夏の交通事故防止運動出発式に行ってきました。

本日2014年7月15日(火)、蕨市錦町のイトーヨーカドー錦町店にて、夏の交通事故防止運動出発式が行われました。

私は、とだわらび交通安全協会のメンバとして、このイベントに参加致しました。


蕨警察署長のご挨拶。


イトヨの周りで、買い物客に対して、交通安全啓発グッズ1,000セットを配る。
中には、テッシュ、反射テープ、パンフレット等が入っています。
どの程度の効果があるものなんでしょうか。

関係者の皆様、お疲れ様でした。

交通事故にはお気をつけ下さい。


八ッ場ダム予定地を見に行ってきた。

八ッ場(やんば)ダムは、民主党政権が「無駄だ」として中止し、その後、自民党政権になってから開発を再開した公共事業。

私は自民党所属なので、立場としては、ダム開発推進派に属していて、2011年8月(民主党政権時代)には、地元の県議の名代で八ッ場ダム建設推進全体協議会というイベントに出席したこともある。

しかし、実は何気に、どこに造っているのか、場所もよく知らかなったんだよね。
google mapで調べても、未だ完成していないダムなのでヒットしないし。(建設事務所とかはjヒットするけど、ダムそのものの場所ではないし、ダムによる水没エリアも分からない。)
「八ッ場」という地名も、どうやら行政上の地名ではなく、通り名らしいし。

一つのダムを造るというのとても大きな事業で、お金もかかるし、時間も構想段階から数えたら何十年もかかる。八ッ場ダムは、最初の構想が発表されたのは何と昭和24年だ。

そう言えば、大学時代、基礎工学類で構造工学を専攻していた友人が、「もしゼネコンに就職したら、僕の職業人生はダムを一つ造り始めて、造り終えるまでで終わることになるだろう。それはやりがいも大きいと思うけど、ちょっと味気ない気もする」と語っていたことを思い出す。結局そいつはJR西日本に就職したけどね。

 

ということで、ダムが水没する街を、水没する前に見て、さらに完成してから再び見る機会は一生の間にそうそうないと思われるので、八ッ場ダムの予定地を私費で見学してきた。

 

場所は、関越の渋川伊香保から国道145号を西に走り、川原湯温泉がある辺り。


川原湯温泉駅。
有人駅で、駅員さんが窓口でヒマそうにしていた。
以前は川原湯温泉の温泉街の玄関口として賑わっていたのだろうけど、後述のように温泉宿はほとんど移転してしまったので、わざわざ来るのは鉄ちゃんくらいなんだろう。
この区間の鉄道の営業は、あと3ヶ月。
10月1日からは、高台の新路線に切り替わるとのこと。
この駅の周辺も水没する。


湖面1号橋。
ほぇぇ高いな~、と思って、近くの看板を見ると、


標高583mの位置まで水が溜まるので、


この橋桁の、2つマーキングがあるうちの下の青いところまで水がくるらしい。


川原湯温泉の共同浴場。
既に閉鎖してある。


温泉街は、高台の別の位置に移転している。
若干、泉質が異なるようだ。


温泉街の廃墟。
以前は旅館があったものと思う。


ここは温泉の浴槽があったのかな。


高台に、新しい鉄道路線を敷き、新川原湯温泉駅を3ヶ月後の移転開業に向けて建設している。


写真右奥の橋が、上述の湖面1号橋。
この谷間は、すべて水没する。


真新しい道の駅に、ダムに関する展示物があった。
家屋の移転はもうほとんど完了しているそうだ。
「1,2軒だけ残して・・・」と係の人が語っていて、強硬な反対派の方が残っている雰囲気だった。
ダムそのものの供用開始は5年後の予定とのこと。


長野原草津口駅。
この駅で、水没する現路線と高台の新路線が合流するので、駅は昔からあるものなのだが、駅舎は建て直したようだ。

 

ダムは、これから、飲料水や水力発電として役に立ったり、洪水を防いで多くの人の生命や財産を救うことになるわけだけど、自分や自分の家族が、先祖代々住んでいた街が姿を消してしまうというのはどういう気持ちなんだろうな?
想像しようとしても、ちょっと想像できない。