この本読んだ 『誰も言わなかった! 飲食店成功の秘密』

誰も言わなかった! 飲食店成功の秘密
2002, 大久保一彦, フォレスト出版

GWベトナム旅行で、サイゴン市内の外人向けバーのビジネスモデルに感激し、サイゴンで日本人の駐在員と旅行者(バックパッカーは除く)向けのバーをやろう、という目標というか計画というか妄想というかに取り付かれている。それで最近、この手の本を読み漁っている。

飲食店の成功のための理論は、かなり研究され尽くされており、もはやサイエンスの世界だ。敢えて4Pに置き換えると、
Product = 飲食メニュ企画開発、従業員人事・労務管理
Price = 価格政策
Place = 店舗立地選び
Promotion = 集客施策
これらが重要なポイントということになると思うけど、成功のための法則は、幾つかのこの手の本で重複して述べられていること、ということになるのだと思う。

で、この本に書いてあった「成功の秘密」というのは、言われてみれば当たり前じゃんそんなの、ということばかり。特に突拍子もないことは何もない。重要なのは、いかにこれらの成功のための法則を、地道に、真面目に、アホみたいにコツコツと実行していくか、ということなのだと思う。

生産管理の分野におけるトヨティズムと一緒ですな。たぶん。トヨティズムなんて、その手の本に書いてあることは全て当たり前のことばかりだけど、それを実行するのが難しい♪ と。あー、ちょっと違うか。トヨティズムのキモは、組織作りか。でも本質は多分一緒だと思う。


生サナーギを飼い始めました。

本日より、生サナーギの飼育を開始。

きっかけは、友達とこの前話していて、生サナーギを飼っていて、とてもかわいいんだよ、俺の生サナーギなんつーか、こう晴れた日の生サナーギと雨の日の生サナーギの表情の微妙な変化というか、アンニュイな雰囲気の生サナーギ振りというかなんと言うか、ああ、もう上手く説明できないや!と逆ギレする様子に、つい自分も飼いたくなってしまったからなのでした。
そんな訳で、そいつに冷凍保存した生サナーギの卵を分けてもらい、常温で一晩解凍して、本日、水槽に入れました。
なかなかかわいい生サナーギです。
今、このかわいいかわいい生サナーギの名前を考えています。
そもそも、えすいーおー って、どんなことすればいいんでしょう。実は今までテキトーにウンチクたれたことは合っても、体系的に調べたことや、体系的に何らかの形で実行したことはないので、よく知らないのでした。
せっかくなのでこの生サナーギ、元気に育ててやりたいので、どうやったらぐぐで上位に逝けるのか調べてみたいと思います。途中で飽きなければ。


この本読んだ 『なぜ安アパートに住んでポルシェに乗るのか』

なぜ安アパートに住んでポルシェに乗るのか

キャッチーなタイトルに惹かれて、本屋で平積みになってたこの本を衝動買い。さくっと読んでしまいました。内容もたいしたことなし。あまり印象に残っていない。現代の消費者行動を分析したような感じの内容なのですが、マーケター的には当たり前のことしか書いていなかった。

速攻でamazonマーケットプレイスで売却。買値1,000円の本が600円で売れました(^-^)


blogを使った実験

blogを使って、自分の思考プロセスをリアルタイムに曝け出してみたいと思います。一人でうーんうーんと思い悩んでいるところで、誰かの助言をもらったり、うまくコラボ相手を見つけられたりしたらいいなあ、と。

今まではあまりこういうことはやってこなかったし、好まなかったのですが。シャイだし。

端的に言うと、むっつりすけべ → おーぷんなすけべ という感じでしょうか。

宮使えの身で、就業時間中に仕事の中で考えた内容をオープンにしちゃっていいの!?という議論もあるかもしれんけど、それはそれで。なんか問題になりそうだったら閉じれば良いし。


モバイルビジネスのKFS

僕自身のキャリアの軸足というか、領域というか、は、今まで大まかに言うと以下のような感じで移ろってきた。

商社マンw → ネット広告 → EC → ネットコミュニティ → ・・・

これからはモバイルでやっていこうと思う。
「モバイルの保谷」ということで。

ということで、ただ今、価|格|.|comのモバイル事業のグランドデザインの案を作り中。
その前段階として、世の中全般的なモバイルビジネスのKFSと非KFSをまとめている。

【モバイルビジネスのKFS】
・(組織論的な視点による)スピード感
意思決定 ~ 立上げ ~ アライアンスの取り組み ~ 撤退の意思決定と実行 のスピードとフットワークの軽さ。モバイルで上手くいっているところは、圧倒的にオーナーカンパニーが多い。PCインターネットの世界でも同じか。

・プロモーション実施フェーズにおける、コスト競争力
モバイルにおける媒体を持っていたり、会員を持っていたり、グループ内に広告代理店を抱えていたり、大量出稿していることによる媒体バイイング力が強かったりするところは強い。規模の経済が働く世界。

・モバイル・マーケティング力
いかに儲かるコンテンツを作っていくか、という視点(いかに面白いコンテンツを作るか、ではない)。
プロモーションのノウハウとか、新しいモバイル世界のトレンド、テクノロジのイノベーション、キャリアの政策の変化などをフォローしていく研究開発力。

【非KFS】=どうでもいい部分
・ブランド力
モバイルサービス/コンテンツのユーザは、そのサービス/コンテンツの提供企業名なんて知らない! もしかしたら、サービス名すら知らないかも!?

・モバイル特有のシステム開発力
そんなたいしたもんじゃない。

・営業力(リクルート的営業力)
B2Cサービスなら不要。

・クリエイティブなコンテンツ企画開発力。
今までになかった画期的な面白いモノを作る力!というものは、実は全く必要ない。二番煎じ、三番煎じで全然いける。モバイルのインターフェースの物理的制約、ネットワークの太さの制約などの理由により、ユーザは、サービス/コンテンツ購入の意思決定にあたり、あまり深く比較検討しない。
完パクでも全然いける。

・モバイル特有のクリエイティブ・デザイン力、インタフェース・デザイン力
インターフェース、ネットワークの太さの制約により、たいしたもんは出来ない。

・NTTドコモ社との人的コネクション
ドコモのシェアも落ちてるし、もはや公式神話も崩壊したし。

・(m-commerceを行う場合)ロジスティクス/決済/CRMのノウハウ
モバイル特有のものがある訳ではない。

こんな感じではないかな? という企画書のドラフトの一部を見せ、サイバー時代の同僚とメシ食いながら話したのですが、概ね同意見でした。

もっと突っ込んでこのテーマについて考えたいんだけど。うーん、ディスカッションのカウンターパートが欲しい。