産業労働委視察 その2 山形市 七日町商店街の活性化

さて、↓こちらの記事の続編です。

埼玉県議会 産業労働企業委員会では、山形市中心部にある、七日町商店街に、その商店街活性化の様子を視察に行きました。

 

 

全国の商店街活性化施策は、死屍累々たる状況

全国的に、商店街は衰退し続けていて、この傾向に歯止めはかかっていません。
(もちろん、例外はあります。)

 

高度経済成長期においては、スーパーマーケット、郊外型ナショナルチェーンストア、郊外型ショッピングモール等の大規模小売店舗が脅威でした。

これら大規模小売店舗の脅威から商店街を守るために、大規模小売店舗法という法律がありました。

自由な競争を確保するという観点から、また、規制緩和のために、平成12年(2000年)、大規模小売店舗法は廃止されました。

 

 

2000年以降、ECが進展しました。

ECの進展には、総合スーパー、百貨店などの一部の大規模小売店舗の業界すらも苦しみ、衰退トレンドに入ってしまいました。

総合スーパー、百貨店の業界が今、必死で行っているのは、不採算店舗の閉鎖、売り場の縮小などのスクラップ&ビルド、事業の選択と集中による、経営資源の効率活用です。

 

 

総合スーパー、百貨店業界が、自らの経営努力のみによって事態を打開しようとしてる一方で、商店街活性化は、行政・政治の全面的な支援を受けています。

商店街は、地域経済、地域コミュニテイの核であり、これを行政・政治が支援することには合理性、公益性があるからです。商店街・商工団体などが地域政治的に強い発言力を持っているから、という事情も背景にはあります。

 

しかしながら、行政・政治の全面的な支援による商店街活性化施策が成功しているかどうか?というと、ほとんどうまくいっていません。全国の商店街の多くは、依然として衰退をし続けています。その一方で、失敗施策を振り返って新たな施策を打ち出すでもなく、全国の商店街活性化施策のメニュは、十年一日の如く変わりません。

街路灯への補助金、空き店舗改修・家賃補助金、イベント補助金など、焼け石に水となってしまっています。

 

 

数少ない商店街活性化の成功事例は、その商店街に核となるキーパーソンがいて、その方の属人的な努力によって成し得た事例がほとんどのように、個人的には感じています。

属人的な成果である以上、その活性化モデルに普遍性はなく、横展開は不可能です。

 

 

商店街自身の経営資源は縮小しており、彼らを支援をするための行政資源にも量的に限界がある以上、同様に、商店街最盛期の現状維持戦略を根本的に見直し、経営資源の効率活用を図ることが必要ではないか。

後継者難、廃業により一般戸建て・集合住宅が増えて歯抜けとなった商店街について、もはや再生は困難であり、整理統廃合を誘導することが必要ではないか。

私は、本年、令和6年(2024年)6月定例会の産業労働企業委員会の所管事務調査において、以上のような視点から、埼玉県の商店街活性化施策について問うたところです。

 

(議事録はまだ公開されていない。上記リンク先は、委員長報告)

 

繰り返しますが、これらはあくまでも一般論です。

もちろん、例外的に、
・衰退したことがない、賑やかであり続けている商店街
・一度衰退したものの、テコ入れして活性化した商店街
も存在します。

 

 

山形市 七日町商店街は、活性化に成功した事例

山形市中心部に位置する七日町商店街は、活性化に成功した好事例とされており、ここを視察しました。

果たして、その秘密は何なのか?

埼玉県における衰退した商店街の活性化施策に応用可能なのか?

