普天間基地に行ってきた。

先日、所用で沖縄に行ってきた折り、ついでに普天間基地を見てきた。
中に入れる訳ではないので、遠くから見ただけだけど。

朝日新聞:自民沖縄県連、辺野古容認を決定 公約変更で会長が辞意

普天間基地といえば、沖縄県選出の自民党代議士に続き、先日2013年12月1日には自民党沖縄県連も、「普天間の県外移設」という方針を「辺野古受け入れ」に事実上方針転換した。
うーん、すごい。
よその話なので詳細コメント控えるけど、もし仮に「辺野古受け入れ」不可避だと最初から分かっていたのなら、「嘘つき」と呼ばれても仕方ないですね。

 

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まずは沖縄港の波布食堂にて肉そばで腹ごしらえ。
どどんっ!


より大きな地図で 嘉数高台公園 を表示

レンタカーを借りて、嘉数高台へ。
20131130_宜野湾市 嘉数高台より普天間基地を望む

住宅密集地域の中に浮かび上がるように普天間基地を見下ろせる。
写真が傾いているのは、カメラの操作ミスであって、私の心がねじ曲がっているからではない。

たしかにこの住宅密集地域の中に軍事基地があるのは危険といえば危険だな。
米軍に土地を接収されて基地が出来た当時は、辺り一面は田畑だったわけで、ここに住んでいる人たちは、基地の存在を承知で引っ越してきた人たちだということになるわけだけど。

20131130_宜野湾市 嘉数高台より普天間基地を望む

オスプレイも見える。

20131130_宜野湾市 嘉数高台

宜野湾市全景。
普天間基地は、宜野湾市の真ん中にどんと位置している。
反対側に行くときは、ぐるっと大きく迂回しなくてはならない。
たしかにこの街に住んでたら、腹立たしく感じるだろうと思う。

20131130_宜野湾市 嘉数高台

高台全体が古戦場なので、探検してみる。

20131130_宜野湾市 嘉数高台

壕の入り口と、同行した大学友人のS君。

20131130_宜野湾市 嘉数高台

トーチカを正面から見たところ。
元は立方体だったと思うけど、砲撃で角がぼろぼろになってる。

20131130_宜野湾市 嘉数高台

京都の塔。
この高台は主に京都の隊によって守られたらしい。
たまたま通りかかったオジイが、十代半ばの少年兵が爆弾抱いて敵の戦車に特攻したさと解説してくれた(ほんとかな?)

20131130_宜野湾市

オスプレイ配備反対を唱える社民党の街頭演説。

 

そして、嘉手納基地へ。

道の駅かでなの展望台から基地が見える。

20131130_米軍嘉手納基地

あまり動きがないので、つまらないな。

20131130_米軍嘉手納基地

プロペラ式の偵察機?輸送機?が何機か離陸していった。


秘密保護法案の強行採決に考える。

さて、ぽかぽか陽気の本日2013年11月26日(火)、自公政権は、秘密保護法案を衆議院の安全保障特別委員会において強行採決を実施し、可決されました。

日経:秘密保護法案を衆院委可決 第三者機関に首相意欲

自、公、みんなが賛成。
維新は退席。
民主、日共は反対。

衆議院における付託された委員会で可決されたので、次なるプロセスとしては衆議院本会議で可決、さらに参議院でも同様に委員会で可決→本会議で可決されれば、法案は成立することになります。

 

先のエントリ「2013/11/21 特定秘密保護法の件」で述べたように、私は、この法律は、国を守るために必要なものだと思います。

しかしながら、どれほど詭弁を弄しても、今回のプロセスは十分な議論が尽くされたとは言いがたい。とても残念に思います。

 

民主制の本質は、多数決ではない。

「民主主義なんだから、多数決で決めればいいんだ!」、「選挙で自公が勝って圧倒的多数を占めているのだから、自公政権は好きなように法律を作れるんだ!」という意見を持っている人がいますが、これは間違っています。

