【県議会】令和7年2月定例会が閉会

昨日、令和7年(2025年)3月27日、埼玉県議会 2月定例会が閉会しました。

令和7年度の埼玉県一般会計など全ての予算案を含む、106議案が可決・同意されました。

 

 

予算案を決める2月定例議会(あるいは、自治体によっては3月定例会)は、全国どこの地方自治体においても、一年で最も長く、忙しいものとなります。

個人の確定申告や、政治資金収支報告その作成・提出などの締切もこの時期であり、様々な作業を並行してこなしながらの定例会が閉会して、ホッと一息ついております。

 

 

昨日の閉会日においては、議会人事(あわせて自民党県議団の会派人事も)の役職の選挙・選出、所属・配置替えも一通り行われました。

 

私の所属先の委員会は、

 

常任委員会は、(今まで)産業労働企業委員会 → (昨日から)文教委員会となり、文教委員会では副委員長に選出されました。

 

 

特別委員会は、(今まで)自然再生・循環社会対策特別委員会 → (昨日から)公社事業対策特別委員会となりました。

 

 

蕨市議会では、委員会の副委員長というのは、委員長に何かがあった時のバックアップ以上の役割はなく、単なる名目だけのものでした。

埼玉県議会では、委員会の副委員長にも、果たすべき役割が与えられており、それなりに忙しくなります。また、委員長を補佐しながら委員会を運営することが仕事となるため、自ら質問することは出来なくなります。

 

2025年2月定例会

来年度は、与えられた役割が大きくなり、忙しくもなるでしょうが、その分、やりがいも大きくなりますし、結果を出すことも求められてまいります。

尚一層精進して頑張って活動致します。


オープン前の朝霞児童相談所を見学

この令和7年(2025年)4月より、朝霞児童相談所がオープンします。

児童相談所への相談件数は増加傾向にあり、分散化するためです。

なお、蕨市は、以前より、川口市前川にある南児童相談所が管轄しており、今後も変わりません。

 

202503 朝霞児童相談所(内覧会)

このたび、オープン前に朝霞児童相談所の内覧会があり、見学してまいりました。

 

児童相談所には、

・事務スペース
・一時保護所(居住シェルター)

の2つの機能があります。

以前見学した、南児童相談所では、この2つの機能が別々の建物に所在していましたが、朝霞児童相談所では、一つの建物の中に同居していました。

 

 

  • 事務スペース

202503 朝霞児童相談所(内覧会)

思ったよりも広い(席数が多い)ですね。

90席ほどのフリーアドレス制の大部屋です。

 

 

  • 一時保護所(子どもたちの居住シェルター区画)

一時保護所を見学できるのは、オープン前だからこその貴重は機会です。

以前見学した南児童相談所では、居住する子どもたちのプライバシへの配慮のために、中に入ることは出来ませんでした。

 

尚、この朝霞児童相談所の一時保護所の定員は、30名です。

しかしながら、どこの児童相談所の一時保護所でも、定員オーバーが常態化しています。

202503 朝霞児童相談所(内覧会)

廊下。

明るく、白色基調で、木目を織り交ぜたデザインで統一されています。

ドアの作りは、いかにも役所か病院かといった印象ですね。

 

202503 朝霞児童相談所(内覧会)

小さな子ども向けのくつろぎ部屋。

椅子・テーブルは小さく、備え付けの絵本なども対象年齢に合わせた品揃えとなっています。

 

202503 朝霞児童相談所(内覧会)

もっと年が上の子供向けのくつろぎ部屋。

TV、漫画、本、ゲームが備え付けてあります。

 

202503 朝霞児童相談所(内覧会)

くつろぎ部屋は、大部屋が一つだけある、という仕組みではなく、小さな部屋がいくつも用意されています。

 

202503 朝霞児童相談所(内覧会)

食堂。

 

202503 朝霞児童相談所(内覧会)

調理室。

食事は、所内で調理されます。

 

202503 朝霞児童相談所(内覧会)

低学年向けの教室。

この児童相談所に保護された子供たちは、ここから近隣あるいは元の所属学校に通学することはありません。

この児童相談所の中で、学習することになります。

教師は、教育者OBOGなどが務めるそうです。

 

202503 朝霞児童相談所(内覧会)

小さな子供向けのトイレ。

お漏らしをしてしまった場合を想定したシャワーもあります。

 

202503 朝霞児童相談所(内覧会)

