県警に対して金属類の盗難被害防止に向けた緊急要望を行いました

自民党埼玉県議団は、警察本部長(埼玉県警のトップ)に対して、金属部品の盗難が増えている状況を鑑み、対策の強化を求めました。

  • 金属類盗難被害防止対策の推進
    (関係事業者との情報共有等)
  • 金属類窃盗犯の検挙対策の強化
  • 金属類買取業者に対する盗難金属類の不正流通防止対策の強化
    (取引時の身分確認の徹底等)

 

 

資源高・原材料高が続いており、県内のみならず、全国的に、金属部品の盗難が相次いでおり、しかも、件数は増加傾向にあります。
おおむね、盗んだ金属類は、素材として転売することが目的のようです。

 

本年6月には、さいたま市岩槻区の中学校にて、銅製ケーブルが切断して盗まれた結果、給食室の電気が使えず、給食が作れなくなってしまうという被害も生じました。

腹立たしく感じます。

 

 

埼玉県警におかれましては、金属類の盗難対策の強化をあらためてお願い申し上げます。


自民党埼玉県連青年局にて、能登半島地震被災地の能登町にて災害ボランティア活動

こちらの記事の続きです。

 

七尾市 和倉温泉に泊まった私達は、翌日、早朝より、能登半島を更に先へと歩を進め、能登町に移動しました。

当初は、埼玉県の対口支援先である七尾市内にて災害ボランティア活動を行う予定だったのですが、七尾市では既にボランティア活動の受け入れは終了していたためです。

 

和倉温泉 → 能登町災害ボランティアセンター(能登町社会福祉協議会)

の移動は、クルマで2時間。

 

能登半島の中央部を縦貫する背骨である、のと里山海道は、ICからしか出入りできない高規格の道路です。かつては有料道路でしたが、2013年には無料開放されています。

この道路も被災しており、あちこちが陥没、土砂崩れによる路面崩壊、隆起・沈降を起こしており、今はまだ仮復旧の段階です。あくまでも本復旧ではなく、仮復旧なので、あちこちが凸凹しており、まともなスピードは出せません。しかも、一部区間は一車線のみしか開通しておらず、下り路線のみの片側通行になっていました。

 

このような、能登半島の末端部への交通アクセスの悪さは、復興への大いなる妨げになっています。

能登町災害ボランティアセンターへ。

能登町社会福祉協議会の中に設けられています。

 

建物は、合併前の旧 内浦町の町役場だったようです。

 

20240712 能登町 災害ボランティア活動

ボラセン。

 

自分のスマホでQRコードを読み取って、web画面上で受付を行う

MT車の運転が出来るかどうかで振り分け(MTの軽トラを運転できるかどうか)

タスクを割り振られる
(私達の場合は、2つのグループに分かれてグループとして割り当てられました)

ブリーフィングを受けて、現場に向かう

 

という具合に、ワークフローはかっちりと確立されています。

 

このボラセンは、能登町社協が運営しているのですが、能登町社協の職員だけではなく、他の地域の社協から応援に来ていました。

20240712 能登町 災害ボランティア活動

ブリーフィングをしてくださった方は、名古屋市社協の方でした。

同じ人がずっと張り付いているわけではなく、定期的にローテーションしているそうです。

 

20240712 能登町 災害ボランティア活動

スコップ・手押し車などの道具類、ブルーシート・土のう袋・ヒモなどの消耗品類、軍手、ヘルメット、防塵マスク、防塵アイウェアなどの装備類、飲み物などは、一通り揃っており、自由に使うことができました。

ヘルメットは町会支給のモノを持って行き、防塵マスクはわざわざホームセンタで買って行ったのですが、これらもボラセンで借りることが出来ました。

 

電気、水道は既に通っておりますし、ゴミ収集機能も復旧しているので、ゴミは捨てていくことが出来ます。

 

しかしながら、お昼ご飯だけは支給されないので、自ら準備して持ち込む必要がありました。

 

20240712 能登町 災害ボランティア活動

ブリーフィングの様子。

 

20240712 能登町 災害ボランティア活動

割り振られたタスクの指示書。

作業場所の地図情報はQRコードが記載してあり、現場の写真もあるために分かりやすいです。

 

 

土の撤去の作業

20240712 能登町 災害ボランティア活動

軽トラにて現場に到着して、道具類を運び出す。

 

20240712 能登町 災害ボランティア活動

最初は防塵マスクと防塵アイウェアを装着していたのですが、後述のように、粉塵が発生する現場ではないために、暑くてたまらず、すぐに外してしまいました。

 

20240712 能登町 災害ボランティア活動

スコップで土をかき出し、手押し車に載せているところ。

 

