特定秘密保護法の件

ただ今、各政党間で特定秘密保護法案の修正協議が行われております。
今現在は、自公政権は、みんな、維新と修正合意し、民主と修正協議を重ねております。

 

特定秘密保護法の目的に関する私の認識

主に公務員(自衛官を含む)による、外交、国防、治安維持に関わる国家秘密の漏洩を防ぐためのものであり、国を守るために必要な法律だと考えます。

 

蕨市への影響

上述のように、特定秘密として指定される内容は、外交、国防、治安維持が中心となりますので、市町村レベルで持っている情報はほとんど対象外だと思います。
市町村の中に自衛隊、同盟軍の基地がある、外国の出先機関、国際機関やテロ団体の拠点があるなどのケースは例外ですが、蕨市の場合はいずれも当てはまりません。

 

法律を作るプロセスについての所見

個人的には、秘密として指定する手続き、事後的に審査する手続き、期間を延長する手続きについては、十分な議論が重ねられていると言いがたく、プロセスとしては充分とは言いがたい面もあります。
しかしながら他方で、現在の我が国は、明確な悪意と侵略の意図を持った隣国から、侵略を受け、あるいは度重なる領海侵犯を受けている状況にありますので、この法律の制定は一刻も早く行わなくてはならないものだと考えます。

 

「政府の情報公開」のあるべき姿についての所見

個人的には、政府の情報は、例えば50年とか100年とか長期間経過したら、全てをオープンにするべきものと考えます。
同法案では30年を期限とし、修正協議の中で、延長するとしても最長で60年とすることになりそうです。この年限が妥当かどうかは分かりませんが、いずれにしても全ての情報を然るべきタイミングでオープンにすべきと思います。

全ての為政者、軍人、行政官は、歴史の審判を受けるべきです。
記録は必ず全て残さなくてはならないし、全てオープンにされるべきです。
更に言うと、これは畏れ多くも皇室ですら例外ではありません。

 

ところで、諸外国の事例は不勉強にしてよく知りませんが、我が国の官僚機構においては、「民は知らしむべからず、由らしむべし」的な感覚ってまだまだ残ってるんじゃないですかね?
根拠ないですけど。

言い過ぎかもしれませんが、少なくとも広報センスというか、広報の必要性に関する認識が欠けてるし、そもそも広報に割いている予算が少な過ぎると思います。
国レベルから地方自治体まで、webにアップしてある資料は読みにくいし、使いにくいし、数表なのに何故かPDFファイルしかなかったりとか訳分からないし。この点はどうやって変えていけばいいんでしょうか?

広報はコストが掛かるんですよ。
読みやすく資料を作るのには手間暇も掛かる。
質問があったら応えるためにも手間暇が掛かる。
これは無駄なコストではなくて必要なコストであります。