個室。

子どもたち一人ひとりに個室が用意されています。居心地良さそうですね。筑波大の追越宿舎よりも快適そうです。

トイレ、お風呂、洗面所は共同です。

 

202503 朝霞児童相談所(内覧会)

兄弟姉妹向けの2人部屋。

 

202503 朝霞児童相談所(内覧会)

こちらの個室は、トイレ、シャワーが備え付けられています。

何らかの理由(感染症など)で隔離しなくてはならない状況を想定した部屋のようです。

 

202503 朝霞児童相談所(内覧会)

宿直室。

 

202503 朝霞児童相談所(内覧会)

箱庭療法のための道具。

 

202503 朝霞児童相談所(内覧会)

様々な小さなフィギュアが用意されていて、面白そうです。

 

202503 朝霞児童相談所(内覧会)

相談室。

 

202503 朝霞児童相談所(内覧会)

別の相談室。

相談室は、事務的な雰囲気の部屋、リラックスした雰囲気の部屋など、いろいろなパターンが用意されています。

 

202503 朝霞児童相談所(内覧会)

屋内体育館。

 

202503 朝霞児童相談所(内覧会)

屋上の庭園。

他にも屋外に砂地の庭、砂場などがあります。

遊び場に関しては、定員:30名の割には充実している印象です。

 

 

「虐待かも?」と思う子どもを見かけたら

迷わず児童相談所へお電話ください。

おせっかいでも構いません。

あなたの連絡が、子どもたちを救う第一歩になります。

📞児童相談所相談ダイヤル:189(いちはやく)


県内のツキノワグマ生息数と対策

近年、全世界的に、地球温暖化により、クマの生息域が変化し、人里に降りてきてヒトに害を為すことが増えてきております。

度重なる熊害報道は、レジャー・仕事など様々な目的のために山に入る人々、山に近接する地域に住む人々を、恐怖のどん底に突き落としています。

我が国の場合は、人口減少と都市への人口集中による山村の過疎が進んだ結果、人が山に入らなくなって山が荒廃し、クマの生息域が拡大しつつあり、更に熊害の増加に拍車をかけています。

尚、我が国においては、
本州に生息するのが、ツキノワグマ
北海道に生息するのが、ヒグマ
です。

 

埼玉県に生息しているのは、ツキノワグマです。

 

 

本日、令和7年(2025年)3月10日、埼玉県議会 2月定例会にて、自然再生・循環社会対策特別委員会が開かれ、県内のツキノワグマの生息状況と対策について質疑を行いました。

 

 

生物多様性の保全の観点から、野生動物とどう接するか

生物多様性、これは大事です。

みんな分かっていると思いますけど、なぜ生物多様性が大事なのか?ちゃんと説明できますか?

 

私なりの考えを述べますと、

まず、生態系は、気候、動物・植物の活動状況など様々な要素の絶妙なバランスの上に成り立っています。

これらの要素が少しでも変わり、絶妙なバランスがちょっとでも崩れると、生態系全体が変化してしまいます。

一度おかしくなってしまった生態系は、時として、元に戻すことが出来ません。
一度、絶滅してしまった種は、復活させることは出来ません。

 

 

なぜ、生態系を変えてはならないかと言うと、

生態系が変化すると、人類の生存環境、文明の存立に大きな影響を与える可能性があるからです。

不可逆的な負の影響が生じてしまった場合は、人類に与える損失は計り知れないものがあります。

「絶妙なバランスの上に成り立っている、現行のシステムは、とにかく変えてはならない」、これが生物多様性保全の考え方の根本にあります。

これらの考え方の更に根本にあるのは、反理性主義であり、「人類が自然に抗うことは出来ない」という観念です。

 

 

生物多様性を保全するためには、絶妙なバランスを崩してはなりません。

特定の動物の生息地が拡大し過ぎないように、個体数が増え過ぎないように、あるいは逆に、特定の動物の生息地が縮小し過ぎないように、個体数が減り過ぎないようにコントロールしていく」、現代文明が掲げる、野生動物との接し方についての大きな方針です。

 

 

生物多様性の保全のための、鳥獣(動物)対策についての、埼玉県の考え方

自然再生循環社会対策特別委員会2025年02月定例会資料

埼玉県内において、減り過ぎて困っている種がある一方で、増え過ぎて困っている種は、

・ニホンジカ
・イノシシ

です。

 

