楽天の自治体図書館向け電子書籍プラットフォーム

個人的には、電子書籍はkoboが日本市場に参入した2012年から使い続けていて、かななりヘビーに使っている。

hoya_t blog 2012/7/23 : koboインプレ
hoya_t blog 2012/7/29 : koboインプレ2

1台の端末に何十冊分も入るので移動時は便利だし、防水なのでお風呂でも読めるし、バックライトがあるから減光した飛行機内などでも読める。
他方で、コンテンツを中古として売ったり、誰かに貸したりすることは出来ないといった不便な点もある。

 

一ヶ月前の日経で、楽天が自治体図書館向けの電子書籍プラットフォームビジネスをやっていることを初めて知った。

日経新聞 2018/7/14 : 自治体図書館で電子書籍 普及に向け特徴生かせるか

この記事は、神戸市立図書館が導入したことを書いているだけで、詳しいことは何も解説していない。

電子書籍アーリーアダプタとしては、個人的にはちょっと興味がある。

 

 

自治体図書館向け電子書籍プラットフォームビジネスの各プレーヤ

(1)Overdrive Japan

Overdriveは元々、米国の企業で、今は楽天の傘下にある。
米国ではトップシェアらしい。米国事情はよく知らないけど。

楽天 2015/3/19 : 楽天、図書館向け電子書籍配信サービス事業者
米OverDrive社の全株式を取得

当然、コンテンツはkoboプラットフォームから流用しているのかと思いきや、まったく別モノのようだ。
現状では、米Overdriveの英語コンテンツが中心で、図書館市場のニーズにまったくマッチしていない。

しかも、日本のブランチであるOverdrive Japan(?正確に言うと、法人格は無いようだ??単なる共同事業?)は、メディアドゥと組んでいる(出資比率は不明)。メディアドゥといえば、持っているのは漫画コンテンツが中心のはずで、自治体図書館が求めている種類のものではない。楽天的には、組む相手を間違えているのでは???メディアドゥ的には、おそらく漫画以外のプラットフォームビジネスにも横展開していきたいところなのだろうけど。また、楽天買収前の2014年から米Overdriveと提携していたという事情もあるようだ。

koboのコンテンツが使えないのも、おそらくライツの手続きに手間取っているためだろうけど、それにしても動きが遅過ぎる気がする。そもそもあまり力を入れていないのかもしれない。

コンテンツホルダの力が強い業界らしいので、本気で進めていくならそれらの出資を入れないとならないかもだけど、楽天的にはおそらく単体で覇権を取りたいところだろうと思料。

 

(2)日本電子図書館サービス LibrariE

KADOKAWA、講談社、紀伊國屋書店、大日本印刷、TRC図書館流通センターとのJ/V。
2013年にKADOKAWA、講談社、紀伊國屋書店によって設立され、2016年に大日本印刷とTRC図書館流通センターの出資を入れている。

近場では、さいたま市がLibrariEを使って電子図書館サービスを提供していた(さいたま市の図書館会員カードは個人で作って持っているんだけど、まったく知らなかった)。

さいたま市電子書籍サービス

コンテンツの品揃えが・・・し○○い。
これは、○○いですね。

どうでもいいけど、ドメインのwhois見ると、システムは日本ユニシスが作ってますね。

 

(3)TRC図書館流通センター TRC-DL

TRCは、(2)LibrariEとは別に単体でもプラットフォーム展開しているのだが、LibrariEとTRC-DLはコンテンツを相互提供している。

おそらく、いずれTRC-DLをクローズしてLibrariEに統合してくのだろう。

 

(4)紀伊国屋書店 NetLibrary

細々とやっていたようだが、2017年にクローズしている。LibrariEに統合したということなのだろう。

 

 

まだまだ導入検討遥かに以前の段階

各社ともに頑張ってほしいです。
料金体系などは、調べていませんが、まあ、今の段階ではそこまで調べるまでもないでしょう。教育コスト、運用コストが膨大にかかるはずなので、タダでも要らないかなといったところだと思います。