民主制の本質は、多数決ではありません。
時の政権が、数を頼みに少数意見を押し潰して、自分の考えを強引に通そうとするのは間違っています。それはまさに天に唾する行為であって、民主制が続く以上は、いずれ歴史の裁きを受けることになるでしょう。

 

民主制の本質は、徹底的に議論すること。

少数意見を尊重し、徹底的に議論すること。ギリギリまで意見のすり合わせを行って、それでも譲り合えない部分がある場合は多数決で決める、これが民主制のあるべき意思決定プロセスだと考えます。

よく誤解している人が多いのですが、多数派だからといって多数決で好きなことを決めていいわけではありません。

 

民主制は、本質的に矛盾を抱えている。それを解決するのが人の叡智と努力。

少数意見の尊重、徹底的な議論 ←→ 最終的には多数決

この2つは本質的に矛盾しているのです。
100%全員が完璧に納得することはあり得ないのです。

最終的な落とし所をどこに持っていくか?
これを解決するのが、人の叡智と努力です。
歴史という学問は、先人の叡智と努力のケーススタディを学ぶために存在するのです。


特定秘密保護法の件

ただ今、各政党間で特定秘密保護法案の修正協議が行われております。
今現在は、自公政権は、みんな、維新と修正合意し、民主と修正協議を重ねております。

 

特定秘密保護法の目的に関する私の認識

主に公務員(自衛官を含む)による、外交、国防、治安維持に関わる国家秘密の漏洩を防ぐためのものであり、国を守るために必要な法律だと考えます。

 

蕨市への影響

上述のように、特定秘密として指定される内容は、外交、国防、治安維持が中心となりますので、市町村レベルで持っている情報はほとんど対象外だと思います。
市町村の中に自衛隊、同盟軍の基地がある、外国の出先機関、国際機関やテロ団体の拠点があるなどのケースは例外ですが、蕨市の場合はいずれも当てはまりません。

 

法律を作るプロセスについての所見

個人的には、秘密として指定する手続き、事後的に審査する手続き、期間を延長する手続きについては、十分な議論が重ねられていると言いがたく、プロセスとしては充分とは言いがたい面もあります。
しかしながら他方で、現在の我が国は、明確な悪意と侵略の意図を持った隣国から、侵略を受け、あるいは度重なる領海侵犯を受けている状況にありますので、この法律の制定は一刻も早く行わなくてはならないものだと考えます。

 

「政府の情報公開」のあるべき姿についての所見

個人的には、政府の情報は、例えば50年とか100年とか長期間経過したら、全てをオープンにするべきものと考えます。
同法案では30年を期限とし、修正協議の中で、延長するとしても最長で60年とすることになりそうです。この年限が妥当かどうかは分かりませんが、いずれにしても全ての情報を然るべきタイミングでオープンにすべきと思います。

全ての為政者、軍人、行政官は、歴史の審判を受けるべきです。
記録は必ず全て残さなくてはならないし、全てオープンにされるべきです。
更に言うと、これは畏れ多くも皇室ですら例外ではありません。

 

ところで、諸外国の事例は不勉強にしてよく知りませんが、我が国の官僚機構においては、「民は知らしむべからず、由らしむべし」的な感覚ってまだまだ残ってるんじゃないですかね?
根拠ないですけど。

言い過ぎかもしれませんが、少なくとも広報センスというか、広報の必要性に関する認識が欠けてるし、そもそも広報に割いている予算が少な過ぎると思います。
国レベルから地方自治体まで、webにアップしてある資料は読みにくいし、使いにくいし、数表なのに何故かPDFファイルしかなかったりとか訳分からないし。この点はどうやって変えていけばいいんでしょうか?

広報はコストが掛かるんですよ。
読みやすく資料を作るのには手間暇も掛かる。
質問があったら応えるためにも手間暇が掛かる。
これは無駄なコストではなくて必要なコストであります。


韓国が射程1,500kmの巡航ミサイルを開発?