 

 

山形市の商業環境

山形市は人口24万の、県都としては小規模な街です。

山形藩の城下町として、長い歴史があります。

地理的には、盆地であり、四方を山々に囲まれています。

202411 産業労働企業委員会視察 山形市

駅前のタワービル最上階の展望台より、東側の奥羽山脈、蔵王連山を望む。

 

202411 産業労働企業委員会視察 山形市

同じ展望台より、北に目を転じると、山形城の城趾公園。

 

 

仙台市には、クルマでも電車でも一時間強で行けます。

つまり、人口百万人で、華やかな大都市、仙台のデパートは、山形市までも商圏に含んでいるのです。

かつては、山形の若者はこぞって仙台に買い物、遊びに出てしまっていました。

 

 

七日町商店街の活性化に成功した今日では、週末の買い物客の6割は仙台からやって来ている、とのことです。

 

 

すごいですね。

ところで、ビジネスパーソンとしての感覚から言うと、「うちはこんなに成功しているんだ」と示された数字・話は、果たしてそれが真なのか、裏取りをしなくてはならないのですが、今回はそこまではやっていません。

以下、話を聞いた説明をそのまま記載します。

 

 

KFSは民間投資

何が成功のキモだったかと言うと、民間投資だとのこと。

行政の支援、補助金には頼らず、商店街の組合自身でお金を出し合って有料駐車場を整備したり、土地を購入して広場を作ったり、カラータイル舗装を行ったとのこと。

 

 

全国の商店街が補助金頼みとなっている中で、なぜそのようなマインドが醸成されたのか?と重ねて問うと、

山形藩は、初代の最上氏改易以来、12回も藩主が変わったそうです。

そのために政情が不安定だったようで、お上に頼らない、頼れない、自分たちでなんとかするというマインドが、山形商人の間に醸成されていたとのことです。

 

 

とは言え、一切行政、政治を巻き込まない、ということではありません。

政治を巻き込んで、商店街加入条例を制定しています。

入らなくても罰はないものの、利益が得られないという仕組みになっています。
情報を得られるというメリットがあるために、ナショナルチェーンも喜んで加入しているとのこと。

金融機関と商店街で協定を結んでおり、商店商店街加入事業者は借入金利が0.2%低くなるそうです。

202411 産業労働企業委員会視察 山形市 七日町商店街

御殿堰の商業エリアにて。

かつての山形城の堀を再生した商業エリア。

ここも、行政からの補助も入っているものの、民間投資が中心となって作りました。

 

202411 産業労働企業委員会視察 山形市 七日町商店街

古い蔵を改装したおしゃれカフェ。

 

202411 産業労働企業委員会視察 山形市 七日町商店街

思いを込めて熱心に語るキーパーソンの方。

やはりここも、属人的な努力によって活性化が成された側面が大きいようです。

 

202411 産業労働企業委員会視察 山形市 七日町商店街

最近はインバウンドツーリストも多いとのこと。

それほど広くはないのですが、いい雰囲気です。

 

202411 産業労働企業委員会視察 山形市 七日町商店街

こちらは、ビル取り壊しの予定をいち早く察知して、商店街の組合として土地を購入したうえで広場を設けたところ。

 

202411 産業労働企業委員会視察 山形市 七日町商店街

市内中心部なので、中層マンションが多数ありますが、1階が商業テナントになっています。市からの補助が得られるとのこと。

 

202411 産業労働企業委員会視察 山形市 七日町商店街

こちらのマンションも、1階が商業テナントになっています。

 

マンションの玄関、駐車場は、表通り側ではなく、裏側に設けられています。

これも商店街の組合からの働きかけによるものです。

 

202411 産業労働企業委員会視察 山形市 七日町商店街

とは言え、全てがバラ色というわけでもなさそうでした。

2020年には、大通りの一等地に位置していた、地場デパートの大沼百貨店が閉店しています。

建物は、廃墟のままとなっています。

 

202411 産業労働企業委員会視察 山形市 七日町商店街

山形市立第一小学校の旧校舎を改装した、コミュニティセンタ。

 

202411 産業労働企業委員会視察 山形市 七日町商店街

視察団一行。

 