掃いて捨てるほど粗製乱造されるくだらないマニュアル本の類ではなく、世代を越えて読み継がれるような古典的名作を電子書籍化して配信してくれれば、導入検討の可能性は出てくると思います。

 

ITmedia 2018/6/13 : 神戸市が楽天の「電子図書館サービス」試験導入 スマホ・PCで電子書籍を借りる

Rakuten OverDriveは、(中略)米国の90%以上の公共図書館が導入しており

 

それにしても、米国での電子図書館プラットフォームの普及率はかなり高いようですが、ライツ管理の仕組みが違うんですかね??


既設の荒川第一調節池と、今年度から作り始める荒川第二・第三調節池

さて、昨夜から今日にかけても、台風13号が関東地方に接近しております。
上陸の危険性はなく、外房沖を北上しているようですが、昨夜はかなりの暴風雨で、私のビニ傘は骨が折れてしまいました(T_T)

 

hoya_t blog 2018/8/2 : 県南七市治水大会、荒川の第2,3調整池の進捗

先日のエントリで、荒川第二・第三調節池について書きましたが、さらに掘り下げてみましたので、以下にメモ。

 

そもそも調整池ではなく、調節池

☓調
○調

google検索は、ユーザの打ち間違いを推測して検索結果を提示してくれるので、まったく気がつかなかったのですが、正確には「調節池」と言います。
今まで勘違いしてました。

土木・行政用語としては、
調池は、市町村レベルで作り、内水氾濫を防ぐ。
調池は、河川の流量をコントロールし、外水氾濫を防ぐ。
という違いがあるそうです。

 

 

荒川第一調節池は、羽根倉橋から笹目橋まで

既設の荒川第一調節池の広さ・範囲について。

彩湖を中心として、彩湖道満グリーンパーク・荒川彩湖公園を含めて、これらを囲む堤防の範囲、すなわち、笹目橋~幸魂大橋~JR武蔵野線~秋ヶ瀬橋までが範囲だと、勝手に思い込んでいました。

ところが、実際にはもっと広かった!

さらに上流まで遡り、秋ヶ瀬公園を含めて、羽根倉橋までの範囲が、荒川第一調節池なのだそうです。でかっ!

この辺りは、ジョギング、自転車練でよく走るのですが、まさか笹目橋~羽根倉橋までが一体となった広大な一つの調節池なのだとは、想像もしませんでした。

 

ということで、一昨日、2018年8月7日、ジョギングしながら現地を改めて見に行ってみました。

DSC_0264

彩湖。
別名:荒川貯

数日前より水量は増えてました。北からの風が軽く吹いており、湖面東側のジョギング道は、端が波で洗われていました。

 

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秋ヶ瀬公園を抜けて、羽根倉橋へ。

橋の上から、秋ヶ瀬越流堤を見る。
(写真の赤丸部分)

この辺り、工事をしていてダンプが行き交っており、警備員も立っているので、近づくことは今はできなさそうです。
しかし、10年前くらいから延々と工事をやっているような?
何の工事やっているんだろう?

航空写真で見ると↑これ。
堤防の一部が低くなり、コンクリ(?)で固めてあります。
何らかのポンプのようなものがあって水量を人工的にコントロールするわけではなく、荒川の水の高さがこの越流堤の高さを越えたら、自動的に秋ヶ瀬公園に水が流れ込んでくる仕組みのようです。

 

ここは、秋ヶ瀬公園からは繁茂した木々に遮られて直接は見えないため、こんなところにこんなものがあるとは、まったく知りませんでした。

 

羽根倉橋を渡って、荒川右岸へ。
右岸を南下すると、秋ヶ瀬取水堰

(これは、荒川調節池の付随施設ではありません)

