議会開会中はどのくらい忙しいの?

さて、ただ今、蕨市議会は、2017年6月定例議会が開会中であります。

定例議会は、毎年、3の倍数月に、ほぼ1ヶ月間に渡って開かれます。
この1ヶ月間は、毎日朝から晩まで何らかの会議をやっているわけではなく、

蕨市議会 : 蕨市議会 会期日程 平成29年第2回定例会

このページの載っている通り、
1日会議して→3日休んで→1日会議→委員会(分科会のようなもので、全員参加ではない)を3日間に分けてやって→1週間休んで→3日会議・・・

みたいな感じで、意外と「休会」の日が多いものです。
国会中継では、よく深夜に国会が開かれていたりしますが、蕨市議会においては、朝10時に始まって、遅くてもせいぜい17時くらいで終わります。早い時は、午前中で終わってしまう時もあります。

 

 

「今、忙しいの?」
と聞かれれば、

概ね、忙しそうなふりをしておいた方がトクな状況が多いので、

「いやー、忙しいですねー!」
と応えますが、

実際のところ、どうかと言うと、

・手を抜こうと思えば、いくらでも手を抜ける。準備を何もせずに、会議の時はただ黙って座っているだけで。
・しっかりやろうと思えば、いくらでも調べたり考えたりするべきことはある。むちゃくちゃ忙しい。

という感じでしょうか。

 

議員報酬の金額は、成果報酬型ではなく固定型なので、頑張っても頑張らなくても一律です。

サラリーパーソンのようなクォーター毎の人事評価があるわけでもなく、4年に一度の選挙において、成果が総合的に評価されることになるわけです。

 

 

結局のところ、最も時間がかかるのは、何かを調べる部分です。
たったの5分間の発言のために、何日も何週間もかけて調べたりすることもあります。

特に、私のスタイルとして、3C分析の中でも市場環境と競合のデスク調査を徹底的にやって、情報をとにかく幅広く大量に集めて、然る後に、仮説検証型で考えをまとめていく、というやり方を取っているので、頑張ってやろうと思えば、だらだらととにかく時間がかかります。

 

また、議会におけるオフィシャルな発言は、全て記録され、半永久的に残ります。
事後的に訂正することは、限りなく難いです。

ビジネスであれば、今手元にある材料だけで、限りある時間の中で解を導き出して取り敢えず動き出し、後から新たな材料が出てきて考えが変わったら方針転換する、ということがよくあります。
特に私の本業のネット業界であれば、パーフェクトであることよりもスピードを重視し、ベータリリースして、本番環境を随時いじりながらベストエフォートを目指す、というアプローチが一般的です。

議会活動においては、ベストエフォート型は許されず、全ての発言は、完璧な、最終的な結論であることが求められるのです。

 

 

ということで、今は忙しいです。


【蕨市議会】2017年6月定例議会 一般質問の件

ただ今開かれている、蕨市議会 2017年6月定例会において、私は、以下の4題で一般質問の発言通告をしております。

 

私の出番は14番目ですので、2017年6月19日(月)の15時頃になる見込みです。


  • 錦町スポーツ広場改修工事について

工事内容は。
工事期間は。

 

  • 錦町雨水管渠築造工事(29-1工区)について

工事内容は。
工事期間は。
期待される効果は。
近隣住民・通行車両への影響と対策は。
来年度以降の計画は。

 

  • 錦町土地区画整理事業における29年度予定について

家屋移転の棟数、場所は。
街路築造工事の長さ、場所は。
舗装新設工事の長さ、場所は。
排水路整備工事の長さ、場所は。
仮設住宅の新設・リフォームの棟数、場所は。
県送排水管撤去工事の内容と、期待される効果、影響は。
それぞれの財源は。
当初予算通りの国庫補助金 社会資本整備総合交付金の獲得見込みは。

 

  • 小学校の適正規模適正配置について

学校適正規模適正配置審議会設置の進捗状況は。


【蕨市議会】6月定例議会が始まりました。

本日2017年6月1日、蕨市議会2017年6月定例会が開会しました。

 

蕨市民会館の耐震工事に合わせた、エレベータ設置附帯決議のレスポンス

2017年7月より、蕨市民会館の耐震補強+αの工事が始まります。

hoya_t blog 2017/5/13 : 蕨市民会館の耐震補強等工事の概要、スケジュール

この一連の工事の予算(2017年度一般会計予算)を、2017年3月定例会で可決したわけですが、その際に、

・バリアフリー化工事(要するにエレベータ設置工事)を追加すること。
・そのために、2017年6月定例会で補正予算を組むこと。

を、議会では附帯決議しています。
(全会一致ではない)

 

