北朝鮮による日本人拉致被害者救出活動を進めることの難しさ

本日、平成31年2月7日(木)、蕨市民会館において、北朝鮮による日本人拉致問題啓発舞台劇公演『めぐみへの誓い — 奪還 –』がございました。

20190207_135227631

全国各地で公演して回っているようで、
・政府拉致問題対策本部による、拉致問題の概要説明
・拉致被害者の家族会の方のスピーチ
・シンガーソングライターによる被害者救出を願う歌の演奏
・90分間の拉致啓発演劇
が一つのパッケージになっています。

二中生も、授業の一環で見学しておりました。

たいへん感動する素晴らしい公演でございました。
関係者の皆様、ありがとうございました。

 

 

感想は、「酷い、悲しい、かわいそう」

会場で耳にした感想は、だいたいこのようなものです。

今回のパッケージは、あくまでも啓発が目的ですので、これでいいと思います。

 

啓発というのは、知らなかった人に、知らしめること、です。

 

AIDMAすなはち、

Attention 注意をもたせる
Interest 興味、関心をもたせる
Desire 何かを望むようにさせる  — 拉致問題においては、被害者の救出を望む
Memory 記憶させる
Action 行動させる

のプロセスにおける、A~I あたりが啓発であり、本パッケージの目的となります。

 

人に何かを伝え、認知させるためには、喜怒哀楽の感情をフックとするのは定石でありますので、「酷い、悲しい、かわいそう」という、オーディエンスの感情に訴求するのは正しいやり方です。

 

北朝鮮による日本人拉致が、今どきの小中学校でどのくらい教えられているのかは寡聞にして知りませんが、少なくとも私の世代では、小中学校ではまったく教えていませんでした。

この問題については、むしろ子どもたちより、大人世代の方が知識が乏しいかもしれません。

 

 

拉致問題における、Desire

北朝鮮による日本人拉致問題を初めて知った人は、「救出しなくては!」と、まあ普通は思うでしょう。
思わない人も、いるのかな?
さすがにいないと思いますけどね。

 

これが、拉致問題のAIDMAにおける、Dですね。

Aの段階から、I、Dの段階まで引っ張ってくるのは、難しくないと思います。

 

 

拉致問題における、Actionの難しさ

今日の蕨市民会館の公演が終わって、「酷い、悲しい、かわいそう!」という気持ちに身を震わせて会場を出ると、救う会(ボランテイア団体)による署名活動をやっていました。

ここで、まあ普通の人は署名するでしょう。

「これでかわいそうな拉致被害者が帰ってくる!」と短絡的に考える人はさすがにいないと思いますが、ここで「私は傍観者じゃない。私もActionを起こしたんだ」とカタルシスを得られる仕組みになってしまっています。

 

真面目な気持ちで署名活動を永年に渡って続けてこられた、家族会、救う会の方々には頭が下がりますし、かつては、彼らの努力のおかげで政府が重い腰を上げてようやく動くようになってきた、という面もあったと思います。

署名活動の宛て先は、あくまでも日本国政府であり、その要求内容は「救出活動に力を入れること」となっています。

既に今日においてはかなり力をいれて取り組んでいる政府に対する、さらなる圧力にはなりますが、北朝鮮政府に対する直接的な圧力にはなり得ません。

 

それでは、
どんなActionを起こせばいいんだ?
拉致被害者を救い出すためには、何をすればいいんだ?

ということなのですが、
現下の拉致問題啓発・救出活動の難しさは、このActionプランを提示できていない、ということです。

国家間の外交問題において、個人ができることというのは、ほとんどありません。

(繰り返しますが、署名活動をなさっている方々は素晴らしいと思いますし、心から尊敬しています)

 

 

蕨市における、拉致被害者救出に向けた具体的アクションプラン

現下の、我が国における拉致被害者救出のための政策は、国際社会の協力を得て、北朝鮮に対して制裁を加え、圧力を掛け続ける、というものです。

 

蕨においても、北朝鮮、我が国における北朝鮮の出先機関である朝鮮総連に対して圧力をかける方法があります。

たびたび市議会で取り上げておりますが、蕨市には、朝鮮学校に通う子供の保護者向けの不可解な補助金制度が存在します。

平成30年度埼玉県蕨市一般会計予算 外国人園児・児童生徒保護者補助金

(平成30年度 蕨市予算書より)

 

これを廃止することが、蕨市における、蕨市民が行い得る、拉致被害者救出に向けた具体的なアクションです。

 

 

北朝鮮は地獄のようなところ?