DSC_0268

荒川の本流から、水道のために、水を取り入れる。

ここから取り入れた水が、埼玉県営大久保浄水場に流れ、水道水となります。
蕨市が県から買っている、いわゆる「県水」が、これです。
こんなところに、水道水の取り入れ口があるなんて、まったく知らなかった。

尚、この秋ヶ瀬取水堰から取り入れた水は、東京都水道局の浄水場にも流れていきます。
なんと、埼玉県朝霞市内に東京都水道局の浄水場があるんですね。

 

荒川第二・第三調節池の新規事業化

「新規事業化したって言うけど、具体的にどういうことなのか?国の予算がついて、実際に十数年間に渡る土木工事が動き出したの?」というのが、先のエントリに書いた疑問でした。

国の予算書というのがどこのサイトで見られるのかよく分からず、国会の議事録もなんだか検索しづらくて実際にどんな予算審査が行われたのか依然としてよく分からないのですが、諸般の状況から察するに、動き出していることは間違いないようです。

 

荒川第二・第三調節池の広さ・範囲については、↓このページの図が詳しい。
羽根倉橋~上尾の開平橋までという広大なものです。

国交省 荒川上流河川事務所 : 荒川洪水調節池群の整備 荒川第二・三調節池

 

一連のプロジェクト全てについての資料は、

国交省 : 社会資本整備審議会 第10回事業評価小委員会(平成30年3月5日)

このページが最も詳しい。
この審議会の小委員会は、推測だが、国会に予算案を提出する前に、国交省の内部で予算を検討する段階での外部評価のためのものなので、国会での予算審査の段階で修正された可能性もあるのだが、そのへんの経緯は分からない。

この資料によると、

・第二調節池と第三調節池の開発は、同時並行して行う。
・平成30年度にスタートして、13年後の平成42年度に完成する。
・総費用(イニシャル)は、1,670億円。
・総費用に対する、50年間に渡って洪水を防ぐことによって得られる便益は、概ね12倍。(但しこの計算には人命の損耗は含んでいない)

という感じです。

何十年かかかるのかと思ったら、以外と開発期間短いですね。13年間でほんとに出来るのかいな?
上記資料の中のシミュレーションでは、工期が±10%のパターンということで、14年間と12年間のものも出してありますが、せいぜいこの程度のバッファで完成するだろうと見込んでいるということですよね??
早く作って欲しいです。


県南七市治水大会、荒川の第2,3調整池の進捗

先日、2018辺7月25日(水)、県南七市治水大会がございました。

埼玉県南部の7つの市の市議会議員、県議会議員、国会議員と、行政当局の市長・土木関係部署長が全員集合して、この地域に共通する治水の課題について、解決を求めるアピールをするという、毎年恒例のイベントです。

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毎年開催しているものの、マスメディアに取材されてニュースとして掲載されることもなく、正直、どのくらい実効性があるのか心もとないのですが、今回の説明の中で、気になるものがありました。

 

 

平成30年度(今年度)から、荒川第二・第三調整池が新規事業化された?

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これほんと?
「新規事業化された」ということは、つまり、国の予算がついて、事業(調整池を作る、数年度に渡る大きな一連の土木工事のプロジェクト)が動き始めた、ということです。

基本的に、役所はサンクコストを嫌うので、かつての民主党の事業仕分けのようなことがない限りは、一度動き始めた事業は、完成するまで止まることはほぼありません(と、私は認識しています)。

 

 

荒川第一調整池とは、彩湖のことです。


厳密に言うと、彩湖だけではなく、彩湖を含めて、荒川彩湖公園(さいたま市)、彩湖道満グリーンパーク(戸田市)や周囲の堤防を含めたこの辺り全体を指します。

 

ランニング好きの私のホーム練習コースでして、週に数回は走っております。

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2018年5月、夕暮れ時の彩湖。

 

 