202411 産業労働企業委員会視察 山形市 七日町商店街

七日町商店街振興組合のキーパーソン。

 

ということで、いい話ばかりお聞きしたのですが、各種の協定の原文とか、市議会の議事録、お金の流れなどを掘り下げるみると各種施策の背景や実態が立体的に浮かび上がってくると思いますので、時間がある時に見てみたいと思います。


県議会狭山茶振興議連にて、鶴ヶ島市の茶園を視察

埼玉県は茶業が盛んであり、県議会にも狭山茶振興議連があります。

議連(議員連盟)というのは、特定のテーマについて、超党派で研究、情報交換、議論する集まりです。話し合う段階までを目的として、具体的な政策案は会派・議員ごとに異なるものがアウトプットされてくる場合もあるでしょうし、共同で政策を練り上げる場合もあると思います。

 

このたび、狭山茶振興議連にて、鶴ヶ島市内の茶園である、長峰園を視察してまいりました。

 

狭山茶の特徴は、自園・自製・自販という垂直統合です。
茶畑で生産し、工場で茶葉を加工して製品化し、卸・小売までを一貫して行っていることで、これは、他の産地では行われていません。

これらは、従来は、狭山茶の強みであると語られていたのですが、実は裏返しの弱みもある点は、先日の有志での静岡視察で仕入れた新しい視点でした。

・輸出や付加価値の創造に力を入れる卸・商社が育たなかった。
・業界団体の力が弱い。

という点が、狭山茶のディスアドバンテージです。

 

 

長峰園も、自園・自製・自販であり、さらに、カフェ経営にまでバリューチェーンを拡大しています。

 

20240910 埼玉県議会狭山茶振興議連視察 長峰園

長峰園の方より、説明をお聞きする。

 

20240910 埼玉県議会狭山茶振興議連視察 長峰園

茶畑。

畝は長ければ長いほど、作業効率は良いとのこと。

畝が短いと、機械をターンする作業が増えてしまうため、効率が悪くなります。

 

畝の幅は、機械の大きさに依存して決まるため、全国統一サイズなのだそうです。

 

20240910 埼玉県議会狭山茶振興議連視察 長峰園

九州以外では唯一購入した、茶葉洗浄・虫取りマシン。

まだ試行錯誤している段階だそうです。

 

収穫前に茶葉を水で洗浄し、虫を吸引して綺麗にします。

そのため、農薬が不要になります。

 

「農薬未使用」を付加価値として打ち出していくことを狙ったものですが、逆に、「これ以外の農薬使用の茶葉は、大丈夫なのか?」と不安視されることをおそれ、また、業界内の他業者への悪影響をおそれ、まだ本格的にそのようなマーケティングが出来ていない、とのことです。

 

20240910 埼玉県議会狭山茶振興議連視察 長峰園

茶畑を覆うカバー。

 

20240910 埼玉県議会狭山茶振興議連視察 長峰園

社屋内に設けられたカフェにて。

茶畑を眺めながら、抹茶ケーキを食べつつ、お茶が飲める、という趣向です。

 

 

茶業界は、消費者の嗜好多様化によるリーフ茶需要減により、長期的には縮小傾向にあります。生産量はピーク時の半分となりました。

この茶園では、

・カフェ進出によるバリューチェーンの延伸

・無農薬化による付加価値の創造の試み

にて、生き残り・成長を図っていこうとしておりました。

 

20240910 埼玉県議会狭山茶振興議連視察 長峰園

最後にみんなで記念撮影。


静岡県の茶業研究センター、茶業機械メーカを視察

先日、令和6年(2024年)8月5日(月)、埼玉県議会 自民党議員団の当選一期生有志4名にて、静岡県の

  • 静岡県 農業・林業研究所 茶業研究センター
  • カワサキ機工(株)様(茶業に特化した機械メーカ)

を視察してまいりました。

また、埼玉県農林部の方々にもご同行いただきました。

 

