時点で三尉)、護衛艦の艦長は二佐以上のはずなので、25歳で艦長は無理だと思う。

 

森田艦長がシンガポールにて艦長を拝命したときは、天津風は艦首を破断して、応急艦首をつけたのみの状態で、内地に回航して本修理をせざるを得ない状況だった。

 

天津風は、油などの様々な物資を、シーレーンを通って内地に運ぶ商船コンボイの護衛としてヒ88J船団に、駆逐艦、海防艦数隻とともに編入される。

 

天津風が速いと言っても、コンボイは荷物満載の商船のスピードに合わせて10ノットくらいで進む。シンガポールを出発したヒ88J船団は、米国の航空部隊と潜水艦の攻撃を受けて商船が全滅して失敗。 次いで天津風は、香港にて同じように組織された商船コンボイ、ホモ03船団に編入されるが、これも同じように米国に攻撃されて商船は全滅。天津風は敢闘して沈没は免れたものの、修理不可能なダメージを受けて、厦門にて自沈処分することとなった。

 

本書は、戦後数十年を経てから認められたもので、それだけに、かなり艦長の個人的考えが率直に書いてある。

 

 

戦略レベルで、大艦巨砲主義、艦隊決戦主義に固執した失敗

既に言い尽くされたことではあるが、マレー沖海戦において史上初めて航空戦力のみで当時最新鋭の戦艦プリンス・オブ・ウェールズとレパルスを含む英国東洋艦隊を撃破し、大艦巨砲主義に終焉を告げさせしめたにもかかわらず、時代遅れの大艦巨砲主義、艦隊決戦主義に固執してしまった帝国海軍上層部を批判している。

 

個人的な考えだけど、 艦隊決戦にはロマンがあり、航空戦は飛び道具を使った、あくまでも補助的なものであり、どちらかと言えば邪道、という考え方があったのではないかと思う。

 

これは、日本人のメンタリティに照らし合わせると、何となく理解できる。

 

織田信長が長篠の戦で我が国史上初めて鉄砲を使った戦いを行い成功をおさめたが、後に続いて鉄砲兵力の増強に努める武将が出てこなかったのは何故なのか?

 

やはり、鉄砲を使った戦いは、あくまでも補助的なものであり、どちらかと言えば邪道、という考え方が支配的だったからだと思う。

 

一対一の騎馬戦の方がかっこ良くてロマンがあるし。 戦国時代の各武将は、長篠の戦の情報を集めて正確に分析し、鉄砲を使う戦い方が効果が高いと理解しつつも、ロマンを求めて己の美意識に酔いがちで、従来の戦い方を捨てることは出来なかった。

 

大東亜戦争における帝国海軍上層部も、航空戦、潜水艦戦が効果が高いと理解しつつも、従来の戦い方を捨てることは出来なかった。

 

戦術レベルでも、対航空機戦、対潜水艦戦への備えをまったくしていなかったことの失敗

トップや幹部連中が愚かでも、バカげた命令指図をてきとうにこなしつつ、現場レベルで創意工夫していつの間にか改善改良を加えていくのが、日本の組織の優れたところ。

 

大東亜戦争当時も、帝国海軍の現場レベルでは、対航空機戦、対潜水艦戦の備えをしないことには、一方的にやられるばかりで話にならないことは分かっていた。

 

ヒ88J船団、ホモ03船団が組織された当時、シーレーンの制空権は既に敵方に握られており、敵方の潜水艦もうようよしていた。 しかし、天津風を含む帝国海軍の護衛艦隊は、航空機に対しては、レーダーを積んでおらずに目視のみ(レーダーは1930年代に実用化されている)、武器はまともな高射砲はなく機銃中心、沿岸の基地からの航空機による空対空の支援もほとんど期待できず、高高度爆撃に対しては為す術無し、という状況だった。著者は、魚雷を空に向かって発射できたらいいのになーと思った、と書いている。潜水艦に対しては、ソナーは無く(ソナーも当時は既に実用化されている)、敵方の潜水艦がほんの一瞬浮上して潜望鏡が海面に浮かぶのを目視で探すことだけしかできなかった。武器としては爆雷は持っていたが、勘で投げるだけ、みたいな感じだったようだ。

 