湖の水量は、人工的に管理されており、大雨の心配があるこの時期は、水量がかなり下がっております。
実は昨日も酷暑炎天下を走ってきましたが、湖面が生臭くなっていて、珍しくも水を循環させるために噴水が稼働していました。

 

大雨の時は、ここに荒川の水を流し込んで、洪水を防止する機能を果たします。

 

 

「第一調整池」という名の通り、さらに追加の土木計画があり、それが「荒川第二・第三調整池」です。

従来は、あくまでも机上の計画の段階にとどまっていて、予算がつくことがなく、時期未定のまま事実上止まっていました。

国交省 webサイト : 社会資本整備審議会 河川分科会 事業評価小委員会 第10回事業評価小委員会(平成30年3月5日)配布資料、荒川直轄河川改修事業(荒川第二・三調節池)<大規模改良工事>新規事業採択時評価 説明資料

 

ざっくり説明すると、彩湖の上流に、さらに2つの大きな調整池を作る、という計画です。

数百年に一度の確率で、大雨によって荒川が氾濫し、甚大な洪水災害を及ぼす可能性があり、これを防ぐためのものです。

荒川左岸の堤防が決壊したら、蕨市も全域が1mくらい浸水する可能性があり、しかもその場合の被害面積はかなり広範囲に渡ることが予想されるため、自衛隊や他都道府県による迅速な支援は望めません。

 

ということで、この「平成30年度からの荒川第二・第三調整池の新規事業化」は、蕨市民にとって、とても素晴らしいニュースのはずなのですが・・・

これ、ほんと?
ほんとに事業化されたの??
ほんとに調整池を作り始めるプロジェクトが動き始めてるの???

冒頭で述べたように、「新規事業化された」ということであれば、国の予算がついたはずなのですが、国交省や埼玉県のwebサイトを検索しても一切情報がヒットせず。マスメディアで報道された形跡もありません。
どうなってんの、いったい???

更にいろいろ調べてみます。

 

【追記】続編は↓こちら

hoya_t blog 2018/8/9 : 既設の荒川第一調節池と、今年度から作り始める荒川第二・第三調節池


買ってよかったモノ google home

半年くらい前に買って、居間に設置しているが、すごく便利。
主に音楽再生デバイスとして使っている。

定価は15kだけど、いろいろなECサイトでディスカウントして売っていて、私は12kで買った。びっくりするくらい安いね。

spotifyやgoogle play musicと連動させ、「キース・ジャレットのスターンダーズ ぼりゅーむつー、を、かけて」というようにアルバム名を指定して演奏させることもできるし、これらの音楽配信サービスはプレイリストが充実しているので、「朝のクラシック、を、かけて」というように指示することもできる。

しかし、どうしてもgoogleのAIが聞き取れないような単語もある。
私が昨夜聴こうとして、何度繰り返してもgoogle homeが聞き取れなかったのが、「Miles DavisのSteamin’」というアルバム名で、こういう時は、手元のスマホのspotifyアプリから選曲して、google homeから流すことも出来る。

それほど大きくない、無指向性スピーカだけど、音質は悪くない。
ボリュームの上げ下げも、音声で指示できるので、意外と便利。

 

半年使っているので、けっこうな我が家のビッグデータがgoogleに蓄積されているはずなのだが、今のところ、我が家にオプティマイズされた出力が為されることはないので、この点は今後に期待する。

 

 

 

まだ改良の余地も多々ある。

・目覚まし時計機能の音が、眠気を誘うw せめて幾つかの中から選択出来るようにするとか、音楽配信サービスと連動させられればいいのに。

・赤外線リモコンデバイスを内蔵してくれれば便利なのに。外付けの何らかの器具を取り付けなくても、部屋の中で赤外線が届く範囲の家電が、一瞬のうちにIoT化する。エアコン、オーディオ、LED照明など。