さて、今日の演劇の中で、拉致された日本人被害者が、北朝鮮において理不尽な暴力を振るわれたり、酷い扱いを受けたりするグロテスクなシーンがありました。

北朝鮮がいかに極悪非道で人権無視の邪悪な国であるか、ということを強調するようになっています。

 

これはもちろん私は真実だろうと思うのですが、相手方を感情的に敵視して非難するだけでは、本質を見誤り、冷静にアクションプランを考え、実行することの妨げになります。

彼らがいかなる考えの下で、日本人を含む外国人の拉致を行ったのか、そしてその事実を部分的に認めておきながら現在も身柄を返そうとしないのか、冷静に研究した方がいいでしょう。

 

 

私は3年前に平壌を視察(兼 平壌マラソン参加)で訪れたのですが(私費旅行)、その時に、もし自分がこの邪悪な国で生まれ育っていたら、どうしただろうか?ということを考えました。

その時は、自分はどの分野においても高い能力を持っているわけではない弱い人間だけど、中途半端に要領はいいので、窮屈な体制の枠組みの中でそれなりに上手く立ち回り、自分なりの楽しみを見つけて、それなりに面白おかしくやっていくのではないだろうか、と考えました。
よし!クーデターを起こして体制を転覆してやるぞ!とかは考えないと思います。

この結論に至ったときは、我ながらちょっと愕然としましたが、率直な感想でした。

私には、邪悪な体制の手先となっている、一人ひとりの北朝鮮の人たちを非難することは出来ません。

DSC_0652.jpg

メーデースタジアム。
会場を埋め尽くしているのは、職場単位で動員されてきた労働者たち。

 

DSC_0644.jpg

平壌市内。
平壌マラソンに出走し、チビッコたちとハイタッチしました。
街路樹は杏です。
道路上の電線はトローリーバスのもの。
レース中に軍人や警察官を撮影した外国人選手たちは、カメラを没収されていました。


明けましておめでとうございます。

新年明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いします。

 

20190104_113222910

既に元日から諸々雑務で動き始めておりますが、昨日1月4日(金)は、蕨市民会館におきまして、蕨市賀詞交換会がございました。

関係者の皆様、お疲れ様でした。

しばらくは賀詞交換会や新年会の類が続きます。

 

新年早々、昨日はアップルショックでおはぎゃあな大発会でございましたが、元気で楽しい一年にしてまいりましょう。


国策捜査を成功させるためには、世論の支持が必要

新生銀株、永久には持たず リテール路線揺らぐ

1998年10月に経営破綻し、国有化された日本長期信用銀行。2000年に米リップルウッド・ホールディングスなどがつくる投資組合のもとで新生銀行として再出発した。日本の金融を変革すると期待されたが、2

今朝の日経の記事wwww

元リップルウッドで、その後継なのか?関連があるらしいファンドのトップのインタビュ記事が載っていました。

 

長銀、シャープ、サンヨー、東芝メモリと、ちょっと外資に売り過ぎました。
現在、これらの反省を踏まえた上での揺り戻しの動きが起きています。

日産自動車の事件は、このコンテクストで説明することが出来ます。

 

国策捜査を成功させるためには、世論の支持が必要であり、冒頭の日経記事も、この流れの一部と位置付けられます。
この記事を読んだら、誰もが、長銀をハゲタカに売ったのは失敗だったよね、という感想を抱くに至るようになっています。

これは、どこかに裏のフィクサーがいてすべてをコントロールをしている的な、くだらない陰謀論ではなく、佐藤優氏が語るところの国家の内在的論理というやつです。

日産は仏国には渡さない、と、あたかも国家が意思を持っていて、各プレーヤがその意思に従って動いているかのようです。

 

 

堀江貴文氏、日産の事件に見解「フランスvs日本を考えてる奴らに愕然」 – ライブドアニュース

堀江貴文氏がカルロス・ゴーン容疑者の事件を受けてツイートした。「フランスvs日本みたいな文脈を本気で考えてる奴ら」に愕然としたという。「そういう奴ら」はAmazonが日本に税金を払わないことを批判すると指摘した

参考までに、こちらは、堀江さんのコメントです。


某市議会の海外視察への批判に関する雑感など

北九州市議会、海外視察廃止へ 昼間の飲酒に批判が殺到:朝日新聞デジタル

北九州市議が海外視察先で昼間に飲酒していた問題を受け、市政与党の自民とハートフル北九州は12日、慣例的に行ってきた海外視察の廃止を井上秀作議長に申し入れた。共産、公明も同様の申し入れをしており、来週…