対航空機戦、対潜水艦戦ともに、道具がなければ訓練もしておらず、これでは相手にならない。 どんなに現場が優秀でモチベーションが高くても、そもそも道具がなければダメだ。 著者は、ヒ88J船団もホモ03船団も、失敗するべくして失敗したと、作戦を立てた上層部を批判している。

 

古い考えに固執してしまった原因

私見だけど、 当時の帝国海軍のように、状況の変化を正確に理解しつつ、間違っていると分かっていながらロマンを求めて時代遅れの古い考えに固執してしまう失敗は、我が国の様々な組織で日常的に起こっているし、今後もなくならない、と思う。

 

国民性とか民族性みたいなものに根ざすものは、100年、200年単位では変わらない。

 

どうすればいいか?

 

(これは国民性、民族性とは関係ないが、)人は、年を取ると、新しいものを理解出来なくなってしまう。

 

これは、知性とかその人の努力が足りてる/足りてないとは関係ない。

 

そもそも、年を取ると、誰でも、新しいものを理解出来なくなる。 世の中の大きなトレンドが変化しているという事実を感じ取ることは出来るし、新しいテクノロジと、それを背景にした新しい思想、方法論が生まれている、ということまでは理解出来る。しかし、その中身を理解することは出来ないし、ましてや、それを使いこなすことは出来ない。

 

例えば、私は、ネット業界のマーケティングと事業開発が本業なので、一通り業界トレンドはおさえるようにしているけど、実は未だにソシャゲのどこが面白いのかよく分からないんだよね。たぶんこれからも理解できることは無いと思う。 90年代末に勃興したネット業界は、私の世代がほぼ最高齢くらいで、今、中心的に活躍している世代は私よりはるかに年下の世代なので、やっぱりライフスタイルも考え方も全然違う。 ガンホーのパズドラのどこが面白いのかさっぱり分からない。 サイバーエージェントのガールフレンド(仮)はかろうじて面白さが理解出来るけど、あれはソシャゲというよりもギャルゲーの範疇で捉えるべきものだと思っている。

 

既得権が存在しないネット業界であれば、年功序列要素は皆無で、リーチとかユーザ数とか売上高とかの数字が全てである。お金だけではなく、世の中にどれだけインパクトを与えたか、人々の暮らしを変えたか、ということも高く評価される(例えば、twitterなんか未だに赤字だけど、社会を良い方向に変革したサービスだとしてとても高く評価されている)。これらはすべて定量的に評価できる。

 

新世代が数字の結果を上げていれば、自ずと結果を出せない旧世代は舞台から退場していくことになる。

 

しかし、定量的なKPIを持っていない領域であれば、ましてや年功序列要素がある領域であれば、世代交代は起こりにくい。特に官僚組織はこのようになりがち。

 

知恵は蓄積していくし、年を取れば取るほど、おおむね深まっていく。
(退化していく人もいるとはいるけどねw)

 

しかし、知識は理解できないものはどんなに努力しても理解できないし、使いこなすことは出来ない。

 

旧世代にできることは、新世代の邪魔をしないようにすることだけだ。

 

一般的に「知識はお勉強すれば学べるけど、知恵は経験を積んで体得していくしか無い」と思われているけど、実はこれは逆であることが分かる。

 

知恵は、逆に言うと、経験さえ積めば年齢に関係なく体得するすることができるし、あるいは、知恵を持った人物を参謀/顧問/社外取締役/メンター/相談役などの形で雇って、適宜相談して分けてもらえばいい。

 

しかし、テクノロジに関する知識は、分からない人はどんなに努力しても分からない。それを理解して使いこなすためには、センスが必要だ。

 

たぶん、よその国民、民族では、力を持っている旧世代が、自ら身を引いて(あるいは何らか別の方法で)優秀な新世代に世代交代していくメカニズムを内在的に持っているのだと思う。

 

我が国の組織は、これを持っていない。

 

この辺り、比較文化論的な視点で、よその国民、民族ではどうやって解決しているのかを調べて、うまく日本に取り入れることができればいいのにな、と思いました。

 

と、ここで、日露戦争当時の秋山真之の年齢を調べてみたら、なんと!36歳だった。 我が国の官僚組織でも、優秀な若手を登用することが出来ない訳ではないんだな。


荒川河川敷のスポーツ愛好者間の諸問題

さて、私は実はチャリがけっこう好きでして、昨日は、彩湖で行われたTOKYOエンデューロRiver Stage 2014 in 彩湖・道満グリーンパークの4時間チームエンデューロに参戦してきました。