議会の附帯決議というのものは、行政(市長)を法的に拘束するものではありませんが、これすなわち市民の意思ということになるので、とても重いものです。

 

この附帯決議に対する、行政側(市長側)のレスポンスが焦点となっていましたが、まさかのゼロ回答でした。

 

私が所属している自民党系会派:新生会では、これにどう対処していくか、これから話し合って決めることになっています。

 

蕨市議会 : 議案第42号 工事請負契約の締結について(市民会館等耐震補強等工事)

この耐震工事は、金額規模が大きいので(入札による落札額:2億76百万円)、工事を発注する契約が、議会同意案件となっています。
(金額が小さいものは、議会の同意は不要)

言わばこの契約案は、人質のようなもので、これを否決することで、附帯決議に対するゼロ回答について不満を示し、再考を促す取引材料とすることも可能です。

 

しかしながら、工事のスケジュールは、2018年1月6日完成見込みで、それもかなりキツキツのものだそうです。

これが少しでも遅れると、成年式に間に合わない可能性があります。

 

かように考えると、「契約案の否決」というのは、かなりの悪手であります。

行政側(市長側)も、議会がそこまではやらないだろう、とタカをくくって「附帯決議へのゼロ回答」とレスポンスしてきたものと考えられます。

議会最大会派である新生会の対応が注目されるところです。
(ニュースの解説記事風にw)

 

 

地元錦町ネタ:雨水排水工事の契約案件

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毎年少しずつ、富士見球場から上流方向に向けて整備されている雨水排水管工事ですが、今年はセブンイレブン錦町2丁目店から、居酒屋じゃじゃ馬の丁字路までの区間の工事を行うとのことです。

この辺りも、大雨の時によく床下浸水が発生しやすい場所ですね。

道路冠水・家屋床下浸水時に、クルマが道路を走ると、波が発生し、家の中までどす黒い汚い波が押し寄せてきて頭にくる!道路冠水時はクルマは通行止めにして欲しい、という意見も聞いたことがあります。

家の玄関のドアというものは、通常は、浸水することを想定して設計されているわけではないので、隙間から波が入ってくるそうです。

この工事の契約案件が、本定例会に上程されています。


【蕨市議会】第2回 議会報告会がございました。

先日2017年5月14日(日)、蕨市中央公民館におきまして、議会報告会がございました。

議会報告会は、昨年度初めて開催し、今年度が2回目です。

・議会の仕組み説明
・3月定例議会における予算審議の報告

の後、質疑応答・要望ヒアリングがありました。

「予算審議報告」は、3つある常任委員会の委員長が持ち回りで担当するルールになっており、昨年度は総務委員長として私が実施しましたが、今年度は、環境福祉経済委員長が説明を行いました。

参加者数は、公式発表では42名とのことです。

 

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(町会の再編成についての質問に回答する私)


【蕨市議会 2017年3月定例会】政局的状況の出現は回避されました。

ただ今、蕨市議会2017年3月定例会が開かれています。

先の記事にて、政局的な状況が生まれるかもしれない、と解説しました。

hoya_t blog 2017/3/1 : 政策と政局
hoya_t blog 2017/2/28: 【蕨市議会】2017年3月定例議会が始まっております。

 

トリガーとなりそうだったのは、この3月定例議会に上程されていた、
議案 第35号 副市長の選任の同意について
でした。

蕨市議会 webサイト : 議案第35号 副市長の選任の同意について(平成29年3月2日撤回)

 

上記ページに記載の通りで、採決を行う直前になって市長によって議案は撤回され、政局的状況が出現することは回避されました。

毎日新聞 2017/3/4 : 蕨市 副市長人事案、採決直前に撤回 頼高市長/埼玉

蕨市の頼高英雄市長は2日、市議会に提出した「副市長の選任同意」の議案を採決直前に撤回した。議会の同意が得られないと判断したためとみられるが、頼高市長は撤回理由について「諸般の状況を総合的に勘案した」とコメントするにとどめた。

 

市長側が一度上程した議案を撤回することは、恥ずかしいことだと評する向きもありますが、私は、そうは思いません。
頼高市長(日本共産党)の賢明な判断に敬意を表したいと存じます。


政策と政局

政策と政局

議会・政界において、あるいは、様々な組織内において、対立する相手方・敵方、状況に対する態度・方針を示す言葉として、政策政局というものがあります。
学問的な定義はともかくとして、私個人的には、ざっくり以下のように捉えています。

政策
国民なり市民なり、その組織なりの利益の極大化のために、誠にベストの施策、方針、予算を考え、その実現に向けて行動すること。

政局
自ら(個人あるいは、組織内の小グループ)の勢力の拡大、あるいは対立する相手方・敵方の勢力の縮小のために、行動すること。

政策と政局は、対立する概念にようにも見えますが、必ずしもそうでもありません。
重複する場合もあり、対立する場合もあり、状況によってまちまちだと思います。

政策と政局の関係

概念図として、ざっくり↑こんな感じでしょうか。

各プレーヤは、政策と政局の間で、状況に応じてバランスを取りながら行動していくのが実情だと思います。

 

政局って何だ?