海外視察報告書 – 北九州市議会

No Description

北九州市議「海外視察ツアー」謎だらけの顚末 | 国内政治

「日中の飲酒は、公務に対する信頼性を低下させるおそれがある。国外、私費でも認められない」――。9月10日、福岡県の北九州市議会(定数57)は、井上秀作議長名で「公務出張中の日中の飲酒を禁止する通知」を出…

 

九州の某政令指定都市の市議会の海外視察が、ブランドショッピングやサグラダファミリアへの観光など、遊びだらけであり、視察という制度を悪用した、悪質な無駄遣いだという批判がニュースとして取り上げられているようです。

このニュース、つい昨日、初めて知りました。

 

 

基本的にはまったくの他人事なので無責任に感想を述べます。

以下、あくまでも一般論です。
私個人の話ではなく、蕨市とは全く関係ありません。一般論です。一般論。

 

 

自治体の政策を考えるに当たっては、他者事例の研究が有効

ビジネスと異なり、自治体の経営においては、各プレーヤはお互いに地域独占であるために、基本的には競合するものでもありません(首都圏内の子育て支援策・教育環境の整備や、グローバルな大都市のベンチャー育成策といったように、競合するものもありますが)。ビジネスモデル特許のようなものはないし、各種の政策・施策には知的財産権はありません。
そこで、よそでやっている成功している政策・施策を研究して、うまく自分たちに取り入れる、ということがよく行われます。(もちろん、よそに移植してうまくいくものもあれば、失敗するものもあります。)

つまり、ビジネスと同じく、政策を考えるに当たっても、よその事例を研究することは、一つのアプローチとして有効な手法です。

ビジネスであれば、競合相手に話を聞きに行く、なんてことは出来ませんが、自治体であれば、お互いに競合という意識はほとんどないので、話を聞けば、喜んで説明してくれます。

 

 

現地に直接見に行って他者事例研究をすることも、場合によっては意味がある

以上のように、具体的に考えている政策なり何らかのアイディアがあり、その先行事例を、成功しているパターン、失敗しているパターンとを問わず、研究することは有効ですし、必要があれば現地に行って直接見ること(=視察旅行すること)は、有効であり、ムダではありません。

昔は、今と異なり各市町村のwebサイト上で各種の資料や議事録が公開されていることもなかったので、直接現地に行って話を聞きに行くしかない、ということが多かったのだろうと思います。
今は、これらはヤフーでググって検索すれば情報を一瞬のうちに閲覧することが出来ますし、その上で不明なことがあれば、メールを送るなり電話をかけるなりすれば、先方の担当者は、基本的には懇切丁寧に教えてくれますので、わざわざ現地に行く必要は少なくなった、ということは言えると思います。

 

 

総計予算主義の弊害=「予算は使い切らなくてはならない!」

他方で、そもそも市町村政府というのは総計予算主義です。

ビジネスであれば、特に未上場企業であれば、いちいち予算なんか組んでいないところも多いでしょうし、決裁権者がOKすればOKということが多いでしょう。市町村政府では、たとえ1円でも予算が組まれていない出費は許されません。
道路を補修するなり、学校のトイレを直すなり、新たに何らかの施策を行うことを決めたので、その分の見積もりを出して、その度毎にその金額の補正予算を組む、というのは手続き的に面倒であり、効率良くありません。

そこで、毎年、道路やトイレの修理を何回くらいする、と予測した上で、予め年度当初に予算を確保しておくことになります。
視察旅行も同じように、視察旅行に○回行くことを前提として、○円分の予算をあらかじめ確保しておく、ことが行われます。

そして、役所はどこもそうですが、一旦確保した予算は必ず使い切らなくてはならない、というインセンティブが働きます。これは役所(行政)に限らず議会も同じで、○回分の視察旅行の予算があるのだから、どこかに視察旅行に行かなくてはならない!という発想になりがちです。

こうして、何の問題意識もなく課題設定もなされずに、ただ予算を使い切ることが目的な視察旅行が発生するわけです。
(このような場合も、視察旅行という体裁を整えることは必要なので、たいして興味も関心もない視察先が無理やり探し出されて用意されることになります。先方にとっては失礼で迷惑極まりない話です)

 

 