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晴天に恵まれたものの、風が強くて寒く、フラれて落車する選手が続出、救急車まで出動していました。

 

ロードバイクが流行っている

近年、ロードバイクが流行っている。
細いフレームに細い車輪をつけて、くねっと曲がったドロップハンドルをつけて、ピタピタのタイツとジャージを着てシャーッと走る、アレです。
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この種の趣味のジャンルが流行ると、ファン人口が増えて市場が拡大するので、パーツの技術革新は進むし、値段も安くなるしで、いいことだらけなので、個人的には嬉しい。

 

荒川河川敷は、ロードバイクのメッカ

シャーッと走るロードバイクは、街中で走っても楽しくない。
趣味性が高い分野なので、好みの楽しみ方によって別れるのだが、概ね、↓こんな場所を普段走って練習したりしている。

ロードレース、トライアスロン好き→平地を止まることなく高速巡航したい。
ヒルクライム好き→峠の上りを走りたい。

ということで、往復で100km以上距離が取れる河川敷沿いのサイクリングロードというと、首都圏近郊ならば、荒川と多摩川しかないので、荒川サイクリングロードは、ロードバイク乗りのメッカみたい感じになっている。

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(荒川サイクリングロード 東京都北区の戸田橋ゴルフ練習場の辺り。戸田橋と新荒川大橋の間。)

荒川は一級河川なので国が管理しているのだが、笹目橋を境にして上流と下流で管理事務所が違うらしい。
wikipedia:荒川サイクリングロード

たしかに、体感では笹目橋を境に、河川敷の景色は劇的に異なる。

下流域では、サイクリングロードの道幅は広くなる(クルマ3台分くらい)。野球場、サッカー場、テニスコート、ゴルフ場・ゴルフ練習場(打ちっぱなし)が連なっている。

上流域では、道幅は狭くなり、自転車がすれ違えるくらい(クルマ1台分くらい)。夏には草刈りの頻度が下流よりも低く、草ぼうぼうになっていることも多い。大きなゴルフ場は幾つかあるが、それ以外は荒れ地や田んぼになっている。鴻巣辺りまで足を伸ばすと、川幅は数キロに及び、川と堤防の間に集落が幾つもある。

 

荒川サイクリングロードの危険性と自転車規制

下流域では、野球、サッカー、テニス、ゴルフの愛好者やウォーキング愛好者が多いので、ときどき衝突事故が起こっている。死亡事故が起こったこともあるそうだ。

流行って愛好者人口が増えたので、当然、マナーが悪い人も増えたようだ。
追い抜きざま「邪魔だよ、バーカ!」みたいに怒鳴るような人もいるらしい。

そこで、下流域において、衝突事故防止の観点から、自転車が規制されている。

河川敷のクルマの駐車場の出入口を中心に、自転車が通れないようにわざと鉄パイプを設置された。

数年前から、下流域のみ、「時速20km以下で」という標識も設置された。

参考:
Cycle Sports:オレ達の”走り場”が危うい(2010年)
Cycle Sports:荒サイからサイクリストが締め出されるってホント!?(2013年)

ということなんだけど、自転車で20km/hというと、ほとんどママチャリでちょっと頑張ってこぐくらいのスピードなので、まったくもって非現実的。
ロードバイクの速度は、例えば昨日の彩湖エンデューロだと、かなりの強風の中を数人で交代しながら4時間走って、優勝チームが平均39.52km/h、私のチームが平均33.50km/h。追い風区間では巡行40km/h以上は普通に出る。トライアスロンの大会だとドラフティング(=スリップストリーム)禁止なのでもっと遅くて、私の昨年の彩湖道満トライアスロンATCカップの記録が、最高気温37度の中を熱中症寸前で寒気を感じながら走って(ラン途中で時間切れDNF)、平均28.4km/h。

この荒川サイクリングロード(下流域)の「時速20km制限」は、まったく非現実的なものだし、罰則があるわけでもないので、畢竟、誰も守っていない。

また、前述の彩湖道満トライアスロンATCカップは、私はここ7年ほど毎年出ているミドル距離の大会なのだけど、昨年歩行者と衝突事故が起きたために今年は使用許可が下りなかったそうで、バイクパート無しのアクアスロンとなってしまった。
(アクアスロンだったら、敢えてあんな臭くて汚い水の中を泳ぎたくないので、今年は出ませぬ)

