「これから景気が良くなるぞ!」という、何となくフワフワした雰囲気。

何となくフワフワ

ここ最近、

「これから景気が良くなるぞ!」
「これからは楽しいことがたくさんあるぞ!」
というような、フワフワした雰囲気が周りに漂っています。
年初述べたように、私もそう感じおりますし、このフワフワ感自体はいいことだと思います。
株式市場は、実体経済よりも雰囲気に支配される側面が強いので、このフワフワ感に牽引されて、日本株はバク上げしています。
翻って私自身を顧みると、
93年大学入学、97年新卒で社会人になったので、今まで景気のいい時代というのを経験したことがありません。このようなフワフワ感は知識としてではなく体感としては初めてのものであり、かなり戸惑っています。
「えっ!?ちょちょっと皆どうしちゃったの??」という感じです。
あーそういえば、2000年前後にネットバブル・ITバブルがありましたね。
あの時は、業界の渦中にいたので、私自身はフワフワした感じはまったくありませんでしたが、自分では気が付かなかっただけで、傍から見たらかなりフワフワしていたかもしれません。
「赤字会社でもIPO出来る!」、「会社をIPOさせて社員全員ミリオネアになろう!」という神話を信じてました(一部では実際に生きてたけど)ので、よく考えてみたらフワフワ以外の何物でもないですね。
フワフワ感の根拠
これは今さら改めて言うまでもなく、昨年末の総選挙による、民主党から自民党への政権交代です。
民主党政権下では景気が悪かったけど、これから自民党が景気を良くしてくれる!という期待の表れです。
もちろん私自身も、自民党の地方末端の一員として、それを期待しますし、そのために微力ながら出来る限りの尽力をするつもりであります。
しかしながら、あくまでも期待の表れだけであって、現実的に実体経済が既に良くなっているわけではありません。
そもそも安倍新政権がスタートして未だ1ヶ月も経っていないわけですから。
あくまでも期待でフワフワしているだけであって、地に足のついた実体の伴ったフワフワではないのです。
安倍政権は、本当に経済を良く出来るのか
これは正直よく分かりません。
もちろん、そのために、ベストと考える政策を、ベストのメンバーで実行することと思いますが、それでも失敗する可能性もあります。
インフレターゲットを設定して日銀に押し付けただけで簡単に物価が上がるとは思えません。
期待値があまりに高過ぎることを個人的には懸念します。
自民党はいつがピークか
我が国は、94年に中選挙区制をやめて、小選挙区制を選択しました。
この時点で、政権担当能力のある二大政党制を選択したということになります。
つまり、自民党と民主党(?)が政権交代していく仕組みを、我が国は選択した、ということです。
完璧な政策というものはなく、政策が完璧に実行されるということもあり得なく、リソースが限られている以上は前に進むためには何かを切り捨て無くてはならないので、時の政権に対して全員が100%満足するということはあり得ません。
政権担当能力のある二大政党が政権交代によって失敗を修正しながら国全体を少しずつ良くしていくというのが二大政党制の考え方です。
つまり、自民党は、次の総選挙か、その次か、そのまた次か・・・は分かりませんが、いずれ下野することになります。
(もちろんこのタイミングをいかに遅らせるように、私は自分なりの立場で尽力します。)
安倍政権の説明による、今までダメだった理由
これはもう端的に言うと、
・民主党のやり方がダメだった。
・日銀のやり方がダメだった。
この2つです。
民主党は下野して、自民党に取って代わりました。
日銀に対しては、2%インフレターゲットを設定し政策協定を結ぶべく動いています。
個人的に違和感があるのは、この部分でして、
「今までは日銀がダメだった。これからは、日銀をうまく動かせば、うまくいく!」というロジックになってしまっているような気がします。
2013年1月8日時点では、麻生財務相によると、
協定に「雇用の安定」も盛り込むとの一部報道に対し「雇用は政府も関係してくる。これを日銀に押し付けるのはどうか。今の段階でやるのは時間的にも物理的にも無理がある」との見解を示した。

とのことでしたが、

2013年1月10日時点では、安倍首相によると、
日銀の役割について「実体経済にも責任を持ってほしい。雇用を最大化することも頭に入れてもらいたい」と述べ、金融政策を通じて雇用拡大に努めるべきだとの認識を示した。

とのことで、ちょっとトーンが変わってきているようです。

「日銀がダメだったんだから、日銀を変えればうまくいく、もしうまくいかなかったらそれは日銀がちゃんとやらなかったからだ」とまでは言っていませんが、そのようにならないことを望みます。




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2013年は楽しくなるぞ!
2013年正月のサイゴンにて看板。

新年賀詞交歓会もろもろ

あらためまして明けましておめでとうございます。

2013年1月4日(金)は、蕨市賀詞交換会がございました。
蕨市の各界の代表の皆様が一同に会して、新たな年のスタートを祝しつつ、蕨市の尚一層の発展を決意致しました。
2013年 蕨市賀詞交換会
ご挨拶する 池上智康 蕨市議会議長(保守系会派 新生会)
2013年1月7日(月)には、蕨商工会議所創立60周年記念式典・新春会員交流会がございました。
蕨市の商業界の皆様が、商売繁盛を祈願しつつ、力を合わせて蕨を盛りあげていこうと誓いました。
弊社 株式会社ブレード・コミュニケーションズも蕨商工会議所に所属させていただいております。
2013年 蕨商工会議所創立60周年記念式典 兼 新春会員交流会
ご挨拶する 田中良生 衆議院議員(自民党)