この2種は、県内の農林業に現実的に損害を与えています。

特定鳥獣管理計画というものを立てて、科学的に生息域、生息個体数を観測し、計画的に捕獲を行って、増え過ぎないように生息域、生息個体数をコントロールしています。

 

 

埼玉県の熊害

クマが田畑に入り込んで農作物を食べて荒らしたり、植林した山林に入り込んで木を傷つけたり、といった形での、直接的な被害は生じていません。

後遺症が残るようなケガ以上の人的被害も、生じていません。

 

 

しかしながら、人々がクマを恐れ、ハイキング、釣り、山菜採りなどを目的として山に入ることを控えるようになると、ますます山が荒廃して、ニホンジカ、イノシシの繁殖を招いてしまいかねない点については、かねてより不安に感じていました。

直接的被害はないものの、間接的被害が生じているのではないか?
という点が、私の問題意識でした。

 

 

私個人的には、ツキノワグマが怖くて仕方がありません。

 

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飯能市吾野、子の権現の登り口にて。

 

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飯能市、奥武蔵グリーンライン沿いの諏訪神社にて。

 

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横瀬町の埼玉県民の森付近にて。

この付近で、私自身がトレラン中にクマらしき黒色の動物に遭遇しています。熊鈴はつけていました。

 

 

埼玉県のクマ対策

本日の自然再生・循環社会対策特別委員会にて、県のクマ生育調査結果、対策についての考え方を問い質しました。

 

直近の調査は、令和2年度に行ったもので、県内生息頭数は150~176頭で、増加しているわけではない。

県としては「クマによる間接的被害は生じていないと考えている」とのことでした。

 

埼玉県レッドデータブック動物編2018(現時点での最新版)によると、

 

埼玉県レッドデータブック動物編2018 ツキノワグマ

埼玉県内におけるツキノワグマはNT2(準絶滅危惧2型)に分類されています。

 

駆除し過ぎると、県内のツキノワグマは絶滅してしまう可能性があり、これはまた生態系を崩してしまう要因になるので、避けなくてはなりません。

 

ということで、埼玉県においては、クマについては不定期的に調査はしているものの、生息頭数を減らすための計画的な捕獲は一切行っておりません。

 

 

※参考 埼玉県のオオカミ

前述の埼玉県レッドデータブック動物編2018、なかなか読み物として面白いです。

埼玉県レッドデータブック動物編2018 オオカミ

オオカミは、埼玉県(2018年)においても、環境省(2014年)(=国全体)においても、絶滅と分類されています。

 

埼玉県内北部では、多くの神社において、オオカミらしき狛犬が設置されており、オオカミが生息していたことが推測されます。

両神神社本宮の狛犬

両神山の登山道の途中にある、両神神社本宮(小鹿野町)にて。

 

三峯神社の狛犬

三峯神社(秩父市)。

 

どう見てもオオカミですね。


デンタルミーティング

埼玉県歯科医師会・埼玉県歯科医師政治連盟と、埼玉県内の自民党国会議員・県議会議員との意見交換会です。

20250227 デンタルミーティング in 埼玉

歯科医師会の加入率が低い状況への悩み、マウスガード普及啓発・促進への思いなどをお聞きしつつ、戸田市議選の結果、国内政治、国際情勢など多岐に渡り意見交換させていただきました。

 

 

スポーツ用マウスガード(=マウスピース)は、格闘技、ラグビー・サッカー・野球などの競技者にとっては、ケガ予防に効果があります。

オーダーメイドですが、思ったよりも安く、ざっくり6、7千円くらいで作れます。
(この程度の金額なので、歯科医師としてはそれほど儲かるものではないそうです)

但し、保険は効かないので、全額自己負担です。

漫画『グラップラー刃牙』を読んだ方にとっては、パフォーマンス向上のためのものというイメージが強いかもしれませんが、主目的はケガ予防であり、小中学生にとっても導入効果は大いにあります。

 

20250227 デンタルミーティング in 埼玉

左から、


三谷先生(蕨市中央2丁目の三谷歯科医院)
海野先生(蕨市北町2丁目の海野歯科医院)
田中良生 衆議院議員
山岡先生(蕨市中央7丁目の山岡歯科医院)
細田善則 県議会議員


埼玉県議会 2月定例会が開会

本日、令和7年(2025年)2月19日、埼玉県議会 2月定例会が開会しました。

3月27日までの長期間に渡り、来年度予算案などを審議してまいります。

 