 

埼玉県の茶業

蕨市では茶の生産はまったく行われていませんので、気が付きにくいのですが、実は、埼玉県は茶の名産地です。

狭山茶ですね。

産地は、入間市・狭山市・鶴ヶ島市・所沢市です。
狭山茶というブランド名ですが、実は、これらの市の中で生産高が最も大きいのは、入間市です。

 

私の妻は所沢出身ですが、小学校の社会科見学で茶園に行ったことがあり、所沢市民にとっては茶業はかなり身近な存在だそうです。

 

茶業の振興は、県議会でもたびたび取り上げられるテーマです。
上記の4市から選出された議員が、入れ代わり立ち代わり、ほぼ毎定例会ごとに一般質問で取り上げるようなイメージです。

 

ということで、茶業振興は、蕨市民としてはほぼ無関係なテーマですが、埼玉県議会議員としては理解しておきたいテーマであります。

 

 

静岡の茶畑の様子

東海道新幹線で掛川駅で降り、レンタカーで菊川へ。
菊川に茶業研究センターもカワサキ機工(株)様の本社もあります。

このエリアが茶の産地です。

 

20240805 静岡県茶業関連視察

見渡す限り広大な茶畑が広がっています。

ポールの上部に取り付けられている羽根は、霜害防止ファンです。
埼玉県の狭山茶の産地でもよく見かけるものです。

静岡県は温暖な気候ですが、それでも霜害対策は必要なのですね。

 

20240805 静岡県茶業関連視察

茶畑の上に太陽光発電パネルが設置されているという、珍しい畑がありました。

 

また、茶畑の木が伸び茂るまま、手入れがなされていない、放棄茶畑もありました。

 

 

茶業に特化した機械メーカ:カワサキ機工(株)様

20240805 静岡県茶業関連視察

茶園管理アプリケーション、製茶機械などを製造しています。

茶業全体の縮小に伴い、茶業機械メーカは、今は2社しか残っていないそうです。

全国に顧客がおり、コンサル的な役割も求められるためか、業界事情・情報が集まっているようです。広く深く解説してもらいました。
この話がかなり面白く、茶業界全体の課題や、狭山茶の強み/弱みを俯瞰する視点を得ることができました。

 

 

リーフ茶(茶葉の状態での商品)からTB茶(ティーバッグ)、ドリンク茶(ペットボトル類)への移行の流れは留まるところを知らず、茶業界は衰退し続けています。

リーフ茶よりドリンク茶は、g単価が圧倒的に低いのです。

全体の消費量は横這いだとしても、利益率が下がってきている、ということなのだと推測します。

海外におけるmatchaブームは、一時のブームではなく、もはや定着した傾向です。
しかしながら、matcha輸出に成功しているのは鹿児島などの一部産地のみのようです。狭山茶においては、輸出が出来る卸・商社がいないのが悩みです。

 

 

狭山茶の事業者の特徴は、自園・自製・自販という垂直統合です。
これは他の産地にはありません。

これは従来は狭山茶のアドバンテージであると語られていたのですが、
逆に、

・輸出や付加価値の創造に力を入れる卸・商社が育たなかった。

・業界団体の力が弱い。

というディスアドバンテージも生じています。

 

海外のデパートや展示場などで「JAPAN食品フェア」のような期間限定のイベントに出店すると、だいたい日本茶は大人気で完売するそうですが、その後の継続的な取引に繋がることは、まず無いとのことでした。

継続的な輸出取引を行うためには、卸・商社をかませないと不可能です。あるいは、業界団体が力を入れてサポートするというやり方もあり得ます。

有力な卸・商社がおらず、業界団体の力が弱い狭山茶にとっては、分が悪いところです。

 

 

茶業者が今後、生き残っていくためには、

・高級路線、付加価値の創造

・ドリンク茶メーカの下請けとして細々生きる

の2択です。

 

 