私達が割り当てられたタスクの現場は、山間の谷筋の民家でした。

民家のすぐ裏手にはちょっとした崖が迫っており、地震の時に土砂が崩れてきました。幸いなことに家を押し潰すほどではありませんでしたが、けっこうな土砂が家の壁面まで押し寄せたままになっていました。

家の裏の細い空間であるため、重機が入れるような場所ではありません。すぐ際まで軽トラが横付けできればいいのですが、そういう構造の場所ではなく、一旦手押し車に載せて、軽トラまで運ぶことになります。

 

20240712 能登町 災害ボランティア活動

当初は手押し車に直接、土を乗せていたのですが、よく考えてみたら土のう袋に詰めてから運んだ方がいいのでは?と気が付きました。

 

20240712 能登町 災害ボランティア活動

土入りの土のう袋は、軽トラで運んで、山の中の産業廃棄物処分場(埋立地)に捨てに行きます。

 

20240712 能登町 災害ボランティア活動

よっこいしょ。

 

 

「石を撤去してはダメ」という作業指示

ところで、私たちが割り当てられた指示は、あくまでも「土の撤去」なんですよ。この中には、は含みません。

 

日常的な家庭ゴミと同じように、災害ゴミも、分別が必要なのです。

上記の産廃処分場が受け入れるのは、あくまでも土だけであり、石は受け入れていません。

 

しかしながら、現場である民家の裏手に崖から崩れ落ちてきたのは、いわゆる土砂です。

土もあれば、石もあります。

幸いなことに、人手で運べないほどの大きな石はありませんでしたが、最大で直径40cmほどの、大人二人でようやく運べる程度の大きさのものもありました。

このような石は、私達が与えられた作業指示の中では、撤去することは出来ません。建前上の対応としては、「石はそのまま放置する」ということになります。

 

ここに、大いなるジレンマがありました。

 

そこで、実際のところはどのような対応を取ったのかと言うと、

昼休みにボラセンに戻った際に、ボラセンの社協職員に相談し、「家主さんに、移動してほしい場所を聞いて、そのように作業して上げる」ということになりました。

田舎ゆえに家の敷地が広く、敷地内の空いている場所に石を移動させる、という対応を取りました。

 

 

軽トラの積載量は、意外と小さい

軽トラは、文字通り軽自動車なので、排気量は660ccしかなく、馬力も45~60馬力程度しかありません。最大積載量は、おおむね350kgです。

意外と小さいのですね。

 

土のうの重さをいちいち現場で測定するわけではないのですが、つい積み過ぎてしまい、軽トラのタイヤをパンクさせてしまいました。

仕事しに行ったのに、新たな仕事を作ってしまう、という笑い事ではない事態になりました。

 

 

所感

重機類を用いることが出来ず、人手でないと出来ないボランティア作業は、まだまだたくさんあります。

ボランティア活動の人員を集めるに当たり、ボトルネックとなっているのが、

・現地までのアクセスの悪さ(能登半島の根本から末端までの移動時間が長い上に、公共交通機関は平時から貧弱なので、クルマ以外でのアプローチは困難)
・現地における宿泊施設の供給量の少なさ

だと認識しました。

コンビニ、ドラッグストアなどの流通業は、全てではないものの復活しており、飲食物の調達については、問題ありません。


自民党県議団 拉致問題PTにて脱北者ヒアリング

自民党県議団の中で、拉致問題の解決に向けて取り組むプロジェクトチームが活動しております。

 

 

蕨市にも2名の特定失踪者(北朝鮮による拉致の可能性を排除できない失踪者)がおります。

北朝鮮による日本人拉致問題については、市議会議員時代から解決に向けて取り組んでまいりました。

具体的には、
蕨市一般会計には、朝鮮学校に通う園児児童生徒の保護者に対する、ナゾの補助金制度があります。朝鮮学校は、朝鮮総連の傘下にあります。朝鮮総連は、我が国における北朝鮮の出先機関です。
この補助金制度は、経緯も根拠も不明で、公益性も正当性も無く、「国際社会の協力を得ながら北朝鮮に対して圧力をかけよう」という国の方針に反しており、国益を害するものです。
これを廃止することを求めて市議会で活動してまいりました。残念ながら未だに実現しておりません。

 

 

自民党県議団での活動を通じて、北朝鮮に圧力をかけ、すべての拉致被害者の身柄を取り返すべく努力してまいります。

 

 

先日、令和6年(2024年)7月9日には、拉致問題プロジェクトチームにて、救う会埼玉(北朝鮮に拉致された日本人を救出する埼玉の会)、NGOモデゥモイジャの方々の協力を得て、Zoomにて脱北者の方々から、北朝鮮の人権状況についてのヒアリングを行いました。

 

 

公開処刑が頻繁に行われており、学校の生徒が動員させられて見学したりすることがあるようです。
ある方は、処刑シーンがトラウマになってしまっている、とのことでした。

 