 

他方で、危険でマナーが悪いのは自転車ばかりではない。

野球チームのボールが飛んできて私の自転車に当たったことがあるし、目の前で野球のボールが飛んできて、ロードバイクの女性の頭(ヘルメット)に当たって落車するのを見たこともある。

サイクリングロード上で野球チームのちびっ子たちがキャッチボールをしたり、あるいは数人で横一列になっておしゃべりしたりして道を塞いでいるところを、指導者らしい大人が近くにいながら注意もせず、やむを得ずかき分けて走ることもある。

 

どっちが悪いということではない、マナーが悪い人はどこにでもいる。

同じ場所で、別の分野の人達が共存している訳だから、フリクションが生まれるのは当たり前だ。

 

荒川河川敷で、自転車だけが規制される理由に関する考察

私が知る限り、規制されているのは自転車だけのようだ。

この理由は、個人的な考えだけど、少年野球チーム、少年サッカーチームの政治的発言力が強く、自転車愛好家のそれが弱い、ということに尽きるのではないかと思う。

少年野球、サッカーチームは、地域密着で、指導者層が概ね、地元で力を持つ自営業者だったり、名士だったりすることが多いように思う。そして、地域の政治家がバックに付いていることも多い。
何を隠そう、私も某中学生野球チームの副会長を仰せつかったりしている。
私は何の力も権限もないし、野球なんてさっぱりやったこと無いにもかかわらず、チームリーグ戦の始球式でボール投げさせてもらったり、飲み会でご挨拶するくらいのことしかしてないけど。
そして、この種の団体スポーツは競技の性格上、チーム内の結束力が強いし、チーム同士で戦う競技であるためにチーム間の横の繋がりも強い。

自転車愛好家は、基本的には個人プレイだし、趣味サークルを作っている場合も、関東全域の仲間が集まっている、というような広域団体が多いため、政治的意志が集約されにくい。

 

今後について

個人的には、荒サイの今後の自転車規制がどうなるかについては大いに利害があるが、何か働き掛けなり陳情とか請願とかその類を、自ら動いてやろうとは今のところは思わない。蕨市政とは無関係だし。
しかし、誰か中心になってやる人がいれば、応援する。

また、埼玉県はじてんしゃ王国 埼玉を目指しているそうだけが、何を目指したいのかさっぱり分からない。

王国を名乗るのであれば、河川敷の他スポーツ団体とのフリクション問題を解決して欲しい。

埼玉県:「じてんしゃ王国 埼玉」の確立を目指して
埼玉県公聴広報課:ポタ日和


警察庁が「治安の回顧と展望」を発表。

警察庁が、2014年3月14日、本年度版の「治安の回顧と展望」という文書を発表しました。
この文書は、カラー写真・地図入りの一般向けの簡易版と、詳しい版があります。

↓カラー写真・地図入り一般向け簡易版
警察庁:焦点第283号-平成25年回顧と展望-「昨今の情勢を踏まえた国際テロ対策」(PDF)

↓詳しい版
警察庁警備局:治安の回顧と展望(平成25 年版)(PDF)

 

警察庁による、北朝鮮関連の解説

この詳しい版の中で、北朝鮮と、その関連団体についての解説がありました。
ここに書いてあることは、不十分な情報に基づく推測も交えてあるので、数十年後に検証してみれば間違っていたというな誤りもあるかもしれません。
しかしながら、「現時点での日本国政府の公式な認識」ということになります。

第2 外事情勢
1 北朝鮮による対日有害活動
(2) 北朝鮮等による対日諸工作
イ朝鮮総聯の動向
(ア) 北朝鮮との関係(p.40)
朝鮮総聯が依然として北朝鮮に従属する組織であることを鮮明にした