産経新聞系ZAKZAKを何気なく見てて拾った記事。
(そう言えば、昔、ZAKZAKのバナー広告売ってたこともあります。)

【大阪から世界を読む】軍拡の韓国、仮想敵国は「日本」か 中韓「反日」タッグも想定すべき状態

一週間前の閲兵式で、自主開発した射程1,500kmの巡航ミサイル玄武3を初公開したとのこと。

この記事、ちょっと真偽不明ですが、署名の笠原健氏は産経の長野支局長のようです。

 

 

巡航ミサイルは、弾道ミサイルと異なり、地を這うように進んでいくので、PAC-3などの迎撃ミサイルでアタックすることは出来ません。
(弾道ミサイルのみであれば、理論的には迎撃可能)

また、北がNPT体制を事実上離れて事実上の核保有をしている現状で、将来的に南北が統一すれば、統一国家は、我が国への有効な核攻撃能力を持ち、我が国にはそれに対処する能力が無い、という状態になります。

 

中共と異なり、彼の国は米国と軍事同盟関係にありますので、万が一のことがあれば、日米安全保障体制は有効に機能しない可能性が高い。
そうすると、我が国は単独で対処するしかなくなります。
日米同盟に頼れず、単独で対処するしかない、という状態で我が国が取るべき方策は、口にするのも恐ろしいことですが、論理的帰結として答えは一つしかありません。


ロリポップwordpressが続々クラック中(らしい)

詳細未確認ですが、ロリポップのwordpressが大量にクラックされている模様です。

続) ロリポップのWordPress大量乗っ取りについての推測と対応

Krad XinによるWordPressサイト大量ハッキング発生中

当社サービス「ロリポップ!レンタルサーバー」ユーザーサイトへの第三者による大規模攻撃について

 

ちょっとヤバゲな状況のようです。

このブログもロリポのサーバを使い、CMSとしてwordprssで組んであります。
取り急ぎ、

【画期的!!】1分でWordPressにGoogle認証システムをいれる簡単な方法

こちらを参考にgoogle anthenticatorというワンタイムパスの二段階認証の仕組みを入れた上で幾つかのファイルのパーミッションを変更してみましたが、何やら二段階認証をかませてもクラックされたような報告もあるので、このブログもやばいかもです。

取り敢えずバックアップは取りました。


金門島に行ってきた。

先日2013年5月に、タフな(本業の)出張の合間を縫って、金門島に行ってきた。

大きな地図で見る

金門島といえば、台湾本島から遥か離れて、中国大陸の厦門のすぐ対岸に位置するという、台湾の離島。 中共領である厦門からは目と鼻の先だが、台湾が実効支配している。

僕が初めて台湾に行ったのは大学3年終わりの春休み、1996年春。
中華民国政府がメインランドを逃れて台湾に移駐して以来続いていた戒厳令が1987年に解除されてから初めて行われた総統選挙(事実上のいわゆる大統領選挙に相当する)を見に行くのが目的で、この時も金門島に渡れないものかといろいろ調べた。

当時は、中共が台湾初の民主的総統選挙を何としても阻止しようと恫喝を繰り返し、対抗して米国が第七艦隊を台湾海峡に派遣するという一触即発の状況。戦争が始まるとしたらいきなり本島に弾道ミサイルを打ち込んでくるのではなく、金門・馬祖への砲撃から始まる可能性が高いと言われていて、どうやって渡ろうか調べるうちに本当にビビってしまって結局金門島を訪問するのは取りやめた。

その後、台湾には何度も行く機会があったが、なかなか時間が取れずに金門島に行く願いは叶わなかった。

今回は、たまたま調べたら意外と簡単に、台北から余裕で日帰り出来ることが分かったので、行ってみた。

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羽田からJAL便で台北松山空港に着いたら、コインロッカーに仕事道具を預けて、立榮航空にチェックイン。
台北からは1時間くらい。
片道2,220NTDなので7千円ちょい。

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あっという間に金門空港に到着。
滑走路の傍らにはカモフラのトーチカ。