・防水にして、バッテリを内蔵してポータブルな製品を出してくれればいいのに。庭仕事やお風呂で長湯するときに持ち運ぶことが出来る。

・googleカレンダーとの連動がプア過ぎる。googleカレンダー上で複数の「カレンダー」を使っている場合も、デフォルトで紐付けられているメインの「カレンダー」だけしか見に行けない。

 

 

 

この領域は、google、amazon、MS、apple、LINEが鎬を削っている。ソニーはこの領域の開発を諦めてしまっているが、本来ならば、日本企業に頑張ってほしかった(LINEは日本企業ではない)。この点はちょっと残念に思う。


西公民館にエレベータがつきます。来年度(2019年度)予定

さて、今年度2018年度予算において、西公民館と中央公民館へのエレベータ設置に関する予算がつきました。

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今年度は調査・設計であり、来年度2019年度に工事を行なうことになります。
実際に完成して使えるようになる時期は未定ですが、年度末である、2020年3月と見込んでおくのがよろしいかと思います。

 

2階建ての西公民館にはエレベータがなく、狭い階段があるのみでした。

高齢化の進展とともに、元気で社会参加意欲は高いものの、足腰が弱ってしまった、というアクティブなシニアが増えております。「エレベータがないので、西公民館のイベントに参加したいのに参加することができない」という方が多く、エレベータを付けてほしいという要望が地域内には多数ありました。

また、階段を踏み外して転落するような事故・ケガも数件生じていました。

 

 

議会でも西公民館エレベータ設置問題は度々取り上げられ、行政に対して要望がなされてきたところです。

私も一般質問で取り上げて要望してきましたし、所属する会派:新生会でも予算要望として取り上げ続けてきました。

他の会派も、同様に度々要望してきました。

逆に「エレベータなんて要らない」、「エレベータなんて贅沢だ、もっと他に優先すしてお金を使うべきところがある」という意見は皆無でしたので、ほぼすべての地域住民が、西公民館へのエレベータ設置を待ち望んでいたと言っても過言ではないでしょう。

hoya_t blog 2016/9/21 : 蕨市議会 2016年9月定例会の一般質問の通告内容#西公民館のエレーベータ設置計画について

今までの経緯と、設置費用の試算については、↑上記↑記事にまとめております。

この2016年9月定例会一般質問でのエレベータ設置要望に対する行政当局の答弁は、必要性への認識を示すにとどまり、ゼロ回答でした。
頼高市長(日本共産党)からは、「職員に声をかけてくれれば、足腰が弱い人でも、階段の上り下りを介助する」という答弁があり、唖然としたものです。

市長からは「財政が厳しい中で、市民の安全の確保を重視して優先順位をつけて予算をやり繰りしている」という趣旨の答弁もありました。これは、「エレベータは市民の安全性確保に繋がるものではなく、優先順位は低い」という認識を示すものです。既に階段を踏み外す事故・ケガが発生している中で、エレベータ設置は安全性確保とは関係ないという認識には大いに疑問を抱くものでありました。
その後、同じ土木系でありながら、市民の安全性確保とは全く関係なく、地元住民からの要望があったわけでもなく、完成した今日においてもそれほど使わておらず、単なる市長のレガシー作りに過ぎない、錦町スポーツ広場の人工芝化工事(2018年3月サービスイン)を優先して行なうなど、現市長の「優先順位付けの考え方」には、不可思議な点が多々あります。

 

 

まあ、こういった行政当局・現市長の怠慢・不作為は取り敢えずおいとくとしましても、西公民館へのエレベータ設置が決まって、まずは良かったと思います。


川島町では、町がまとめて中学生全員の自転車保険に加入

hoya_t blog 2018/4/18 : 自転車保険に入ろう!