(イ) 朝鮮総聯の現状
朝鮮総聯は、朝鮮総聯中央本部の土地・建物に係る競売が手続中であるなど厳しい情勢の中、3月25日に「朝鮮総聯中央委員会第22期第4回拡大会議」を開催し、これまで人事等を決定するため3年に1回開催することとしていた「全体大会」を、今後は4年に1回の開催とし、25年に開催予定であった「第23回全体大会」を26年に開催することとしたほか、議長、副議長等の任期を3年から4年に延長することとした。
このように、朝鮮総聯が「全体大会」の延期を決めた理由としては、朝鮮学校に対する高校授業料無償化の適用除外や朝鮮総聯中央本部の土地・建物に係る競売等の諸問題について適切に対応できていない現状から、現在の主要幹部への批判を回避することで、朝鮮総聯中央執行部の求心力の向上を図るためと考えられる

(ウ) 各種工作活動
朝鮮総聯は、高校授業料無償化の対象から朝鮮学校が除外されたことや、朝鮮学校への補助金支給を見送る自治体が増加していることに関して、その不当性を訴える街頭宣伝や、国会議員、地方議員、自治体等に対する要請行動等を展開し、集会、デモにおいて著名人の参加や支援意見の発表を得るなど親朝世論の形成に向けて一定の成果がみられた。

(エ)今後の見通し
引き続き、我が国において、朝鮮総聯、傘下団体等が主催する各種行事に国会議員、地方議員、著名人等を招待し、北朝鮮に対する理解、朝鮮総聯の活動に対する支援等を働き掛けるものとみられる。
一方、朝鮮総聯は、朝鮮学校支援運動等により既に一部の議員からの一定の理解や支援を得ているとみられるが、これら支援運動等に参加する議員等のパイプを利用して、我が国の対北朝鮮措置の解除等に向けた諸工作を展開する可能性もある

 

↑この、一段引き下げた部分は、この文書からのコピーです。
文字の色付け・太文字は私がつけたもの。

 

ということで、朝鮮総連について解説するとともに、今後の動きについて予測しています。

 

蕨市とも関係がある部分

基本的に、外事、公安は、国家の仕事なので、地方政治、行政レベルでは関係ありませんが、上記の朝鮮総連に関わる部分のみは、蕨市にも関係があります。

 

朝鮮総連は、「朝鮮学校への補助金支給を見送る自治体が増加していることに関して、その不当性を訴える街頭宣伝や、国会議員、地方議員、自治体等に対する要請行動等を展開」しました。その結果として、「親朝世論の形成に向けて一定の成果がみられた」と、警察庁は分析しています。

その上で、今後について、「我が国において、朝鮮総聯、傘下団体等が主催する各種行事に国会議員、地方議員、著名人等を招待し、北朝鮮に対する理解、朝鮮総聯の活動に対する支援等を働き掛けるものとみられる」、さらに、「朝鮮学校支援運動等により既に一部の議員からの一定の理解や支援を得ているとみられるが、これら支援運動等に参加する議員等のパイプを利用して、我が国の対北朝鮮措置の解除等に向けた諸工作を展開する可能性もある」と予測しています。

 

 

これをまとめると、驚くべきことですが、

朝鮮学校への補助金を自治体が見送らないように、北朝鮮に従属する組織である朝鮮総連は、街頭宣伝や、地方議員、自治体等に対する要請行動等を展開し、成果を上げている。今後も、同種の活動を続けるものとみられる。既にパイプがある議員等を利用して、更なる諸工作を展開する可能性もある。

と、警察庁は考えています。

為念、これは私の個人的な意見ではありません。
警察庁の公式な文書に書いてある、「現時点での日本国政府の公式な認識」です。

 

これらを逆に言うと、日本国政府が北朝鮮に圧力を掛けていく方針を取っている中で、朝鮮学校への補助金を出し続けている自治体があった場合は、そこの地方議員、自治体は、「朝鮮総連からの要請行動等の影響を受けているのではないか?」というレピュテーションリスクに晒されることを覚悟しなくてはならないこととなります。

 

 

私の個人的な意見

ちょっとこの件については、いろいろ大人の事情があるので、個人的な見解を書くのは今のところは差し控えます。


26年度単発事業の臨時福祉給付金給付事業の予算

昨日のエントリの続き。

 

臨時福祉給付金の概要

この2014年4月の消費税率が5%→8%上がるに当たり、低所得者に国がお金を上げる、というもの。
今回一回だけのもの。
国がお金を出すのだが、市町村が作業を行う。
給付金と事務費(作業に関わる人件費、オフィス家賃、システム代、郵送料、振込手数料など経費全て)は、国がお金を出す。