政局というものは、どうもよく分かりにくい。
議会における例を挙げると、審議拒否、牛歩戦術、(少数派による)不信任決議案、議会での暴力、スキャンダルの追及などがあります。

審議拒否は、例えば「反対する議案に対して審議拒否!」など、本質的な議論を行わずに、議会を空転させることで、国会ではよく見られます。

牛歩戦術は、最近はめったに見られるものではありませんが、議会における投票の際に、わざとノロノロと歩いて時間をかけることです。少数派がアピールするために用いる戦術ですが、多数決で投票が行われる時点で、多数派の勝ちは確定しているために、採決の結果に影響を及ぼすことはあり得ません。

少数派による不信任決議案は、少数派が出すものである以上、否決されることは必定です。出す側もそれを分かっていて、敢えてアピールするために出すわけです。

議会での暴力は、地方議会ではめったに見られるものではありませんが、TV中継が行われる国会では、野党が委員長席に詰め寄って服をひっぱたりというシーンは、たまに見られます。

 

政局は、弱者の悪あがき?

これらは全て、野党・少数派の悪あがきであり、非論理的・非合理的な無駄な行動のようにも見えます。

マスメディアでの報道がほとんどなされない地方議会では見かけず、マスメディアで注目される国会でよく見られる点で、世論へのアピールを目的としたものである、とも言えます。

概ね、上記の例のような、一見するとバカバカしい手段を取って行われるために、時間稼ぎ以外の効果があるのかどうか疑問にも思いますが、身内の支援者に対するアピールになり、賛否が揺れている層に対する働き掛けとしては効果があるのかもしれません。

上手くやれば、マスメディア・ソーシャルメディアに取り上げられて注目を浴び、市民世論を引き寄せ、自らに有利なように局面を打開することも出来るかもしれません。
また、スキャンダルを材料にして、対立する相手方・敵方を辞任に追い込むことが出来たら、相手方・敵方の力を大きく削ぐことが出来ます。

 

強者と弱者

また、上記のように強者と弱者に分けて考えた場合、概ね、弱者側が戦術として用いる例が多いのですが、強者側が戦略的に用いることもあります。

例えば、昨今の東京都政における、
小池都知事が、自らの勢力拡大のために、都議会自民党を敢えて悪者に仕立て上げ、マスメディアを使って都民にアピールしつつ、市場移転問題・オリンピック会場選定問題などで対立構造を煽っていくのは、その例に当たります。

但し、上記の強者-弱者の対立構造の概念図で言うと、小池都知事は首長ゆえに強者であると同時に、都議会においては支援勢力は少数派なので弱者であるともいえます。要するに、対立構造がねじれ現象を起こしているわけです。

 

政局は、悪か?

政局は、時に、子供のケンカのような下らない手段を取って行われます。
また、政策的な視点で考えれば賛成できるような議案・法案・条例案に対しても、敢えて「反対のための反対」を行うような場合もあろうかと思います。

では、政局は、悪なのか?

否、政局は決して悪いものでないのです。

 

政治家は、自らの考えを持ち、これを正しいと信じ、その実現のためにあらゆる努力を払います。

自らが正しいと信じる考えを実現するためには、多くの支援者・支持者を得て、多数派となり、与党となり、長となって、権力を握らなくてはならないのです。
弱者側ではなく、強者側にならなくてはならないのです。
そのためには、選挙の投票結果も、世論調査の支持率も、全ての状況は相対的なものであるゆえに、対立する相手方・敵方の力を弱め、あるいは排除することを目指さなくてはならないのです。

「権力を獲らなくてはならない」というのは、決して、権勢を思いのままにして好き放題やりたい、利権を悪用して特権を貪りたい、カネが欲しい、大きい家に住んでメルセデスに乗りたい、隔日でキャバクラに通って愛人を3人囲いたい、有名になりたい、尊敬されたい、モテたい、というような、卑賤な権力欲のことではありません。

自らが正しいと信じる考えを実現するために必要だからこそ、たとえバカバカしい手段を使ってでも、嫌われてでも、(あるいは、一時的に信念を曲げてでも、)権力を欲するのです。

 