かつて、旅行できることが特権でありステータスだった時代があった

おそらく、想像するに、新婚旅行が熱海か伊香保みたいな時代に、毎年何回かずつ、全国あちこちに旅行に行ける地方議員の視察旅行制度が、議員特権の一部だったのでしょう。

更についでにいうと、私が知る限り、冒頭の九州の某市のように、海外都市に視察旅行に行けるのは政令指定都市だけであり、それ以外の市町村で海外都市に行くことは無いと思います。
これもまた、政令指定都市の特権であり、ステータスだったのだと思います。

既に、大学生がちょっと頑張ってバイト代を貯めて気軽に海外旅行に行ける時代になってますので、今日では視察旅行にステータス性はありません。

 

 

飲みニケーションならぬ、視察ニケーション

視察旅行では、日頃あまり会話することもない、相対立する立場の政党・会派の人たちと行動を共にすることもあります。夜は酒の入った食事会(酒宴)となります(一般論)。

このような場で、何らかの交渉・取引が円滑に進んだり、お互いの理解が進むことはあり得るでしょう。

しかし、それはもちろん、視察旅行のおまけのそのまたおまけ的な副次的効果です。
それを目的として視察旅行をするのであれば、本末転倒です。

 

 

飲みハラならぬ、視察ハラ!?

視察旅行が特権であり、スタータスだから、遊びに行きたい!と言う人がいる一方で、お酒は飲めないし、旅行は好きじゃない、お家で愛する家族と一緒に過ごしていたい、という人もいるでしょう。家族に小さな子ども、病人や介護が必要な人がいるので、あまり家を空けたくない、という人もいるでしょう。

冒頭の某市の視察旅行は、ヨーロッパに7泊8日だったそうですが、こんなに長期間行きたくない!という人もいたのではないかと思います。

しかしながら、総計予算主義で、年功序列のタテ社会ですので、自分一人だけ行きません!と突っぱねることは、勇気が要ります。
自らが掲げる政策を実現するためには、組織内での人間関係を円滑にしておくことも必要です。

本音では行きたくないのに泣く泣く参加せざるを得ない、という視察ハラスメントは、今も昔もあちこちの地方議会でまかり通っているのではないかと想像します。(一般論)
もしかすると、参加者全員が、表面的に楽しそうなふりをしているだけで、実は心の中では行きたくなくてうんざりしていた、というお笑いコントのような状況のツアー御一行もあるかもしれません。

 

 

いずれなくなるでしょう

ということで、この記事はあくまでも無責任な一般論の雑感なので結論はないのですすが、緩やかな世代交代とともに、いずれこの種の半強制的な視察旅行制度はなくなると思います。

冒頭に取り上げたフジテレビの番組のように、視察旅行ではしゃぐ姿を面白おかしく茶化して取り上げるのは、良い試みだと思います。

逆に言うと、この種のニュース報道がなされたとしても、すぐに根絶されることは無いと思います。しばらく時間がかかるでしょう。

 

 

さらについでに言うと、個人的には、旅行大好きです!
サグラダファミリアも見に行きました!(自費)
自然災害の現場とかもよく見に行きますけど、自費です。

IMG_1720

2017年1月、バルセロナにて。


浜松市の多文化共生の取り組みと、蕨市との違い

先日、2018年10月31日(水)、蕨市議会総務常任委員会の視察で、浜松市を訪れました。

 

浜松市も蕨市も、外国人市民が多い

蕨市webサイト : 各年次別人口統計 平成30年

蕨市の人口統計は、月次で公開されております。

最新の、平成30年10月1日付けのものをみると、
総人口 75,146人

この内、外国人が6,512人です。
比率でいうと、8.7%

これは、埼玉県内でも第1位の比率です。

近年の蕨市の総人口は微増傾向にありますが、内訳をみると、日本人はほぼ横這いであり、増加分は外国人であることが分かります。
従って、外国人比率も増え続けています。

 

浜松市も、伝統的に外国人市民が多い市であり、
平成30年10月1日付けデータによると、

浜松市webサイト : 住民基本台帳による人口と世帯数
総人口805,110人

この内、外国人が23,963人、
比率は3.0%です。

 

蕨市と比べると、絶対値は大きいものの、総人口が大きいため、比率は低いですね。

 

浜松市は、2大ピアノメーカであるカワイ、ヤマハ、4大オートバイメーカのうちの3社であるホンダ、ヤマハ、スズキが拠点を構えるなど、工場が多く、バブル期の人手不足の折りに、労働力として日系ブラジル人を迎え入れたことから、今日に至るまでブラジル人が多いのだそうです。