参考サイトとして、
厚生労働省:臨時福祉給付金
(このページ内のPDFファイルが詳しい。)

対象は、市町村民税の均等割が非課税の人(課税対象者の扶養親族は除く)。
つまり、単身世帯の場合は、課税所得(年間)が35万円以下の人。普通に働いている人やその家族はもらえない。
生活保護受給者は対象外。

金額は、1万円。
さらに、老齢基礎年金、障害基礎年金、遺族基礎年金の受給者等は、+5千円。

 

対象者の数

日本全国で:
上記の厚労省のwebサイトによると、2,400万人。つまり、国民1.28億人のうちの18.8%
この内、加算分の対象者が、1,200万人。

蕨市で:
対象者:2.0万人。つまり、市民7.2万人のうち、27.8%
この内、加算分の対象者が、7千人。
(先日の本会議での答弁による)

蕨市って、意外と低所得者が多いんだね。

 

給付の作業に関わる事務経費

国全体では、420億円
つまり、
給付総額は3,000億円なので、事業全体に対する経費率は、12.3%
給付対象者一人当たりの経費額は、@1,750円

では、蕨市ではどうか?
26年度予算案を見てみると、

蕨市の事務経費は、66,327k円
つまり、
給付総額は235M円なので、事業全体に対する経費率は、22.0%
給付対象者一人当たりの経費額は、@3,316円

 

→→
と言うことで、

ちょっと蕨市の経費見積りは、高過ぎるのじゃないかな?

(後で話を聞いてみると、詳細が未だ決まってないし、国から通知も来てない部分もあるので、ざっくり多めに見積もらざるを得ない、という事情があるとのこと。)

 

過去の同種事例:2009年の定額給付金

ところで、5年前の2009年に、定額給付金というのがあったそうです。

総務省:定額給付金について

 

景気回復のためという名目で、国内に住んでいる人(外国人を含む)全員に一律12,000円を国が上げたらしい。
(18歳以下と65歳以上は、+8,000円)

みんな、知ってた?
私は知らなかった。

これ、私も対象のはずなんだけど、もらってないな。
あるいは、もらったけど忘れちゃったのかな。
そもそも通知の類を受け取った記憶もないんだけど。
それ以前に、こんな制度があったなんて知らなかった。

2009年といえば、仕事がむちゃ忙しかった時期で、通知をもらっても面倒だから捨てちゃったのかもしれない。
当然、新聞は毎日読んでたけど、興味がないからさっぱり自分のアンテナに引っ掛からなかったみたいだ。

国内に住む人全員に一律12,000円上げるなんて、単なるバラマキじゃん、くだらない!と思ったが、これ、当時の自民党:麻生政権の政策だったらしい。
まあ当時は私はまだ自民党員ではなかったし、このくだらない政策については置いとくとして、

この時かかった経費は、いくらだったのか?

国全体では、
↑上記の総務省のwebサイトによると、決算ベースでは

給付対象者:不明。(世帯数は書いてあるんだけど)
給付総額:1兆9,367億円
事務経費総額:不明。(予算ベースでは825億13M円)

ということで、
事業全体に対する経費率は、不明。しかし、決算ベースの(給付総額+事務経費総額)を、予算ベースの事務経費総額で割ると、4.1%
給付対象者一人当たりの経費額は、不明。

 

蕨市は、

→2009年(平成21年)度の決算書を見てみると、

給付対象者:69,701人(内、加算対象者は24,328人)
給付総額:1,031,036k円
事務経費総額:35,712k円

つまり、
事業全体に対する経費率は、3.3%
給付対象者一人当たりの経費額は、@512円

 

2009年の定額給付金の時は、蕨市は、全国平均と同じくらいあるいは若干安めに給付事務を行うことが出来た。

このたびの臨時福祉給付金の給付事務に関しては、全国平均の2倍近くに見積もっており、これは、いくら余裕を持たせてあるとは言っても、過大過ぎるのではないか。

 

今回の臨時福祉給付金と2009年定額給付金の給付ワークフローの違い

ここで、2009年定額給付金のときの給付対象者一人当たり経費額(決算ベース)が@512円だったのに、今回の臨時福祉給付金の予算ベースでは@3,316円と見積もっているのはおかしいじゃないか!と思ってしまうところだが、これは、そもそもワークフローが違うからだ。