この4月から埼玉県において条例で自転車保険の加入が義務付けられたことを受けて、昨日いろいろ調べたのですが、

 

毎日新聞 2018/3/25 : 川島町教育委 全ての中学生に自転車保険 町が保険料負担

川島町では、 町が保険料を全額負担して、町内に2校ある中学校の生徒全員分の自転車保険にまとめて加入する、というサービスをやっていました。

これ、面白いですね。

 

 

川島町は、川越市と桶川市に挟まれ、住宅地・ベッドタウンではなくて、どちらかと言うと農村地帯という趣のところです。荒川サイクリングドーロのホンダ桶川エアポートは、川島町にありますので、よく通ります。

川島町では、中学生の自転車通学率が高いようです。
他方、蕨市では、市域が狭く、小中学校全て学区が狭いので、自転車通学している子供はいないはずです。

 

川島町 : 広報かわじま 2018.4号 (PDF)

町では 町立中学校への通学に、自転車を使用していることから、生徒の自転車保険加入漏れをなくし、自転車事故を起こした際の被害者への救済や、経済的な負担軽減を図るため、全生徒を対象に4月1日から自転車総合保険に加入します。

 

川島町 : 平成30年度当初予算案の概要 (PDF)

今年度予算概要説明書によると、一般会計66.1億で、自転車総合保険加入事業として322千円を計上しています。

中学校2校合わせて生徒数は520人で、加入している保険は、一般社団法人 埼玉県PTA安全互助会のものだそうです。

 

埼玉県PTA安全互助会 : 自転車賠償責任保険加入の手引き

PTAの保険・共済制度で、一人当たりの掛け金は@600円/年です。

 

昨日のエントリで述べたように、民間の保険会社の自転車賠償保険が@100年/月程度なのと比べると、安いですね。
PTAの保険・共済なので、団体ではなく個人で入ることもできますが、大人が入るのは無理です。

 

 

川島町の場合は、中学生の自転車通学率が高いという事情があり、蕨市とは異なります。

私個人的には、本来はこの種の保険は、受益者負担の原則に基づき、家庭が負担すべきものだと思いますが、条例によって義務化されたとは言え、罰則がないことによってしばらくは加入率が低いまま推移するままであろうことを考えると、過渡期の仕組みとしてはアリかもと思います。


自転車保険に入ろう!

埼玉県において、条例によって自転車保険への加入が義務化された

本年 2018年4月1日より、埼玉県において、県の条例によって、自転車損害保険の加入が義務化されました。

「努力義務」ではなく、「義務」です。
つまり、必須です。
必ず加入するべきものです。
しかしながら、罰則はありません。

自転車の「所有者の義務」ではなく、「利用者(乗る人)の義務」です。
「埼玉県民(県内居住者)の義務」ではなく、「埼玉県内での自転車利用者の義務」です。他の都道府県民が埼玉県にやってきた場合も適用されます。
「国の法律」ではなく、「県の条例」です。よその都道府県においても、同種の条例があるところもありますし、無いところもあります。

朝日新聞 2018/3/31 : 埼玉県内で自転車走行、損害保険を義務化 4月から

蕨市 webサイト : 自転車損害賠償保険等への加入が義務になります

埼玉県 webサイト : 「埼玉県自転車の安全な利用の促進に関する条例」が改正されました ~自転車損害保険加入義務化等~(平成30年4月1日施行)

 

 

 

自転車保険、入ってますか?

義務化されたことは知っていても、よく分からないし、罰則がないならまぁいいや、と放置している方も多いのではないでしょうか?

 

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2015年4月、市内錦町地内をパトロール中の私のメインマシン。
2001年くらいに無印で買ったもの。そろそろBBがガタついてきました。

 

 

 

自転車保険が義務化された背景・必要性

自転車が歩行者にぶつかる事故は昔から多々ありましたが、賠償が高額化しています。近年の判例によると、1億近い事例もあります。ふつうの一般家庭なら、家を売っても支払い切れる金額ではありません。本人のみならず、家族全員の人生が破綻しかねませんね。

クルマの場合は、車輌に対して加入が義務付けられている自賠責保険があります。自賠責保険は、乗り手のケガ・車輌の破損を補償するものではなく、被害者を救済するためのものです。
この度、条例で義務化されたものは、最低限の内容である「クルマにおける自賠責保険」に当たる部分の保険のことでで、被害者救済を目的としたものです。「クルマにおける任意保険」に当たる部分の保険のことではありません。

 

 

 

自転車保険の内容、種類

そもそも自転車保険て、どんな種類のものがあって、幾らくらいなんだろう?