日本人拉致問題については、北朝鮮国内では一切秘密にされており、そもそも、脱北するまでは知らなかったそうです。

 

北朝鮮国内での政府への不満が、反乱やクーデターといった動きになることはありえない、との意見でした。

 

北朝鮮研究家によると、ウクライナ戦争以降、ロシアへの武器輸出とのバーターで北朝鮮は食料を手に入れており、食糧危機・飢餓状態が改善されている、という見方があります。

この点について尋ねると、輸入された食料は一般庶民にまでは行き渡っておらず、国全体の食糧事情が改善するまでには至っていない、との見解でした。
(但し、ヒアリング対象者の脱北時期は、いずれもウクライナ戦争以前なので、情報がアップデートされていない可能性もあります)

 

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自民党県議団と、救う会埼玉、NGOモドゥモイジャの皆様。

 

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Zoomを通じてヒアリングした4名の脱北者の方々は、今は皆、韓国内に住んでいます。

北送事業を通じて北朝鮮に移住して脱北した元 在日の人、大学生など、素性は様々でした。


埼玉県による七尾市への対口支援が終了

本年元日に発災した能登半島地震における被災地の一自治体である、石川県七尾市に対して、埼玉県は対口支援を行ってきました。

本日、令和6年(2024年)6月19日付で、埼玉県より、七尾市からの申し出により、6月21日をもって対口支援を終了するとの発表がありました。

 

令和6年能登半島地震により被災した方々を支援するため、埼玉県では県内市町村と連携し、1月8日から石川県七尾市に応援職員を派遣しています。

このたび七尾市から今後は同市職員で対応するとの連絡があったことから、6月21日をもって住家被害認定調査などの対口支援を終了いたします。

それに伴い、対口支援の調整のために設置しておりました災害即応室を同日付けで閉鎖いたします。
なお、令和6年4月1日から行っている、災害復旧工事などに係る中長期的な職員派遣については、引き続き、実施してまいります。

 

これまでの七尾市への対口支援について
(1) 派遣期間 令和6年1月8日~6月21日
(2) 従事業務 避難所運営支援、罹災証明書発行支援、住家被害認定調査
(3) 派遣人数 埼玉県:81名、市町村:192名、計273名

 

埼玉県を代表して被災地での支援活動にあたった県職員、県内市町村職員の皆様には感謝申し上げます。

ありがとうございました。
お疲れ様でした。

 

 

引き続き、七尾市の復興の様子を見守りつつ、支援して参りたいと存じます。

 

 

5月29日に訪れた七尾市の様子についての記事は、こちら。


岩槻に高齢者講習センターがオープンします

来週より、さいたま市岩槻区にて、岩槻高齢者講習センターがオープンします。

 

20240521 岩槻高齢者講習センター

本日、令和6年(2024年)5月21日、県議会向け内覧会がございまして、見学してきました。

 

 

運転免許更新の手続きにあたり、70歳以上の高齢者の場合は、

 

  • 70歳-74歳の場合
    高齢者講習を受講する

 

  • 75歳以上 かつ 一定の違反歴がない場合
    認知機能検査を受検して合格する
    高齢者講習を受講する

 

  • 75歳以上 かつ 一定の違反歴がある場合
    運転技能検査を受検して合格する
    認知機能検査を受検して合格する
    高齢者講習を受講する

 

という手続きが必要になります。

 

従来は、最寄りの教習所で受けるべきものだったのですが、開設されているコマ数が少なく、なかなか予約が取れない、といった問題がありました。

高齢化の更なる進展に伴い、高齢者で運転免許更新手続きを行う人はこれからますます増えていきます。

 

そこで、埼玉県警では、独自の施設として、高齢者講習専用施設を開設することになりました。

運転免許センターの中に高齢者講習施設を解説している都道府県は既にあるようですが、専用施設として設けるのは埼玉県が全国初です。

 

20240521 岩槻高齢者講習センター

高齢者講習室。

少人数制ですね。

 

20240521 岩槻高齢者講習センター

認知機能検査の仕組み。

ヘッドフォンを繋いで、音声で質問を聞き、タブレットへのペンによる書き込みで質問に回答する仕組みです。

 

20240521 岩槻高齢者講習センター

イラストを見た後にこれを隠し、「何のイラストが有りましたか?」と尋ねる質問のためのパネル。

 

20240521 岩槻高齢者講習センター

運転適性検査。

動体視力、暗いところから明るいところに出た時に視力が回復するまでの時間、視野の広さなどを測定することができます。

 

20240521 岩槻高齢者講習センター

安全運転相談コーナー。

ハンドル操作、アクセル・ブレーキ・クラッチペダルの微細な操作が指示通りにできるかどうかをチェックすることができます。

 