臨時福祉給付金の給付ワークフロー

2009年定額給付金では、全居住者に一律お金を払えばよかったのだが、
今回の臨時福祉給付金では、1次申請者からパーミッションを付与してもらった上で納税情報にアクセスして給付対象がどうかを判定して結果を通知し、再度2次申請をしてもらう、という手続きが必要になるので、比較は出来ない。

それにしても高く見積もり過ぎだろうとはおもうけど。

2009年定額給付金の給付ワー

(図はクリックすると拡大する。
私の理解に基づくものなので、実際は違うかも)

 

臨時福祉給付金のワークフローにおける、オーバースペックな点

今回の予算案では、
正規スタッフ 1人
臨時スタッフ(嘱託) 2人
派遣スタッフ 5人

を想定しているそうだ。
オフィスは、自治会館の部屋を一定期間借り切ることを想定しているそうだ。

このボリュームが適切なのかどうかは分からない。
郵送物の処理作業は、作業量を平準化することが出来る。
他方で、問合せ対応作業は、ピーク時期に集中する可能性がある。

そもそも、市役所内で人を抱えて作業をやる必要はないので、全ての作業をアウトソーシングすることを検討してもいいかもしれない。

しかし、この給付作業は、「国のお金で蕨市内に雇用を生んでいる」という副次的な効果もある。これはこれで蕨市の利益である。

 

人工の部分は分からないので、それではシステムの部分を見てみよう。

 

2009年(平成21年)度決算書によると、2009年定額給付金システム等開発は、
NECに発注していて、4,725k円

この度の26年度予算案における、「臨時福祉給付金システム開発委託料」は、
7,560k円

いくら2009年定額給付金のときと比べてワークフロー上の工程数が多く、不確定な部分が多いとはいえ、これは大きく見積もり過ぎではないだろうか。

 

尚、2009年定額給付金の時も、この度の臨時福祉給付金においても、これは国が全国の市町村に下請けして行う作業なので、全国の市町村で、まったく同じ作業を行っている、ということになる。

当然、全国の市町村で、まったく同じようなシステムを開発している、ということになる。
これって、国全体で見たらかなり無駄だと思う。
正直言って、何でこんな無駄なことになっているのか訳が分からない。

自治体ごとに異なる部分は、基幹系の住民基本台帳システムのデータフォーマットが自治体ごとに異なり、この流し込みに関わる作業の部分だけのはずなのに。

 

まあ、それはそれとして、

 

臨時福祉給付金給付の業務向け既存ソリューション

全国の自治体で同じような業務が同時に発生しているので、当然ながら、これを解決する汎用的なソリューションも作り出されているはず。
それらが使えるのであれば、システムをスクラッチで開発する必要はない。

それで、ググって調べてみると、やはり幾つか使えそうなものがヒットした。

セールスフォース・ドットコム:SaaS型臨時福祉給付金ソリューション
ここはSFAの大手ベンダで、自治体向けの納入実績も豊富。2009年定額給付金のときは、甲府市などに納入している。

イセト:バックオフィスサービス
ここのは、郵送物受発送業務、問合せ受付業務も含めて一連の業務丸ごとのアウトソーサー。

行政システム:Probono国政給付ヘルパー 臨時福祉給付金・子育て世帯臨時特例給付金事務支援システム
ここは、パッケージ。

以上書いたのは、それぞれweb上に掲載しているオープン情報のみ。
多分、他にもいろいろあると思う。
個別に電話して聞いてみたが、ざっくりとした相場観としては、5クライアントアクセス(PC端末5台)のライセンスで、住民基本台帳データの流し込み作業を含めて、
パッケージで、200-300万
SaaSの場合で、50-100万
くらいというイメージ。
しかもこの金額は、同時に行われる「子育て世帯臨時特例給付金」のシステムも含まれる。

 

単発の業務(今後、同じ業務が発生する可能性はほぼゼロ)なので、敢えてパッケージを買う必要は低い。パッケージを使うメリットは、スタンドアロンなネットワーク内で作業が出来るので、セキュリティ面のリスクが小さい、ということくらいだろうか。
SaaS利用ならば、余裕を持たせて見積もるとしても、せいぜい200万てとこで十分じゃないかな?