カワサキ機工の方曰く、今後付加しうる新たな付加価値の方向性は、

・香り

・有機(特にEUへの輸出の場合は重要な要素)

であろう、との見解でした。

 

但し、同行した某氏曰く、有機栽培はコスト高な上に、味も落ちる。それでも有機を好むという嗜好もあるだろうが、消費者のすべてが有機を選好するとは思えない、とのことでした。

 

20240805 静岡県茶業関連視察

 

 

静岡県茶業研究センター

都道府県として茶業専門の研究施設を持っているところは少なく、埼玉県、静岡県、京都府、三重県くらいです。それぞれ茶の名産地ですね。

 

20240805 静岡県茶業関連視察

静岡県の茶業研究センターは、建物老朽化のため、新築中でした。

まだ工事中のため、中には入れませんでした。

 

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時間貸し研究施設を見学しました。

 

上記「カワサキ機工で聞いた話」で触れたように、茶業者にとおっては、付加価値の創造が、今後の生き残りのために死活的な課題です。

そのため、静岡県茶業研究所は、自ら付加価値の創造を目指す事業者向けに、研究施設を時間貸ししています。

 

 

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時間貸し研究施設の機材を用いて作ったサンプル製品。

茶葉を圧縮して作ったオイル、茶のアロマスプレーなど。

 

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最後に記念撮影をしました。

 

視察を受け入れてくださった、カワサキ機工(株)様、静岡県茶業研究センター様、ありがとうございました。


東京モーターサイクルショー2024

令和6年(2024年)3月24日、東京ビッグサイトに、東京モーターサイクルショー見に行ってきた。

参戦するのは何年ぶりだろうか?
15年ぶりくらい?

二輪の免許を持っていない(それどころかクルマの免許もAT限定免許しか持っていないという、でもカドヤの革ジャンを持っているという)妻とタンデムでお台場へ。

 

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ごくたまに取れる貴重な休みの日に、日帰りでどこかにツーに行ったとする。

例えば、伊豆やら、日光金精峠やら、道志みちやら。

道の駅で休憩しているバイクは大型ばっかりだし、乗っているのはコミネマンのようなウェアリングのおっさんばっかりだ。
(もちろん、私自身もその一人である)

 

なので、今、バイクに乗っているのはおっさんばっかりではないか、日本のバイク市場はおっさん消費のみによって成り立っているのではないか、今どきの若者は全くバイクに乗らないのではないか、と錯覚してしまう。

 

 

しかし、このモーターサイクルショー2024は、おっさんよりもむしろ、若者の姿の方が多かった。

展示バイクのランナップを見ても、若者をターゲティングしていることがよく分かる。

若者に見放されたら産業としては未来はないしね。
バイクって実はこんなに若者に人気があるんだな、と、おっさん層の一人としては、純粋に嬉しく感じた。

 

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もう世間では、バイク乗りなんて絶滅危惧種なのかと勝手に思い込んでいた。

こんなに人がたくさん来ているなんて、まあ、嬉しいといえば嬉しい。

 

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一緒に行った妻が、あれこれ試しにまたがっている私を撮影してくれた。

 

イタルジェット。

実物初めて見た!

街で走っている姿は一度も見たことがない。

イタ車の色はいいね。

すげーかっちょいいけど、洗車が大変そうだし、スクータなのに積載性ゼロ。

 

200ccで814,000円。
フォルツァやX-MAXからプラス10万円と考えれば、外車だし、それほど高い感じはしない。積載性ゼロだけど。しかも、おそらくすぐあちこち壊れるw

 

 

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本田技研のブースへ。

CBR1000RR-R Fireblade。

 

2000年式逆輸入車、2006年式国内フルパワー化と、乗り継いだけど、ポジションの違和感ゼロ。

むしろコンパクトになって、乗りやすそうな感じ。

まあ、実際には、乗りこなせるイメージはまったく無い。

 