20240521 岩槻高齢者講習センター

料金の支払いは、完全キャッシュレスです。
(鴻巣の運転免許センターと同じ)
クレジットカードも、QRコード決済やFelica決済の手段も持っていない人は、最寄りのセブンイレブンにnanacoカードを買いに行くことになります。

 

埼玉県は、キャッシュレス、ペーパーレスを強力に推進しています。

 

「誰一人取り残さないDX」などと口当たりのいい言葉を掲げておためごかしの例外規定は設けるような下らないことは致しません。

この姿勢は素晴らしいですね。

 

20240521 岩槻高齢者講習センター

屋外の講習コース。

 

20240521 岩槻高齢者講習センター

講習用の車両は、様々な改造が施されています。

エンジン車よりもEVの方が多いようでした。

上記写真に映っているのは、日産の車両です。(旧式のリーフ?)

 

20240521 岩槻高齢者講習センター

助手席にもブレーキペダルが増設されています。

 

20240521 岩槻高齢者講習センター

下肢障がい者が運転できるように、アクセル・ブレーキが手で操作できるようなスイッチが設けられています。

 

 

高齢者の運転免許返納を促進しよう!

依然として、高齢者が加害者となる不幸な交通事故は、後を絶ちません。

アクセルとブレーキの踏み間違いにより、建物や歩行者の列に突っ込んでしまう、といった交通事故は、なかなか無くなりません。

道路の逆走の報道も決して減ることはありません。

 

 

お年寄りが加害者となる不幸な交通事故を一件でも防ぐために、お年寄りの方は、運転免許の返納を前向きにご検討ください。

蕨市におきましては、一般質問等において、運転免許返納に対するインセンティブ施策の導入を強く訴え続けた結果、65歳以上の運転免許返納者が申請すると、バス回数券(7,700円分)またはタクシー券(初乗り14回分)を交付する仕組みができました。

 

団塊の世代以上の方々は、

  • クルマの運転は大人になった証
  • クルマの運転が上手い人は、エラい
  • いつかはクラウン
    (所有するクルマの車種・グレードは、その人の社会的地位や資産・収入の多寡を示す)

といった価値観をお持ちの方が多くいます。

その裏返しとして、

  • 運転免許返納は、人生の敗北を意味する

といった発想になりがちです。

 

 

このような価値観を転換していくべきと思います。

家族のため、社会のため、運転免許返納は、カッコいい!

みんながこう思うようになれば良いと思います。


郷町会の防災訓練

昨日、令和6年(2024年)5月19日、郷南公園におきまして、郷町会の防災訓練がございました。

コロナ禍においては開催できなかったので、たしか5年ぶりでしょうか。

 

久しぶりであり、さらに天気も悪くなかったにも関わらず、参加者数は以前より少なかったように感じました。

 

20240519 郷町会防災訓練

開会式にてご挨拶させていただきました。

 

20240519 郷町会防災訓練

練習用消火器を用いての消火訓練。

 

20240519 郷町会防災訓練

AED使い方訓練。

 

心肺停止から脳死に至るまでの時間は、4分間。

119番通報から救急車の現場到着までの時間は、8分間(全国平均)。

 

消防車が駆けつけるまでの間の、その場にいる人達による救急救命活動が、心肺停止をした人の脳死の有無を左右します。

決して他人事だと思うことなく、すべての人がAEDを迷いなく操作できるようにしたいものです。

 

蕨市消防本部、消防団第4分団の皆様、ありがとうございました。
町会関係者の皆様、お疲れ様でした。


蕨市の最新の介護保険料は?

本日、令和6年(2024年)5月14日、厚生労働省より、最新の介護保険料が発表されました。

厚生労働省は14日、2024〜26年度の65歳以上の介護保険料が全国平均で月6225円になると発表した。21〜23年度から3.5%上がり、過去最高となる。市区町村別では大阪市が月9249円と最も高い。高齢化で介護費用は膨らみ、負担額の地域差も広がっている

介護保険は国内に住む40歳以上に加入義務がある。65歳以上の保険料は3年ごとに各市区町村や広域連合が基準となる月額を見直す

ということです。

・高齢化は、ますます進む。
・少子化によって、保険料を負担する現役世代はますます減少する。
・人手不足は、ますます拍車がかかる。

という中長期的傾向は変わりませんので、下がる要素は無いですね。

 

 

尚、介護保険は、40歳以上の人が加入する国民皆保険制度です。

加入する健康保険の種類(国保、社保など)に関わらず、住民票がある市町村に納めることになります。

 

 

では、蕨市は介護保険料、いくらだったのかな?

厚労省のこちらのwebページの中の、
(第9期)各保険者保険料基準額一覧」(excelファイル)に掲載されています。

5,762円ですね。

前期が5,697円だったので、+1.1%です。
(3年毎に見直す仕組み)