 

 

外国人へのヘイトクライムは避けなくてはならない

外国人へのあらゆるヘイトクライムは良くない。
これは議論の余地もない、絶対的な価値観です。

外国人に対するヘイト発言は、どのような状況におけるものであれ、社会的に排除されます。ヘイト発言を公の場で行った場合は、ビジネスマンであれば左遷されたり取引停止されたりするでしょうし、学者や政治家ならば辞任必須ですし、その人はもはや社会的に終わりです。

そこで、外国人へのヘイト感情は、心の中で呟かれ、陰にこもりがちです。

高等教育を受けたまともな人の口から、ふとした拍子にポロッと外国人へのヘイト発言が飛び出してきてビックリすることがあります。

これは、極めて危険なことです。

陰にこもった感情は、社会的に蓄積して、どこかで爆発する可能性があり、大きな社会不安を呼び起こします。
我が国においては、関東大震災直後に、この種の外国人に向けた爆発的なヘイトクライムが発生しました。

 

 

ヘイトクライムは一切是認できませんので、いわゆる「ガス抜き」も出来ません。

また、国レベルが、ビザの発給要件をいじったりすることによって、外国人の流出入をコントロール出来るのに対して、市町村レベルでは、やってくる外国人を政策的に拒否したり制限したりしてコントロールすることが出来ません。

これらの点に、市町村レベルが外国人政策を考えることの難しさがあります。

 

 

人口動態の急激な変化は危険

そもそも、あらゆる種類の、人口動態の急激な変化は危険なのです。

 

分譲マンションが急激に立ち過ぎると、上下水道、電気、ガス、小中学校などの公共インフラの供給が追いつかなくなります。

ワンルーム物件が急激に立ち過ぎると、入居する若者たちのゴミの捨て方がひどい、夜中まで騒いでうるさい、クルマや自転車の路上駐車が迷惑だ、といった問題が生じがちです。

急激にタワマンが立ちまくった某ムサコでは、駅の改札口が渋滞するそうです。

このような小さな軋轢の積み重ねが、「旧住民」による、「新住民」に対するヘイト感情を呼び起こします。

 

さりとて、新住民に対する公共インフラ、行政サービスの提供を政策的に急激に増やしていくと、
これがまた、旧住民による、
「俺たちの税金を、新住民に対して使うなんてけしからん!」
という、新住民に対するヘイト感情を呼び起こします。

 

 

従って、市町村経営をする上で、人口動態の変化は、緩やかであることが望ましいのです。

 

 

外国人とて同じことであって、急激な外国人の増加は軋轢を生み、ヘイト感情を呼び起こしがちです。
分譲マンションやワンルームマンションと異なり、市町村政府自身が、前述のように、外国人の流出入を政策的にコントロール出来ないことが、この問題の最も難しい点であります。

 

 

 

浜松市の多文化共生の取り組み

そこで、バブル期という、かなり早い時期から外国人市民が増え続けている浜松市では、どのようなことをやっているのか興味がありました。

なお、「多文化共生」という言葉は、要するに、「外国人受け入れ政策」全般のポリティカリーコレクトな言い方です。

 

・浜松市多文化共生都市ビジョン(5ヶ年計画)を策定したり、
・英語版、ポルトガル語版の市の広報誌、避難マニュアル、転入時ウェルカムパック(一連の書類)を作成したり、
・相談センターを設けたり、
・日本語学習支援施設を運営したり、
・外国人集住都市会議を開催して、外国人が多い他の市町村と情報交換したり、

といったように、それはそれはお金と人手をかけて、外国人市民を受け入れていく仕組みを整えています。

特にこれらの多文化共生政策に対する、ヘイトな反対意見(俺たちの税金を外国人に使うなんてけしからん!的な)も無いようです。

 

 

浜松市と蕨市の条件の違い

結局のところ、浜松市における外国人市民は、浜松市の工場で働くためにやってきてくれた労働力であり、浜松市の経済に貢献しており、既存市民の間に外国人住民受け入れを積極的に歓迎する感情と、外国人に行政資源を投下することへのコンセンサスがあるようです。

ここが、蕨市との大きな条件の違いですね。

少なくとも現下の蕨市においては、既存市民の間に外国人住民受け入れを積極的に歓迎する感情と、外国人に行政資源を投下することへのコンセンサスは、あまりありません。

 