本日は、

・道路陥没事故に係る下水道復旧、住民・事業者への対応及び老朽化対策の決議

として、県議会としての事故対応へ向けての考えを示した上で、下水道に限らず都市インフラの老朽化対策に全力で取り組んでいく意志を示しました。

 

・道路陥没事故に係る対応への支援を求める意見書

国からは既に様々な支援を受けておりますが、引き続き支援を国に対して求める意見書を提出する議案を可決しました。

 

 

20250219 埼玉県議会 令和7年2月定例会が開会


八潮下水管崩落事故による、下水道汚水の河川への緊急放流の現場

令和7年(2025年)1月28日 10時ころ発生した、八潮市内における、下水道管路崩落事故により、依然として1名のトラックドライバの方が行方不明のままです。

現場では、懸命の救出作業が続いております。

一刻も早く救出されることをお祈り申し上げます。

 

 

下水道汚水の、河川への緊急放流の状況

先のエントリにて述べた通り、1月29日 23時より、人命救助のため、道路陥没現場の下水流量を減らすために、現場の上流部にて、下水道汚水の河川への緊急放流を実施しております。

放流は今でも続いております。

下水道緊急放流_ページ_05

1月31日17時 第6回埼玉県危機対策会議の資料 (c)埼玉県

 

 

本日 2月1日、現地を視察してまいりました。

 

 

希釈水放流地点

上記地図の通り、下水道放流地点の直接の上流部ではありません。

下水道放流地点は、新方川(にいがたがわ)の支流である、名もなき小さな水路です。

希釈水放流地点は、新方川の本流の上流部となります。

 

20250201 希釈水放流点

大型のロジスティクスセンタが立ち並ぶ産業団地の中に流れる小さな新方川。

 

この希釈水放流のオペレーションは、国交省 関東地方整備局が行っております。

現場では、関東地方整備局の委託を受けた企業のエンジニアが24時間体制で有人監視を行っている他、仮設の監視カメラが設置されていました。

 

また、このオペレーションは、今後、県または市に移管される見込み、とのことです。

 

20250201 希釈水放流点

写真ではわかりにくいのですが、水中からぶくぶくと水が湧き出しています。

産業団地の中にある場所ですが、この水は工業用水ではなく、上水とのことです。

 

橋の上に配置されたポリタンクは何らかの薬液だそうで、ぽたぽたと垂れていました。

 

 

春日部中継ポンプ場の下水道汚水放流地点

公益財団法人 埼玉県下水道公社の中川水循環センターの上流部に位置する施設です。

 

埼玉県内には、複数の水循環センターがあり、ここに、管轄する市町村からの公共下水道が集められ、きれいにした上で、河川に放出しています。

ポンプ場は、名前の通り、あくまでもポンプが設置されているのみで、下水道をきれいに処理を行う機能はありません。

水は勾配に従って上から下に流れていきます。地形の都合で、下水を高い位置に上げる必要がある場合、中継ポンプ場が設置されます。

 

20250201 春日部中継ポンプ場 汚水放流現場

写真の左側は道路。右側が、春日部中継ポンプ場。

 

この水路は、名もなき小さなものです。

下流において、新方川へと合流し、さらに中川へと注ぎ込まれていきます。

 

20250201 春日部中継ポンプ場 汚水放流現場

白いホースから下水道汚水が水路に放出されています。

ホースの先の水中には、塩素タブレットが沈められており、応急的な措置としての消毒が行われています。

 

 

やはりちょっと臭いますね。

しかし、鼻をつまむほど臭い、というわけではありません。

夏の淀んだヘドロだらけの笹目川の方が、よっぽど臭いですね。

下水道汚水と意う言葉からイメージする、排泄物やゴミがプカプカ浮かんでいる、ということはまったくありません。

下水道汚水タンクにホースを差し込んで、ポンプで汲み上げ、河川に放出しているわけですが、汚水タンクの水中の中ほどにホースの先端が位置するように設定しているそうです。

下水道汚水の中の不純物は、水面に浮かんだり、沈殿したりしているため、これらが汲み上げられることは、ほぼ無いとのことです。

 

 

ポンプ場の中では、責任者の方に案内をしていただきましたが、写真の公開は控えます。

 

施設内では、様々な機関の車両が停まっており、車両の運転席で仮眠しているスタッフの姿も見られました。

関係者様のご尽力に感謝申し上げます。

 

 