蕨市が「自治体間競争」をどう戦うかというフレームワーク

私は、永らくネット系業界の事業企画とマーケティング領域の仕事をしてきた。
クリエイティブなセンスはまったく持ってないので、今まで誰も思いつかなかったような新しいサービスを発明して、他者事例をまったく気にせずに未踏のオーシャンに飛び出そう!ということは出来ない。
海外の成功モデルやら国内の先行モデルやらを徹底的にユーザ視点で使いまくって調べて、うまくパクって自社リソースを最大限活用出来る形でサービスを考える、というアプローチ手法を取ることが多い。
誰かが既に先を行っているオーシャンを、いいとこ取りで効率良く進んでいこうというもので、まあ言ってみればサイバーエージェントが得意とするやり方ですな。
かつて自社サービスとして起ち上げた(そして失敗した)ローカルクリックヒマラヤも、先行モデルを研究して作ったもので、全然クリエイティブじゃない。



過去のことはどうでもいいんだが、

何か物事を考える際に、
・常に先行他者事例を調べて、
・自分たちのリソースでより効率良く起ち上げるためにはどうすればいいか、
・先行他者と競合せずにうまく成功するためにはどうすればいいか?
・逆に、先行他者と競合しつつ勝てる可能性があるのか、そのためにはどうすればいいか?

というのは、常に、クリエイティビティを持たない私の思考のフレームワークの基本にあるもので、
このフレームワークは、私が市議会議員として何か物事を考えるときも同様で変わらない。



その分野は、他自治体と比べてどうなの?



自治体経営におけるこの種のフレームワークは、かつては自治体間で無駄に豪華さを競い合った、公共事業による箱モノ行政みたいな形でネガティブな結果しか出さなかったこともあった。

これからの時代は、お金をかけずに知恵を使って、
・いかに他自治体と競合せずに成功させるか?
・ある


平成25年 年頭の辞

明けましておめでとうございます。
新春を迎え謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

昨年は国政において政権交代が実現し波乱に富んだ年でありました。
今年は足元を固めつつ、引き続き新しいサービスの企画、事業の創造に邁進していきたいと思います。

多難の年の幕開けですが、皆様及びご家族にとりましても、本年が実り多い年となることを祈念致しまして年頭のご挨拶と致します。

                平成25年1月4日
                保谷武







以下は、私が所属する蕨市議会 保守系会派 新生会の1月付け広報誌に掲載予定の原稿です。
私自身が書いたオリジナル原稿から、会派執行部によって修正が加えられたものであります。修正内容をざっくり電話で聞いたのみで応諾したために、文章の一部がおかしくなっている点はご容赦を。

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          蕨市の未来は明るい。


明けましておめでとうございます。

昨年12月の総選挙では、自民党が圧勝し、めでたく国政を保守の手に取り戻すことができました。国を守るためには、国を愛し、国の歴史と伝統に誇りを持ち、国の未来に揺るぎない自信を持った人物・組織が政権を運営する必要があります。

3年余の民主党政権下での我が国は、景気は悪いまま働けど働けど暮らしは楽にならず、震災からの復興は進まず被災地は未だにガレキの山、外交・安保はめちゃくちゃで外国からの侵略の危機に晒されて打つ手なしという酷い状況でした。今後、自民党政権は、必ずや明るい日本国の未来を築き上げていくことでありましょう。私も自らの持ち場において尽力する覚悟であります。



明るい蕨市の未来を築き上げていくためには、一刻も早く市政を保守の手に取り戻すことが必要です。

現市長は、「安心安全に暮らせる街づくり」と「賑わいと活力ある街づくり」を掲げています。理念としてはもっともな事であり、誰も反対する人はいないでしょう。

安心安全に暮らせる街づくり」は、公共施設の耐震化、自主防災組織への補助金増額、防犯灯のLED化など、予算執行時点で完結するものであり、失敗することはあり得ません。

賑わいと活力ある街づくり」は、人口増や商業の活性化・税収増などが最終的な目標となるため、予算執行はあくまでも事業のスタート地点に過ぎず、「失敗するリスクのある、将来への投資」としての性格を持つものです。
現市長は、失敗を恐れリスクを取らないために、結果として「賑わいと活力ある街づくり」ができていません。



蕨市の未来に揺るぎない自信を持ち、積極果敢にリスクを取る事業プランを掲げて、明るい蕨市の未来づくりを提案していきます。
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要するに、私個人の考えでは(会派全体の考えではありません)、

保守系会派 新生会は、相対立する立場にある日本共産党籍をもつ現市長とは、徹底的に対決していくべきものと私個人的には思います。
そのためには、真っ向から激突する明確な対立軸を作っていく必要があると私個人的には思います。
安心安全に暮らせる街づくり」分野では、誰もが賛成するものなので、対立軸は作りにくいものと、私個人的には思います。
賑わいと活力ある街づくり」分野においては、リスクの取り方において様々な考え方の違いが出て参りますので、この分野で対立軸を作っていくべき(対立軸を作りやすい)と私個人的には思います。

とは言え、私は会派内では下っ端であり、建前上の議決権的にも1/8の権限しか持ちませんので、どのようにアプローチしていくべきか私個人的には思い悩んでいるところであります。


以上、私個人的な考えですので、これらは会派の意見ではありません。





この年末年始は、ベトナム南部のいわゆるメコンデルタ地帯にレンタのカブで出張(私費)しておりました。
サイゴン – ミトー – カントー – ロンシュエン
ケツ痛いmjd(´Д` )