それにしても、この界隈のSSトップエンドモデルは、高くなった。昔は、120万円くらいで乗れたのにね。

今は250万円。

 

 

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NX400。

 

意外と車格がでかい。しかし、400なのでそれなりに小さい。余裕がある。

 

これが「上がりのバイク」かもしれん。

 

 

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ハーレー。

 

興味ないジャンルだけど、一応またがってみた。

やっぱり興味沸かない。

このジャンルにさっぱり興味が沸かないことに対して、ちょっとホッとするw

 

 

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ヤマハのブースへ。

 

XSR900GPの往年のワークスレプリカ。

このカラーリングは、個人的にはぐっとくる。

しかし、中身は所詮はXSR900なんだよなあ、と考えると、あまり乗りたいとは思わないかな。

 

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ナイケン。

初めて実車にまたがってみた。

フロント・リヤともに固定されているけど、またがっただけで、フロントヘビーな感じがよく分かる。うーん、なんとも。これは走ってみないと分からないな。

 

 

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Tenere。

やはりテネレは憧れる。

しかし、車格がでかい。足つきわろし。乗れなくはないけど、街乗りはきつい。そもそも、日本の林道を走るバイクではないな、砂漠をかっ飛ばすバイクだ。

 

 

シート高875mm。

昔乗っていたCRM250ARの895mmよりは低いけど、シートの幅があるので、足つき性は同じくらいかな。

 

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MT-09の3気筒のカットモデル。

 

ちょうど今乗っているやつ。

 

 

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TMAX560 tech max。

いいねえ。

 

しかし、どういう人が、どういう乗り方するんだろう、このバイク?

お金が腐るほどある人がゲタバイクとして使うんだろうか?

取り回し悪いし、止める場所確保しにくいし、街乗りでは大変だと思うけどね。

 

 

TMAXというと、やはり、「ノリックが事故って死んだバイク」と連想してしまう。

 

 

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川崎重工のブースへ。

NINJA 1000SX。

 

コンパクトで、ポジションがゆったりしている。

これは、かっ飛びバイクではなくて、上がりバイクかな。

 

 

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メグロS1。

W230と共通のプラットフォーム。

エストレヤの後継か。

 

いいねえ。こういう小排気量シングルに、最近は興味が向く。やはり年なんだろうと思う。

 

 

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KLX230。

ライトカウルがまともになったw

先代のライトカウルは、気持ち悪過ぎたww

 

 

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スズキのブースへ。

 

スズキは、V-strom兄弟推し。

いいねえ。初代2014年式V-strom1000乗りとしては、嬉しい。

ファラオの怪鳥のクチバシデザインは秀逸。

今乗っているV-strom1000は、新車で乗り始めてそろそろ丸十年になるけど、まだまだしばらくは乗り続けるつもり。

 

 

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GSX-S1000GT。

なにこれ、小っちぇ。

まあ、こういうのが乗りやすいんだろうな。これもNINJA 1000SXと同じ系統で、上がりバイクなんだろうな。

 

 

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BMW motorradのブースへ。

 

BMWも一度は乗っておきたい。

 

この写真はF800GS。

乗りやすそう。

 

昔は、F650GSダカールに、ものすごく憧れたが、今は国産メーカがあれこれアドベンチャーモデルを出しているし、そもそも今V-strom1000に乗っているので、今さらBMWのこのジャンルに乗りたいとは思わない。

 

 

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F900GS。

なにこれ、シート高、たか!