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小さく、いかにも「離島の空港」といった雰囲気。

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滞在時間が短いので、すぐにタクる。

空港近くの幹線道路の交差点にはカモフラのトーチカが整備されている。

原チャや自転車のレンタルもあるようだが、空港にはお店が見当たらず、市内にしかお店がないようだった。

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道路インフラはしっかり整備されている。

雰囲気としては、宮古島や石垣島のような、八重山の島々にかなり近い。
しかし、インフラの整備具合は遥かに内地の八重山を上回っている。

よく考えてみたら、八重山の島々と金門島が似ているわけではなく、世界中どこに行っても離島に共通する「離島っぽい雰囲気」というものがあるのだと思う。

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島の端、最もメインランドに近接するところに位置する、馬山観測所。
当然、今でも軍隊が駐屯している。

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「還我山河」のスローガン。

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ここから地下道に入っていく。

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地下道。
中共が攻めてきた時のために、何箇所も銃眼のついた待避所がある。

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観光用のトーチカ。

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この日は、晴れていたものの、霞んでてメインランドは見えず。
島影は、大陸ではなく島で、中共領。

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バス停まで歩く。

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このバス停の時刻表表示がいいかげんで、待てど暮らせど全然バス来ない。

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しかたなく、街まで5kmくらい歩いた。

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なんかシーサーみたいのがいる。
風獅爺というらしい。

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牛飼ってる。

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公民館かな。
立派な建物。
公共投資すげー。

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小さな集落なんだけど、家は新しくて綺麗。
かなりお金が投入されてる。

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排水施設ばっちり。

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しかし、ふと道の脇にトーチカがあったりする。

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監視カメラ類もたくさん設置されてる。

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やっとこ金沙という集落に着いた。
集落のメインストリートの中心には映画館がある。駄菓子屋と集落に一件だけあるセブンには学校帰りの子どもたちが溜まってた。

ここでタクシーを捕まえて、島の中心部の金城という地域へ。

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なんか普通にのどかな街だった。

三通のおかげで厦門まで気軽にフェリーで1時間で行けるようになったので、中共からのツーリストも見かけた。

ジャージ姿の中房が賑やか。

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中共が打ち込んできた砲弾を原料にした包丁が特産品らしい。
ほんまかいな。

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民家の壁に貼ってあった。
金門島の反原発運動?

 

ということで、滞在時間わずか5時間ほどの弾丸ツアーながらも、18年来行きたかった金門島に行けて有意義であった。

のどかな離島だったが、敵対する勢力と至近距離で接する国境の緊張感もほんのり感じた。

 

我が国も隣国からの侵略を受け、あるいは侵略の意図をもって度重なる領海侵犯を受けている現下の状況で、自国の領土・領海は命を掛けてでも、たとえ戦争をしてでも守らなくてはならないものだという覚悟を新たにした。

 

(おまけの写真)

台湾の右翼っていうか要するにanti-Tiwanization=親中=容共=左翼だよね?
台北市内の西門街の近くにて。

台湾の右翼っていうか、要するに、外省人の保守反動 =  anti-Tiwanization(反台湾化) = 親中 = 容共 = 左翼?なんだろうか。
彼らは中共から資金をもらっているという報道もある。
台湾通信:釣魚台守ろう運動の黄錫麟氏のバックに中国国務院台湾事務弁公室の存在か、本人は否定


ソウル市内で見かけた竹島模型

ソウル市内 梨泰院駅構内の竹島模型

先日、4月中旬にソウルに出張した折りに、地下鉄 梨泰院(いてうぉん)駅構内で見かけた竹島模型です。
竹島は、韓国が侵略中の、我が国固有の領土です。
彼の国における呼称が書いてあります。
対内的、及び対外的なプロパガンダの小道具であります。

梨泰院という地域は、米軍基地が近くにあり、遊びの外人やツーリストが多く、また、現地の若者が多いエリアで、六本木的な感じの街です。
朝8時頃に朝飯を食おうと路地裏の定食屋に入ると、夜通し遊び続けた若者グループがメシ食いながらチャミスルを飲みつつ妙なハイテンションで騒いでいるいるような地域です。