2017年3月定例会の一般質問で主張したように、まずは蕨市においては、定住外国人の実態調査が急務です。

まずは実態を把握した上で、次なるアプローチを考えたいと思います。

【蕨市議会】2017年3月定例会一般質問(2) 定住外国人実態調査について

 

 

おまけの写真

201810_東海道新幹線浜松駅構内のジムニー

東海道新幹線浜松駅の構内に、新型ジムニーが展示してありました。
かっこいい!
この新型ジムニー、バカ売れしてるみたいですね。


台風によって、わらびりんごの木が折れる

昨夜は、強力な台風24号が列島を縦断していきました。

関東地方は直撃は免れましたが、かなりの強風が吹き荒れ、蕨市内でもあちこちで被害があったようです。

西公民館のわらびりんごの木が根元から折れてしまったとか。
(まだ私は現地見ていませんが)

残念ですね。

 

 

ところで、先日、蕨市とふれあい交流協定、災害時における相互応援協定を結んでいる、群馬県片品村に行ってきたわけですが、

片品村との交流

郵送されてきた上州武尊山スカイビュートレイルの完走証に、りんごチップが同封されていました。

小林りんご園のりんごチップ

道の駅尾瀬かたしなの産直コーナーで売っている商品のようです。

片品村はりんごの名産地で、わらびりんごの木も育ててもらっています。

 

実は私は、ガキの頃に「りんごを食べると歯茎から血が出るよ!」と脅かされて育ったために、シャクッと歯が食い込む、りんごの歯ごたえがトラウマになっていて、りんごの現物は食べられません。
りんごの味が嫌いなわけではないので、りんごジュース、アップルパイやこの種の加工品は大好きであります。

ありがたくいただいております。
これは、おいしいですね。

↓こちらの商品です。

『片品村のりんごチップ(乾燥りんご)』

最近はりんご農家も、増収のためにいろいろと加工品を考えているようです。利根沼田地方では、10軒くらいの農家がりんごチップを作っています。作り方はいろいろですが…

 

 

【2018/10/3 追記】

台風で折れてしまったわらびりんごの切り株

折れたわらびりんごの木は、これです。
↑写真において、緑と白のパイプと、ブロック塀の間の、切り株になっている木。
西公民館の敷地内、塀の南側。

30年モノの木で、たくさん実が成っていたのですが、本当に残念です。


自民党埼玉県連の「市町村議員会議」について

先日、2018年9月29日に、自民党埼玉県連の大会(事実上の総会のこと?)が開かれたのですが、その中で、「市町村議員会議」の設立が発表されたそうで、この件で幾つかご支援者様よりお問合せをいただきましたので、現時点で知っていることをメモします。

 

まずは、報道内容についてまとめ。

新藤義孝会長、来夏の知事選「何としても勝ち抜く」 自民党埼玉県連大会

自民党埼玉県連は29日、さいたま市内で2年に1度の県連大会を開催し、新藤義孝衆院議員が県連会長に再任された。新藤会長はあいさつで来夏の知事選について「より強く太…

産経新聞 2018/9/29 : 新藤義孝会長、来夏の知事選「何としても勝ち抜く」 自民党埼玉県連大会

来年の参院選など3つの選挙に向けて結束を固めるため、市町村議員会議の設立も表明した。

 

他に、私自身は原典を未確認ですが、埼玉新聞の紙面上でも、報道されているようです。(今、見たところ、埼玉新聞のwebサイト上には何も載っていませんね)

(余談ですが、この件、丁寧に掘っていけば面白いニュースネタだと思うのですが、地方メディアは、丁寧に取材してみてはいかがでしょうか。)

 

 

 

従来、「埼玉県市議団協議会」という組織がありましたが、これは既に解散しております。
名称は中立的、中性的ですが、実態は、自民党系の埼玉県内の市議会議員の政治団体でした。県知事選や参院選など、県レベルで臨む選挙に向けて、集会を催したり資金集めパーティをしたり、結束を高めるためのプラットフォームという性格の組織でありました。

 

 

新たに組成された「市町村議員会議」は、事実上、これの後継組織となります。

 

・詳細は、実は私もよく分かりません。
多少のことは事前に聞いていましたが、詳しいことは分かりません。
(そもそも前身の組織が解散した経緯と理由も、実はよく分からない)

・従来組織の会員資格が市議会議員限定だったのに対して、新組織は町村議会議員も含むようです。他方で、政令市の市議会議員は含まないようです。

・今のところ、蕨市議会からは誰も加入していません。

 

 

ということで、wordpressプラグインのembedlyを使ってみるテスト。