足つかないw

 

 

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EVバイクの、CE04。

うーん。致命的にダサい。

まったく興味が沸かない。

 

 

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トライアンフのボンネビル。

 

うん、たしかにかっこいい。

値段も手頃。

 

20年くらい前に、当時の福田モーター商会が笹塚にあった時に試乗させてもらったのだけど、ペダル位置が左右非対称である点に強く違和感を感じたものだ。

最新のモデルも、この点は変わらず。

 

かっこいんだけど、でも、これに乗るくらいなら、川崎重工W800でいいかな。

 

 

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オレンジ君のKTMのブースへ。

1290 Super Adventureにまたがってみる。

意外と小さいのね。

R1250GSと比べてもかなり小さい感じ。
R1250GSやF900GSは大き過ぎて乗りこなせるイメージが沸かないけど、KTM1290 Super Adventureは、ふつうに乗れそう。

 

 

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何? このかわいらしい電動バイク。

ぐぐってみたら、TROMOXという名の中華ブランドだった。

 

デザインは悪くない。かわいい。

 

 

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値段も安い。

試しに衝動買いしたくなる価格だけど、中華製のバッテリは怖いよなあ。

 

 

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TROMOXの電動スク。

かわいい。

でも、買うのは怖い。

 

 

モーターショー全体を通じて、EVの展示は少なかった。

 

 

いやー、楽しかった!

 

 

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キャンギャルと写真撮りました。


ライドシェア早く導入してほしい

岸田首相の肝煎りで、導入に向けた議論が進みつつあります。
全国的なタクシー不足が背景にあります。

 

 

総理大臣だからといって何でもかんでも好き勝手にできるものではありません。

総理が陣頭指揮を取ったところで、潰される時は潰されるものです。

 

 

個人的には、導入推進を応援します。

岸田首相を始めとする、導入推進派の皆様には頑張って欲しいですし、応援します。

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2018年12月、ミャンマーのマンダレーにて、ライドシェアアプリ:Grabのトゥクトゥク。

 

 

ライドシェア導入には、タクシー業界が反対

ライドシェア導入については、タクシー業界が猛反対をしております。

そもそも、多くの諸外国では何年も前に導入されているライドシェアが、未だに我が国において導入されていないのは、タクシー業界が反対をしてきたから、という経緯があります。

タクシー業界は、中央ではともかく、地方においては、伝統的に地主などの地方有力者が手掛けるビジネス領域とされており、力を持っているのです。

(念の為に申し添えますが、タクシー事業者が地主などの地方有力者が多いからと言って、それ自体が悪いということではありません。タクシー業界勃興期に多くの地場の資本家が参入し、その後、新規参入が制限される状況が続いたために、結果論的に、タクシー事業者の多くが地方有力者という状態になった、ということです。)

 

 

タクシー業界が反対する理由

表向きの理由は、

・厳しい資格要件を定めたタクシー運転手と比べると、ライドシェア運転手は誰でもできるため、運転・サービスの質が落ちるから。

・ライドシェアにおいては、万が一、事故が発生した場合の補償の仕組みが確立していないから。

・ライドシェア運転手による乗客に対する強盗・性犯罪・詐欺などの犯罪が起こりうるから。

というものです。

心配の一部はもっともな話でもありますし、実際に海外ではライドシェア運転手による乗客に対する犯罪も起こっています。しかしながら、事故や犯罪が起こるのは、既存のタクシーでも同じであり、対策を施して改善すればいいだけの話です。
それでも不安だというユーザがいれば、そもそもライドシェアを利用しなければいいのです。

 

 

私は、テクノロジーを用いた評価経済、シェアリングエコノミーの力を信じております。

19年前、(株)カカクコム在勤中に、「クチコミが神の見えざる手をサポート」というキャッチコピーを考えたのですが、まさにこの言葉の通りで、ユーザによるサービス提供者に対する評価の蓄積が、質の悪いプロダクト・サービス事業者を市場から駆逐し、健全な自由競争を促し実現させるものと確信しています。

現実的に、多くの我が国におけるシェアリング業界、海外のライドシェア業界においては、インターネットを通じたテクノロジーが、適正な料金で質の高いサービスが提供される競争環境を実現させ、ユーザとサプライヤを適切にマッチングさせ、全ての関係者のハピネスの極大化を実現しています。