まあ、ちょっと考えてみると、まともな正常な、普通の神経の持ち主ならば出来ないことではありますが、その種の、明確な使命感と意志を持った人が歴史を作ってきたのも事実であります。
(私個人的には、他人に悪意・敵意を向けられるとむちゃくちゃ凹むし、流れに乗って要領よく泳いで、好きなようにほどほどにマイペースで生きていきたい派なので、あまり向いていないようですが)

 

政策を追求することが、王道であるならば、
政局を追求するは、覇道と言えるかもしれません。

私利私欲のために権力を求めるのは、邪道です。

状況に応じて、政策と政局をバランス良く使い分けるのが、多くの政治家の現実的な実態であり、清濁併せ呑む賢者の姿だと思います。

 

現状の蕨市政における、ねじれ現象

蕨市政におけるねじれ現象

蕨市政においては、先に例に挙げた、東京都政における、都議会自民党-小池知事の対立構造と同じように、ねじれ現象が発生しています。

私が所属している新生会(自民党系会派)は、定数:18の議会において9議席を有する最大会派です。他方で、予算編成権を持ち、蕨市の人事・情報を含めた絶大な力を持つ市長は、私達とは歴史観・国家観が真逆の日本共産党籍を持つ頼高市長であり、相対立しています。

 

私が所属する新生会(自民党系会派)としては、政局を作り出して、共産主義者の市長との対立構造を先鋭化させようと思えば、いくらでも出来る状況にありました。

例えば、全ての予算案・条例案、教育委員などの人事案を否決し、不信任決議を可決すれば、事実上、市長は、市の経営が不可能となります。
そうなれば、おそらく、市長としては、議会を解散するか、辞任して再選挙を行うしかないでしょう。

そこまでいかなくても、議会多数派としての権能を活かして、市長による市の経営を縛ることはいくらでも出来ました。

 

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(以下は、新生会あるいは蕨自民党の見解ではなく、私個人的な認識ですが、)

しかしながら、新生会(自民党系会派)としては、そのように意図して政局を作り出すことはしてきませんでした。

 

それは、国政における下らない「何でも反対野党」とは異なり、先人から受け継いだ歴史と伝統を保守し、次の世代に引き継いでいき、蕨市の将来に対して責任を持つ立場としての矜持によるものです。

日本共産党籍を持つ現市長による、歴史と伝統を破壊して共産主義革命を目指していながら、そのような考えをニコニコとした笑顔の下に押し隠し、首長としての権力を維持することを求める姿勢を邪道とするならば、新生会(自民党系会派)は、歴史と伝統を保守し、将来に対して責任を持つ立場として、王道を行くべきだ、という考えに基づくものです。

 

新生会(自民党系会派)としては、あくまでも、政局的な状況が出現することは望んでいません。
しかしながら、一旦、望まぬことながらも、政局的な状況が生まれたら、一気に流れは変わります。
対立する相手方・敵方から政局的な状況を仕掛けられたら、同じ土俵に立って、徹底的に闘わなくてはならなくなると思います。
私個人的にも、そのような政局的な状況が生まれることは望んでおらず、もし仮に、この度の2017年3月定例議会において、そのようになれば残念です。

(為念、繰り返しますが、上記点線以下の部分は個人的な見解です)


【蕨市議会】2017年3月定例議会が始まっております。

2017年2月24日(金)より、蕨市議会 2017年3月定例会が始まっております。

3月定例議会というものは、どこの市町村議会でも都道府県議会でも、あるいは国会でも同様に、4月からの新年度の予算を審議します。

ですので、1年間に4回開かれる定例議会のうちで、もっとも忙しいものとなります。

世間的にも、3月が決算月の会社が多いでしょうし(弊社は9月に創業したので8月決算ですけど)、確定申告の期限も迫っており、諸々慌ただしい時期であります。

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分厚い予算書。

自治体経営は、毎年ほとんど同じことをつつがなく滞りなく安定的に行っていくべき仕事です。予算の9割以上は経常経費(使い道があらかじめ決まっている、例えば人件費や各種管理費、外注費など)です。
1年単位での大きな変化はそれほどありません。
予算審議に当たっては、過去の予算書や決算書と照らし合わせつつ、トレンド変化を読み取っていく作業を行います。

また、3月定例議会では、年度末の補正予算案が出てきます。
予算は、3ヶ月毎の定例議会の都度、ちょこちょことした補正が組まれるのですが、年度末の補正は、会計年度末の帳尻合わせを行うために、補正の規模が最も大きくなります。
年度末の補正予算案を読めば、だいたい決算がどんな感じで着地しそうなのかもぼんやりと浮かび上がってきます。

先程、ようやく一通り読み込み終わりました。

 

 

 

この度の3月定例議会は、政局的な状況が出来しそうですね。
詳しくは別途解説します。