下水道汚水放出水路と、新方川の合流地点

20250201 汚水を放流した水路と、新方川の合流地点

写真の左奥から右手前へと流れているのが、新方川の本流。
上で述べた希釈水は、この本流を流れてきています。

写真中央部の白いコンクリで固められた流入口が、下水道汚水を放出した水路からの流れです。

この写真の地点で、下水道汚水放出水路と、新方川が合流します。

 

 

もうここでは、臭くはありませんね。

流れは淀んでおり、汚いのですが、元から汚い水だったのではないかと思います。

 

 

新方川右岸(写真の左側)において、工事が行われていますが、これは、中川・綾瀬川緊急流域治水プロジェクトにおける何らかの工事かと思います。

この地域は水害が多く、2年前の6月にも大規模な床下・床上浸水が発災しました。

 

 

水質検査地点

20250201 新方川の水質測定地点

東武伊勢崎線 せんげん台駅近くの水質検査地点。

ここで行った水質検査は、あくまでも簡易測定キットによるものです。

橋の架替工事が行われています。

 

 

冒頭の資料によると、この地点におけるBOD(生物化学的酸素要求量)は、下水道汚水放流前で10,放流後は、ピーク時で50まで上がり、「わずかに下水臭、魚2匹浮いている」というタイミングもあったようです。

(数値は、低いほど良く、高いほど悪いことを示します。)

 

尚、参考までに、令和5年度 蕨市環境状況報告書によると、

緑川 1.1
見沼代用水 2.0

です。

 

 

尚、「日本で最も汚い川」と呼ばれたのは、奈良県の大和川ですが、1970年の最悪の頃で、BOD31.6でした。今日では、2.5に改善されています。

 

 

ということで、maxでBOD50というのは、結構酷い数字です。

 

 

今後の見通し

本日夕刻、埼玉県医師会の新年会での大野知事の発言によると、下水道陥没現場の復旧工事は、「1週間程度でできそうな見通しが見えてきた」とのことです。まだ明確に見通しが立っているわけでもなく、そもそも、依然として行方不明者の救出活動は続いており、復旧フェーズには至っていませんが、何ヶ月もかかるようなイメージでは無さそうです。

一刻も早く救出できるよう祈ります。
関係諸機関の引き続きのご尽力をお願い申し上げます。


下水の河川放流に関わる蕨市への影響、自民党県議団からの緊急要望

埼玉県より、下記記者発表がありました。

下水の利用に関しても、水道水に関しても、蕨市への影響はありません。

 

 

【下水道局】
(埼玉県八潮市で発生した下水道管破損により、下水道の汚水を河川に放流します(第1報(速報))

令和7年1月28日に埼玉県八潮市で発生した下水道管破損に関し、人命救助を優先して道路陥没現場への汚水の流量を極力減らすため、埼玉県において、下水道の汚水を、春日部中継ポンプ場より近傍の水路・新方川を経由し中川に放流を行います。本件については、国土交通省の協力を得ています。

(県政ニュース)
https://www.pref.saitama.lg.jp/c1502/news/page/news2025012903.html

 

 

【企業局】
(下水の河川放流による県営浄水場への影響について)

八潮市内の県道松戸草加線中央一丁目交差点内で発生した下水道管破損により、下水を新方川に放流することとなりましたので、放流による県営浄水場への影響についてお知らせします。

(県政ニュース)
https://www.pref.saitama.lg.jp/c1305/news/page/news2025012901.html

 

 

自民党県議団からの県知事への緊急要望

昨日、令和7年(2025年)1月29日付けで、以下の要望を大野知事宛てに提出しております。

  1. 人命救助を最優先で対応を進めること。その後原因を速やかに特定するとともに、県内に同様に危険な箇所がないか、悉皆的に緊急点検を行うこと
  2. 事故現場周辺の速やかな安全確保、復旧作業及び二次被害の発生防止に努めること
  3. 県内12市町に発出されている下水道の使用制限の周知を徹底するとともに、その解除に向けた取組を急ぐこと
  4. 今回の事故により生活、事業活動に支障を生じている周辺の住民、医療福祉施設、学校、各種団体、飲食店や事業所等への経済的支援についても、迅速かつきめ細かな対応を図ること
  5. 五年に一度の検査の頻度の見直しを検討すること。またA・Bランクと判定された箇所が速やかに修繕できるよう予算を十分確保すること
  6. 下水道等、公共施設・インフラの老朽化は命に係わる課題であり、予算配分の強化など、国の予算を活用し施策を推進すること