クルマは、車輌をナンバー登録し、車検制度がありますが、自転車に同じような登録制度・車検制度はありません。
従って、自転車保険は、車輌に対してではなく、人に対して掛けるものです。

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保険の内容について調べてみると、誰かを傷つけたり死亡させたりした時の「賠償保険」が最低限のベースとなっています。これに加えて死亡・障害保険と入院保険がセットにしたものもあります。

(1)セット
(2)賠償保険のみ

 

クルマにおける自賠責保険と同じく、掛け捨てで、任意保険のような等級制度はありません。

 

また、被保険者が本人のみのパターンもあれば、世帯主が加入すれば家族全員がカバーされるというパターンのものもあります。

 

 

保険料は幾らくらいか

では、(1)セットと(2)賠償保険のみ、それぞれ幾らくらいなのか?

前述の、

埼玉県 webサイト : 「埼玉県自転車の安全な利用の促進に関する条例」が改正されました ~自転車損害保険加入義務化等~(平成30年4月1日施行)

この埼玉県のwebページ内に、保険会社の保険商品紹介ページのリストが掲載されているのですが、はっきり言って、よく分からない。
一つ一つリンク先のwebページを開いてみても、何が何だかよく分からない。それぞれの違いもよく分からない。

まあ、ふつうはここで嫌になって、罰則ないし・・・まあいいや・・・とそっ閉じでしょうね。

 

価格.com : 自転車保険比較

古巣の価格.comを覗いてみると、あ・・・au損保と東京海上日動と三井住友海上しか掲載されてない。コンテンツとしてはまだ発展途上で各損保に営業中といった感じでした。
(一応付記すると、私は元従業員ですが、上場前からの生株をごくごくほんのごくわずか保有していますが、今は同社と利害・取引関係は一切ありません。)

 

ということで、網羅的に自転車保険商品を比較して、保険料を検討するサービスが無く、現状は、自分で一つ一つ調べなくてはならないという、めんどくさい状況です。

 

 

結論としては、

ざっくり、

(2)賠償保険のみ、家族全員がカバーされる
で、月額100円程度

(1)セット、家族全員がカバーされる
で、月額300円程度

更に、オプションをごてごて付けるともっと高くなる、

という感じでした。

 

 

 

クレジットカード付帯保険、各種保険の特約の確認を

個人契約している某クレジットカードの付帯保険のうちの、「個人賠償責任保険」を確認したところ、自転車での利用、尚かつ配偶者・同居家族についてもカバーしておりました。

(2)日常生活に起因する事故
(例)

(中略)
● 自転車で買物に行く途中、よその人に衝突しケガをさせた。

規約によると、上記のようになっています。

これだと、スポーツ自転車でトレーニングしたり、レースに出たりする場合はカバーされないのだろうか?よく分からない。

引受保険会社であるChubb損害保険株式会社(旧エース損害保険株式会社)に電話で問い合わせたところ、個人の趣味の範囲であれば、ロードバイク・マウンテンバイク等のスポーツ自転車でのスポーツ走行もカバーされるとのこと。レースについても、プロとして参加するのではなく、アマチュアとして参加するものならばカバーされるとのこと。

ということで、私の場合は、これで十分であり、新たに何らかの保険に加入する必要は無いことが分かりました。

 

皆様も、クレジットカードの付帯保険、自動車保険・火災保険類の特約の確認をした方がいいですよ。