 

タクシー業界の反対意見には、正当性がありません。
競争激化を恐れたポジショントークに過ぎないと、私は断定します。

 

 

私は、ネット業界に身を置く者として、そして、小さな政府を好み、自由主義市場経済を愛する者として、自らの利益のためにシェアリングエコノミーの導入に反対するタクシー業界の姿勢は、不快に感じます。

新たな競争が生じることは、まともな事業者にとってはチャンスのはずなんですけどね。

タクシー業界全てがライドシェア導入に反対しているわけではなく、まともなタクシー事業者であれば賛成しているものと私は信じております。

 

 

タクシー不足の解決策

しかしながらタクシー不足を解消することが目的ならば、取り得る施策は、ライドシェア導入だけでもないはず。

タクシー不足とは、要するに、タクシー運転手の採用難ということです。

 

タクシー業界って、賃金が安過ぎるんですよ。

もっと賃金を上げれば、採用難は解消するんじゃないですかね。

労働分配率が低過ぎるのか?
あるいは、そもそもタクシー料金相場が安過ぎて、もっと値上げすべきなのか?

タクシー業界の収益構造は勉強不足でよく知らないので、これはjust問題提起ということで、今後、機会があれば調べてみようと思います。


【埼玉県のいろいろなデータ】高校卒業者の進路 — 大学進学率は一貫して上昇

本日付で、令和5年3月高等学校卒業者の進路状況調査が発表されております。

 

 

このレポートの8ページ目(PDFファイルの9ページ目)が、昭和54年以降の、高校卒業者の進学率、就職率。

 

 

ここを見ると、一貫して大学進学率が上がり続けていることが分かります。

 

 

10年毎の比率の推移を抜き出してみると、

大学 専修学校等 就職等
昭和58年
(1983年)
23.6% 32.0% 39.5%
平成5年
(1993年)
27.5% 39.7% 27.0%
平成15年
(2003年)
43.9% 32.1% 12.3%
平成25年
(2013年)
56.5% 24.5% 14.7%
令和5年
(2023年)
64.6% 19.9% 10.9%

 

 

私が高校を卒業して、大学に入ったのは、令和5年(1993年)で、ちょうど30年前なんですよ。

団塊ジュニアのピークでした。

中学校は当たり前のように一学年が10クラス以上ありましたし、全国あちこちで新設校が開設されていました。

受験戦争という言葉が生まれたように、競争は苛烈でした。

同年代の中には、大学に行きたくて何年か浪人したものの、最終的には諦める、といった人たちも少なからずいました。

(しかも、大学卒業直前にバブルが弾けて、就職状況も悲惨なものでしたし・・・ここの話は別の機会に)

 

 

30年前当時の大学進学率は27.5%で、今は37.1%も上昇して、64.6%になっています。

 

 

競争が緩くなったのかどうか、受験勉強の渦中にいる高校生にとっては、昔との比較などはどうでもいいことでしょうが、大学進学率が上昇し続けていることは、社会全体にとってポジティブなことだと思います。

我が国の社会が豊かになって成熟してきたことを示しているのではないかと思います。


平成バーガー

久しぶりにマックにお昼ご飯を食べに行ったら、平成バーガーという期間限定商品を販売していました。

この広告の、ふざけた90年代テイスティが個人的にすごくぶっ刺さりました。

個人的には、バリ3ですね。

 

 

 

最近、あらゆる領域で、平成モノ(特に平成前半モノ)がリバイバルしているみたいですけど、何でですかね?

学術的な解説を聞きたいところです。

 

 

あの、バブルが既に崩壊していながらも熱気の余韻を残しつつ、21世紀を迎える不安と閉塞感に満ち溢れていたあの時代に、私のようなあの時代に10代~20代を過ごした世代はともかく、それ以下の世代にとっては、憧れる要素なんて何一つ無いような気がするんですけど。